Travis CI
開発元 | Travis CI community |
---|---|
プログラミング 言語 | Ruby |
プラットフォーム | Web |
種別 | 継続的インテグレーション |
ライセンス | MIT License[1] |
公式サイト |
travis-ci |
Travis CIは、GitHub上のソフトウェアのビルドやテストを行う、オンラインで分散型[2]の継続的インテグレーション (CI) サービスである[3]。
オープンソースのプロジェクトであれば travis-ci.org で無料で、プライベートプロジェクトであれば travis-ci.com で有料で利用できる。TravisProはプロプライエタリソフトウェアの利用者環境へのカスタムデプロイに対応している。
フリーソフトウェアであり、ソースコードはMITライセンスのもとGitHubで公開されているが、開発元によれば、これを一般のユーザーが自身の環境に組み入れるのは困難である[4]。
設定
[編集]リポジトリのルートディレクトリに .travis.yml というYAML形式のテキストファイルを配置し、設定を行う。 プログラミング言語、ビルドやテストの環境(ソフトウェアの依存関係など)、その他の各種パラメータが設定可能である。
運用
[編集]Travis CIは、異なるソフトウェアがインストールされた多様な環境でテストを実行することができる(たとえば互換性テストのため古い処理系がインストールされた環境など)[5]。C、C++、C#、Clojure、D、Erlang、F#、Go、Groovy、Haskell、 Java、JavaScript、Julia、Perl、PHP、Python、R、Ruby、Rust、Scala、Visual Basicなど多数の言語に対応している[6]。Plone、Ruby on Rails、Ruby、Node.jsといった著名なオープンソースプロジェクトに採用されており[7][8][9]、2013年2月時点で8056以上のJavaScriptプロジェクトが使用している[10]。
統合
[編集]カバレッジ解析や静的解析などを行う外部ツールを利用できる[11]。
脚注
[編集]- ^ Travis CI LICENSE
- ^ “Travis-CI README.textile: Goals”. 4 October 2012閲覧。
- ^ “Travis-CI README.textile: Setting server environment up”. 4 October 2012閲覧。
- ^ “How We Improved the Installation and Update Experience for Travis CI Enterprise”. 25 October 2015閲覧。
- ^ Ben Welsh (14 June 2012). “Test your Django app with Travis CI”. LA Times Data Desk. 28 June 2013閲覧。
- ^ “Travis documentation”. 27 Feb 2015閲覧。
- ^ “Plone developer documentation”. 2 Jun 2013閲覧。
- ^ Manuel Pais (23 Feb 2012). “Travis CI Announces Support for Java and Plans for Travis Pro”. InfoQ. 27 May 2012閲覧。
- ^ “Rails now tested on Travis CI”. 27 May 2012閲覧。
- ^ Tim Heckel (18 Feb 2013). “Meet Travis CI: Open Source Continuous Integration”. InfoQ. 28 June 2013閲覧。
- ^ “Travis CI Integration”. 2016年1月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月22日閲覧。