tugeneko
tugeneko | |
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生誕 | 日本・福岡県[1] |
国籍 | 日本 |
職業 | 漫画家 |
ジャンル | 少年漫画、青年漫画、4コマ漫画 |
代表作 |
『彼とカレット。』 『上野さんは不器用』 |
tugeneko(つげねこ[2]、生年非公表、11月17日生まれ[1])は、日本の漫画家、イラストレーター。男性。主な作品に『彼とカレット。』(『週刊アスキー』等にて連載)、『上野さんは不器用』(白泉社にて連載)などがある。
略歴・作風
[編集]かわいらしいポップな画風と独特のセリフ回し・ノリに下ネタを組み合わせた作風が特徴的で、「明るくて乾いている下ネタ」と評されている[3]。作者近影にはイラストを使用しており、プリンの容器、あるいは、その容器を頭部に載せた白くて四角いイヌのような生物[4]が描かれている。ペンネームの"tuge"の由来はつげ義春であるが、"neko"は本人も不明であると語っている[1]。
福岡県の歯科医師の家庭の生まれの九州男児[5]である。インタビュー記事[1]にて、これまでに影響を受けてきた作品として『エスパークス』(文房具)、『封神演義』、『セイバーマリオネットJ』、『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』等を、影響を受けた人物として黒星紅白、原田たけひとらを挙げている。自身の作品作りのテーマは「かわいい女の子を描くこと」であると語っている。高校卒業後にデザイン系の短期大学へ通い、その後、上京しアニメ会社で作画の仕事に就くも、退職して福岡の実家に帰りpixiv(下記リンク参照)にて活動するかたわら歯科技工士の資格を取得する。この時期に、実況パワフルプロ野球ポータブル3を題材とした4コマ漫画をpixivに投稿したところ口コミで人気が広がり、これを機に編集者とコンタクトを取るようになった[1]。
2010年に『ケータイ週アス』にてフルカラー漫画の『彼とカレット。』を連載開始し、漫画家としてデビュー[1]を果たした。彼とカレット。は同サイトの終了にともない『週刊アスキー』連載へ移籍して継続し、これはパイロット版 (2010年年初掲載)の構想時点から2016年の最終回まで、足掛け8年にわたって手掛けた作品となった[6]。
2013年より『まほろばきっさ』の連載を『まんがくらぶオリジナル』にて開始、のちに同誌休刊にともない『まんがライフMOMO』に移籍し2017年まで連載。
2015年に短期集中連載として『上野さんは不器用』を『ヤングアニマル』誌上にて発表[7]。その後同誌にて本格的に連載を開始し、同誌の2018年11号ではテレビアニメ化を発表[8]。
ウエノやキタハラなど作品を越えて同じ苗字のキャラクターが登場するほか、別作品のキャラクターとよく似た風貌の人物がカメオ出演していることがあり、作品の舞台に何らかのつながりが示唆されている。
作品リスト
[編集]- 彼とカレット。 - 『ケータイ週アス』、『週刊アスキー』、『週刊アスキーPLUS』(いずれもKADOKAWA / アスキー・メディアワークス)、2010年 - 2016年、単行本全4巻
- すくみズ! - 『最前線 』(星海社)、2012年 - 2013年、単行本全1巻
- まほろばきっさ - 『まんがくらぶオリジナル』、『まんがライフMOMO』 (いずれも竹書房)、2013年 - 2017年、単行本全3巻
- 上野さんは不器用[9] - 『ヤングアニマル』 (白泉社)、2015年 - 2022年、単行本全10巻
脚注
[編集]- ^ a b c d e f Shin Sketake「月!SPI イラストギャラリー [非日常な彼女]100.tugeneko」『月刊!スピリッツ』第38巻第68号、小学館、2017年11月27日、2, 67。
- ^ 読みの出典: tugeneko つげねこ『まほろばきっさ 1』竹書房、2015年。ISBN 978-4-8019-5096-2。
- ^ 虚構新聞・社主UK (2016年10月23日). “あくまで実験だから私の尿を飲んで! 恋愛ベタな中学生が明るいエロスを発揮するラブコメ「上野さんは不器用」”. ITmedia. 2016年10月24日閲覧。
- ^ この犬は彼とカレット。の本編登場キャラクターの"びしゃもん"でもある
- ^ 週刊アスキー (2014年3月28日). “週アスCOMIC「彼とカレット。」単行本第2巻告知-第2弾-”. KADOKAWA. 2016年10月24日閲覧。
- ^ tugeneko『彼とカレット。 4』KADOKAWA / アスキー・メディアワークス、2016年。ISBN 978-4-04-892232-6。 (後書きより)
- ^ tugeneko『上野さんは不器用 1』白泉社、2016年。ISBN 978-4-592-14698-8。 (著者コメントより)
- ^ “上野さんは不器用 「ヤングアニマル」のラブコメマンガがテレビアニメ化”. 毎日新聞 (2018年5月25日). 2018年5月26日閲覧。
- ^ “上野さんは不器用 :作品情報”. アニメハック. 2020年8月11日閲覧。