WikiEducator
Moodleを使った編集(動画) | |
URL |
wikieducator |
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言語 | 英語 |
タイプ | 誰でも使えて改造でき、共有できる無償のオープン教材 |
運営者 | コミュニティが所有しOER財団が運営[1] |
設立者 |
ウェイン・マッキントッシュ 英: Wayne Mackintosh |
営利性 | 非営利 |
登録 | 必要 |
開始 | 2006年2月12日[2] |
現在の状態 | 現行 |
ライセンス | CC-BY-SA |
WikiEducator(ウィキエデュケーター)は教材開発の国際的なオンライン・プロジェクトである。事業は2006年に立ち上げ[3][4]、提供する教材は教育者が制限なく無料で再利用、改造、共有することができる。非営利団体のオープン・エデュケーション・リソース財団(OER=英: Open Education Resource Foundation)の支援を受けてきた[5]。利用者に向けて多種類の教材を用意し、授業プランや全科で使える教材そのものに限らず、教育支援用の素材や、学校単位のポータル、また資金調達の相談窓口が設けてある。
無料の教育カリキュラムの普及の場となるグローバルなコミュニティの構築に道を開き、2015年には無料教材の設計と開発から提供に集中できるプラットフォームを公開した[6][7]。プロジェクトの主な担い手はMediaWikiはじめフリーソフトウェア技術を活用する能力育成団体や教育機関などで、活動の趣旨は無料コンテンツの開発、コミュニティのネットワーク確立と協働を促し、新たな技術の育成としている[8]。
沿革
[編集]ウェイン・マッキントッシュ(英: Wayne Mackintosh)[誰?]は2006年2月13日にデスクトップPCでWikiEducatorのプロトタイプを製作し最初の編集を行った[9]。ドメイン名はその前日の2月12日にニュージーランドで登録している。コモンウェルス・オブ・ラーニング(頭字語:COL)から経済的な支援を受けると同年4月、プロトタイプをホストサーバーに移行した。COLはプロジェクトのリーダーシップを執ると資金調達を進め、デスクトップ版WikiEducatorについてヒューレット財団から10万ドルの助成金を取り付けた[10]。
3年を経た2009年7月1日にWikiEducatorは自立し、ダニーデン(ニュージーランド)にある高等教育機関オタゴ・ポリテクニックのオープン教育国際センターに新たな本部を置いた[5]。その後もCOLの資金援助は続いている。それと並行して、WikiEducatorコミュニティ評議会は同コミュニティの技術と運営のインフラストラクチャ保全に関する方針を承認し、実務をオープン・エデュケーション・リソース財団に委託した[1]。
参加者講習
[編集]WikEducatorの講習プログラムは「ラーニング・フォー・コンテント」(Learning4Content、略号L4C)と称する[11]。この取り組みの下、WikiEducatorのプロジェクトは対面式やオンラインでウィキ技能やOER開発講習を無料で実施してきた。参加者はウィキ上で教材開発にあたると誓約し、見返りにWikiEducatorのコミュニティの一員となり自発的に編集スキルを取得したり、OER開発のピアベースモデルを体験し、参加者は相互に知恵や労力をやり取りする。また新規参加者にはL4Cの取り組みによりスキルを身につけたという〈ウィキマスター〉認証制度を設けた[12]。
表彰
[編集]この団体は模範的なオープン教材(OER)の実践を評価され、2008年にマーロット・アフリカ・ネットワーク(MERLOT Africa Network)から賞を贈られた[13]。
脚注
[編集]- ^ a b "Open Education Resource Foundation project". WikiEducator. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “Wayne Mackintosh – WikiEducator: Memoirs, Myths, Misrepresentations and the Magic”. Connexions (2009年3月7日). 2010年8月25日閲覧。
- ^ "Wikipedia Invites Users to Take Part in Open, Collaborative Video Experiment [発表資料]" (Press release). ウィキメディア財団. 2019年3月9日閲覧。
- ^ "Information and communication | Open education resources award shared by Meraka Institute researcher". CSIR (英語). アクラ: the Council for Scientific and Industrial Research (CSIR). 2016年3月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
Kim Tucker, a researcher from the Meraka Institute at the CSIR, was called upon to join fellow participants in the learning4content project to receive the inaugural MERLOT Africa Network (MAN) and eLearning Africa 'Free Software for OER (open education resources) Content Authoring' award at the conclusion of the third eLearning Africa conference on ICT for Development, Education and Training. This three-day event, held at the Accra International Conference Centre in Ghana, was attended by some 1 500 eLearning users, newcomers, providers and experts from more than 80 countries and ended on 30 May 2008
- ^ a b "News" (Press release). Commonwealth of Learning portal. 2019年3月9日閲覧。
- ^ "About Wikieducator Strategy". Wikieducator. 29 October 2008. 2019年3月9日閲覧。
- ^ “Taking knowledge around the globe”. north shore news. (2008年11月2日) 2019年3月9日閲覧。
- ^ COL, ed. (11 March 2008). "About WikiEducator". wikieducator.org (Press release). 2019年3月9日閲覧。
- ^ "Early History of WikiEducator". Wikieducator. 2019年3月9日閲覧。
- ^ "From Greener Cities to Tools for Teachers: Hewlett Foundation Awards $152.1 Million in New Grants" (Press release). Hewlett Foundation. 18 December 2007. 2010年8月25日閲覧。
- ^ "L4C details". WikiEducator. 2019年3月9日閲覧。
- ^ "Certification details". WikiEducator. 2019年3月9日閲覧。
- ^ "WikiEducator is the Recipient of the 2008 MANeLA Award of Free Software for Content Authoring" (Press release) (英語). MERLOT Africa Network. 30 May 2008. 2012年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
Accra, Ghana, West Africa | Dr. Laura Franklin, Chair (NVCC –USA), lnternational MANeLA Award Selection Committee.
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- ウィキメディア・コモンズには、WikiEducatorに関するカテゴリがあります。