コミックガンマ
コミックガンマ | |
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愛称・略称 | ガンマ |
ジャンル | メディアミックス漫画雑誌 |
読者対象 | 中高生、男性 |
刊行頻度 | 季刊→隔月刊→月刊→休刊→web |
発売国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
出版社 | 竹書房 |
刊行期間 |
1992年1月(1992年冬号) - 1996年5月(1996年6月号) 2013年 -(WEBコミックガンマ) |
レーベル | バンブー・コミックス ほか |
ウェブサイト |
WEBコミックガンマ WEBコミックガンマぷらす |
『コミックガンマ』は、竹書房が1990年代に刊行した漫画雑誌。
創刊は1992年1月。当初は同社の発刊している4コマ漫画専門雑誌『まんがくらぶ』などの増刊号として季刊発行された。翌1993年9月(10・11月号 No.8)より隔月刊化した。1994年9月(10月号 No.14)より月刊化。1996年5月(6月号 No.34)をもって休刊となった。
2013年に同社のウェブコミックサイトとして「コミックガンマ」の名が復活している(後述)。
概要
[編集]当時としては画期的であった「主に1990年代のアニメファン」や「従来の少年誌に我慢できず、かといって青年誌へ移行するには早すぎる年代である中高生」を対象として作られた漫画雑誌で、アニメ作品の漫画化漫画作品の連載など、キングレコードのスターチャイルドレーベルでのCD発売やOVA発売や、ラジオ番組『熱血電波倶楽部』などの積極的なメディアミックス展開で、美少女路線、萌えアニメ系の漫画作品を数多く輩出した。
『月刊少年キャプテン』(徳間書店)と並び、現在における『月刊少年エース』(角川書店)や『月刊ドラゴンエイジ』(富士見書房)『月刊サンデージェネックス』(小学館)『月刊マガジンZ』(講談社)などに代表されるメディアミックス系漫画雑誌の元祖であり草分け的存在であった。
しかし、後発の大手出版社による同類雑誌の浸食により、雑誌そのものは1996年6月号で休刊(事実上の廃刊)となり、全34号で終わりを告げた。この最終号(1996年5月 6月号 No.34)では翌年夏頃にコンセプトを引き継いだ雑誌の新創刊を示唆する内容の告知があったものの、実現する事はなかった。
後継誌も移籍先と成り得る同一社内の雑誌も無く、休刊と同時に完結という体裁を取れた作品は『さよりなパラレル』など一部だけで、他誌に引き継がれた『ネオデビルマン』もあったが[1]、大半は休刊とともに未完となった。後述するWEBコミックガンマで再開された作品も存在しない。その『さよりなパラレル』では、ネーム作業中に休刊の一報を聞いて、予定内容を変更してどうにか完結に持ち込んだことを作者の竹本泉が単行本で語っており、休刊自体がかなり急だったことが明らかになっている。
ちなみに、『ガンマ』を担当していた編集部員らはその後角川書店などに引き抜かれ、上記の後発雑誌群を発刊する原動力になったといわれる[要出典]。
連載・掲載された作品
[編集]あ行
[編集]- 碧奇魂ブルーシード(高田裕三)
- 「兄貴」シリーズ(柴田亜美)
- アルゴレスト バスターズ(大森葵)
- 宇宙課々付エヴァ・レディ(御米椎)
- エリダヌス座θ(清水としみつ)
- ANGEL IN BLUE(新田賢司)
- X-MEN CHILDREN OF THE ATOM(児嶋都)
か行
[編集]さ行
[編集]た行
[編集]な行
[編集]- 「のら」はシリーズ作品。雑誌掲載時はサブタイトルがメインタイトルだった。
は行
[編集]- Percolation(画・SUEZEN、作・大塚康生)
- BADGE(萩原玲二)
- バトラー(おーたみのる)
- 必殺山本るりこ(唐沢なをき)
- 美少女装高艦隊CUTE(中原れい)
- ふぁんたじあ(永野あかね)
- BOOM TOWN(内田美奈子)
- BLACK MOON(まつもと泉)
- FOREIGNER(加納隆己)
ま行
[編集]- 魔境学園風雲記 ハーフ&ハーフ(巣田祐里子)
- 夢幻冒険(神矢みのる)
ら行
[編集]映像化作品
[編集]作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
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碧奇魂 ブルーシード | 1994年 | Production I.G、葦プロダクション | OVAあり |
作品 | 発売年 | アニメーション制作 | 備考 |
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ふぁんたじあ | 1993年 | アイジータツノコ (現:Production I.G) |
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影技 SHADOW SKILL | 1995年(第1期) | ZERO G-ROOM | 他社移籍後にテレビアニメあり |
1996年(第2期) |
WEBコミックガンマ
[編集]2013年12月12日にウェブコミック配信サイトがオープン。同年12月26日より漫画掲載が開始された。同社の『まんがライフWIN』のうち、ストーリー漫画をメインとする『まんがライフWIN+』のリニューアルとなる。雑誌版同様、SF・ファンタジーものを中心とした作品を掲載する[2]。
映像化作品
[編集]作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
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メイドインアビス(アニメ) | 2017年(第1期) | キネマシトラス | 劇場版あり |
2022年(第2期) |
WEBコミックガンマぷらす
[編集]2018年5月25日にウェブコミック配信サイトがオープン。それより前にプレ創刊として、休刊となった竹書房の雑誌『ナマイキッ!』の連載作品のweb掲載が同年3月26日より行われる[3]。正式オープン時は『小説家になろう』発の小説をもとにしたコミカライズを連載を開始した[4]。その後は、掲載作品が増えて当サイトでのオリジナル連載も始まった。コンセプトは『美少女いっぱい、夢いっぱい!ファンタジー山盛のWEBコミックマガジン』としている[5]。
映像化作品
[編集]作品 | 放送年 | アニメーション制作 | 備考 |
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ちょっとだけ愛が重いダークエルフが異世界から追いかけてきた | 2025年予定 |
作品 | 公開年 | 配給 | 備考 |
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じょりく! | 2020年 | モバコン |
- 本誌に移籍前に実写映画化された作品に『大きい女の子は好きですか?』もある。
脚注
[編集]- ^ 「COLUMN『ネオ・デビルマン』全作品紹介」『永井豪 世紀末悪魔事典』永井豪&ダイナミックプロ原作、草野真一:構成、講談社、1999年2月、ISBN 978-4-06-330071-0、p.53
- ^ 【コラム・ネタ・お知らせ】 「WEBコミックガンマ」&近代麻雀オリジナルがリニューアルし「月刊キスカ」始動! - アキバblog、2013年12月12日
- ^ “WEBコミックガンマぷらす5月に誕生、休刊のナマイキッ!連載作や新連載を掲載”. コミックナタリー. 2018年3月26日閲覧。
- ^ “WEBコミックガンマぷらす正式オープン、幾夜大黒堂らの新連載3本が開始”. コミックナタリー. 2018年5月25日閲覧。
- ^ “Webコミックマガジン「WEBコミックガンマぷらす」、5月25日正式オープン! 「にじよめ」コラボや、「女主任・岸見栄子」のLINEスタンプ配信もスタート!”. value press. 2018年5月25日閲覧。
外部リンク
[編集]- コミック雑誌『コミックガンマ』バックナンバー - 駿河屋商品リスト
- WEBコミックガンマ - 竹書房
- WEBコミックガンマ (@webcomicgamma) - X(旧Twitter)
- WEBコミックガンマぷらす
- WEBコミックガンマぷらす編集部 (@comic_namaiki) - X(旧Twitter)