Trigence
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種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒101-0021 東京都千代田区外神田2-5-15 |
設立 | 2006年2月 |
業種 | 電気機器 |
法人番号 | 9010001109351 |
事業内容 | 独自デジタル処理技術「Dnote®」を実装した音響向け半導体の設計・販売 |
代表者 | 代表取締役社長(CEO) |
主要子会社 |
Trigence HK Ltd. Trigence Semiconductor USA, Inc. Trigence HK Ltd. Taiwan Office |
外部リンク | Trigence Semiconductor, Inc.(リンク切れ) |
株式会社Trigence Semiconductorは、かつて存在した「ピュア・デジタル」オーディオ製品向けのIC設計とソリューション・プロバイダー事業を行うベンチャー企業である。 法政大学からスピンオフしたTrigenceは、2006年に東京に本社を開設した。独創的な技術であるDnote®の開発を続けることで、PC向けオーディオ製品を革新する可能性が注目されると共に、2012年にインテルキャピタルより最初の第三者投資資金を獲得した[1]。それをきっかけとして、産業革新機構(INCJ)[2]、日特エンジニアリンググループ(NEG)[3]、TDK社からも出資を受けている[4]。2022年5月23日に清算の結了[5]。
Dnote® 技術
[編集]Dnote®は、新しいオーディオ伝送システム用に設計された、最新のデジタル製品開発である。日本で開発されたDnote®システムは、世界中で特許を取得している。 Dnote®はデジタル回路のみで設計されており、どのようなCMOSプロセステクノロジーにも実装可能である。 Dnote®技術により現在のコンシューマ・オーディオ製品に必須のハイレゾテジタル信号が、忠実に直接スピーカーへ伝送される。 マルチボイスコイルを採用するDnote®は、デジタル信号のみスピーカーを直接駆動させることができるのに加えて、従来の3分の1の電力消費で、クリアで高音質なオーディオ出力信号を実現している。
受賞例
[編集]- 2013 東京都ベンチャー技術大賞
- コンシューマー・エレクトロニクス・ショー (CES) 2017 Innovation Honoree Awards
- Dnote®技術を内蔵するオーディオテクニカATH-DSR9BTデジタルBluetoothヘッドセットのユニークなデジタルオーディオ伝送と優れた音質で、2017年に米国コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)の展覧会で、Innovation Honoree Awards賞を取得。[8][9]
- iFデザイン賞 2017 (iF Design Award 2017)
- Dnote®内蔵のデジタル技術を活用したクラリオンZH700FF Bluetoothヘッドセットは、ユニークなデジタルオーディオ伝送と優れた音質で、2017ドイツiFデザイン賞(iF Design Award 2017)。[10][11]
脚注
[編集]- ^ “Intel Capital、デジタル・スピーカー技術のTrigence Semiconductorに投資”
- ^ “INCJ to invest in Trigence offers world’s first enabling technology for fully digital speakers”
- ^ “株式会社Trigence Semiconductorの株式取得及び業務提携に関するお知らせ”
- ^ “TDKがTrigenceに投資、IC内蔵基板の用途拡大へ”
- ^ 国税庁法人番号公表サイトより
- ^ “2013年(第14回)東京都ベンチャー技術大賞 受賞企業について”
- ^ “2014-11-11 東京サイト『フルデジタルスピーカー』”
- ^ “Audio-Technica’s ATH-DSR9BT Pure Digital Drive Wireless Headphones and AT-ART1000 Direct Power System Phono Cartridge Win CES 2017 Innovation Honoree Awards”
- ^ “Audio-Technica ATH-DSR9BT Wireless Headphones”
- ^ “フルデジタルサウンドヘッドホン「ZH700FF」、「iFデザインアワード2017」を受賞”
- ^ “Clarion ZH700FF / Headphone”