SDSS J065133.338+284423.37
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(WD J0651+2844から転送)
SDSS J065133.338+284423.37 | ||
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分類 | 白色矮星[1] | |
軌道の種類 | 二重連星[2] | |
天文学上の意義 | ||
意義 | 重力波の存在を間接的に 測定できた白色矮星の連星[1]。 | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 06h 51m 33.338s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | +28° 44′ 23.37″[1] | |
距離 | 約3000 光年[1] (約920 pc) | |
軌道要素と性質 | ||
公転周期 (P) | 12分45秒 -0.00025秒/年[1] | |
物理的性質 | ||
質量 | 0.5 and 0.25 M☉ | |
色指数 (u) | 19.58 ± 0.04[2] | |
色指数 (g) | 19.105 ± 0.009[2] | |
色指数 (r) | 19.450 ± 0.016[2] | |
色指数 (i) | 19.725 ± 0.026[2] | |
色指数 (z) | 19.82 ± 0.12[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
J0651[1], SDSS J065133.33+284423.3[2], WD J0651+2844[2], |
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■Template (■ノート ■解説) ■Project |
SDSS J065133.338+284423.37とは、地球から約3000光年離れた位置にある白色矮星同士の連星である[1][2]。名称が長いので、J0651と略される[1]。
J0651は、白色矮星同士が互いの重心をわずか12分45秒で公転している連星である。このため、一般相対性理論で予測される重力波の放出によって、公転軌道が縮み、公転周期が短くなるはずである。J0651の場合、理論上は1年ごとに0.25ミリ秒ずつ短くなる[1]。
J0651は、地球から見ると、6分ごとに食を起こす。この食のタイミングは、極めて正確なタイミングで起こるため、精密な測定が可能である。テキサス大学オースティン校の研究チームは、マクドナルド天文台で2011年からJ0651の食を観測し、2011年4月4日と、ほぼ1年後の2012年4月19日の食のタイミングを比較すると、6.1秒も短いタイミングで起こっていることがわかった。また、公転周期の減少が、理論とほぼ同じ0.25ミリ秒だけ短くなる事もわかった。このまま行けば、2013年には2011年と比べて20秒も食のタイミングが縮まると見られている[1]。
J0651は、それぞれ太陽質量の0.5倍と0.25倍の質量を持つと見られる[1]。