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ザ・キラーズ

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The Killersから転送)
ザ・キラーズ
2018年のボナルー公演の様子
基本情報
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ネバダ州 ラスベガス
ジャンル
活動期間 2001年 -
レーベル
公式サイト www.thekillersmusic.com
メンバー
旧メンバー
  • デル・ニール
  • マット・ノークロス
  • ブライアン・ヘイヴンズ

ザ・キラーズThe Killers)は、アメリカラスベガス出身のロックバンドである。

キーボードシンセサイザーを多用した口ずさみやすいニュー・ウェイヴ・サウンドを壮大に鳴らすバンド。ザ・ストロークスザ・ホワイト・ストライプスと同じく、先にイギリスで人気に火がついて世界的ブレイクを果たしたアメリカのバンドである。先の二組と共に、イギリスで最も人気があるアメリカのバンドのひとつである。

略歴

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The Killers 2006年

バンド名は、ニュー・オーダーの『クリスタル』のミュージック・ビデオに登場する架空バンドの名前を拝借している。

2001年、デイヴィッドがメンバー募集告知をフリーペーパーに出し、ブランドンと出会う[2]。後に、マーク、ロニーが加わる。

2003年にデビューを果たし、2004年にデビュー・アルバム『ホット・ファス』をリリースする[3]。「ミスター・ブライトサイド」、「サムバディ・トールド・ミー」などのヒットシングルを生み、アルバムは全世界で合計700万枚を売り上げた[4]

2004年にはフジ・ロック・フェスティバルに出演した。

2005年、イギリスのグラストンベリー・フェスティバル (Glastonbury Festival) に出演する。当初ヘッドライナーに予定されていたカイリー・ミノーグ乳癌と診断され出演をキャンセルし、代わりにこの大役をオファーされる。しかし、まだバンドの活動期間が短いことや、アルバムを1枚しか発売していないことを考慮し、ヘッドライナーでの出演は辞退した。

2006年、セカンドアルバム『サムズ・タウン』を発表し、『ボーンズ』のミュージック・ビデオをティム・バートンが監督[5]。出演者も『シン・シティ』のデヴォン青木などが出演し、豪華なミュージック・ビデオになっている。

The Killers 2007年

2007年、『リード・マイ・マインド』のミュージック・ビデオは、東京を舞台にしており、ガチャピン森泰仁が出演している。同年にコンピレーション・アルバム『ソーダスト』を発表し、グラストンベリー・フェスティバルでヘッドライナー出演を果たした[6]

2008年、サードアルバム『デイ&エイジ』 を発表した[7]

2009年、ヘッドライナーとしてコーチェラ・フェスティバルに出演した。

2012年、フォースアルバム『バトル・ボーン』 を発表[8]

2013にはウェンブリー・スタジアムでのライブを成功させる。同年10月には6年ぶりとなる来日公演も果たした。

2016年、5月24日にベースのマーク・ストーマーが期限を定めず休暇を取ることが公式に発表された[9][注 1]

2017年、5作目のアルバム『ワンダフル・ワンダフル』を発表。バンド初となる全米1位、デビューアルバムから5作連続となる全英1位を記録した[10]

2018年、9月12日に日本武道館で来日公演を行った。[11]

2020年、6作目のアルバム『インプローディング・ザ・ミラージュ』(Imploding the Mirage)をリリースする。全英1位を記録[12]

2021年、7作目のアルバム『プレッシャー・マシーン』(Pressure Machine)をリリースした。今作からギターのデイヴィッドが復帰[13]

2024年、ヘッドライナーとしてフジ・ロック・フェスティバルに20年ぶりに出演。LiveはAmazon prime videoでリアルタイム配信された。(当初はSZAがヘッドライナーを務める予定だったが、アーティストの都合により出演をキャンセルしている)

エピソード

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フロントマンのフラワーズが、フォール・アウト・ボーイパニック!アット・ザ・ディスコをはじめとするエモポップ・パンクバンドを批判している[14][15]。また、ザ・ブレイヴリーについても批判している[16]。※これらのコメントについては彼は後に謝罪をしている。[17]

レッド・ツェッペリンニルヴァーナに関しては、「王座から引きずりおろしたい」とフラワーズはコメントしている[18]

メンバー

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現メンバー
旧メンバー
  • デル・ニール(Dell Neal) / ドラムス(2001年 - 2002年)
  • マット・ノークロス(Matt Norcross) / ドラムス(2002年 - )
  • ブライアン・ヘイヴンズ(Brian Havens) / ドラムス(2001年 - 2002年)

タイムライン

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ディスコグラフィ

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発売日は、アメリカにおいての発売日である。「US」や「UK」は、各国におけるチャートの最高位を示している。

オリジナル・アルバム

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- 発売日 アルバム US UK
1 2004年6月7日 ホット・ファス Hot Fuss 7 1
2 2006年10月3日 サムズ・タウン Sam's Town 2 1
3 2008年11月24日 デイ&エイジ Day & Age 6 1
4 2012年9月18日 バトル・ボーン Battle Born 3 1
5 2017年9月22日 ワンダフル・ワンダフル Wonderful Wonderful 1 1
6 2020年8月21日 インプローディング・ザ・ミラージュ Imploding The Mirage 8 1
7 2021年8月13日 プレッシャー・マシーン Pressure Machine 9 1

シングル

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最高位 収録アルバム
US
US
Alt.

AUS
CAN GER
IRE
NLD
NZ
SWI
UK
2004 "Somebody Told Me" 51 3 17 9 41 16 3 ホット・ファス
"Mr. Brightside" 10 3 29 60 15 10
"All These Things That I've Done" 74 10 42 46 66 36 18
2005 "Smile Like You Mean It" 15 47 20 11
2006 "When You Were Young" 14 1 10 1 44 6 25 10 56 2 サムズ・タウン
"Bones" 21 22 88 24 16 15
"A Great Big Sled" (feat. Toni Halliday) 54 クリスマス・シングル
2007 "Read My Mind" 62 8 32 39 60 18 95 20 15 サムズ・タウン
"For Reasons Unknown" 53
"Shadowplay" 68 19 49 115 Sawdust
"Tranquilize" (feat. ルー・リード) 84 59 13
"Don't Shoot Me Santa" 108 23 49 34 クリスマス・シングル
2008 "Human" 32 6 28 9 4 4 2 17 7 3 デイ&エイジ
"Spaceman" 67 8 62 47 29 33 22 89 40
"Joseph, Better You Than Me"
(feat. エルトン・ジョン and Neil Tennant)
43 88 クリスマス・シングル
2009 "The World We Live In" 42 82 デイ&エイジ
"A Dustland Fairytale" 36 137
"¡Happy Birthday Guadalupe!"
(feat. Wild Light and The Bronx)
10 98 110 クリスマス・シングル
2010 "Boots" 79 73 53
2011 "The Cowboys' Christmas Ball" 112
2012 "Runaways" 78 7 67 37 44 13 34 18 バトル・ボーン
"Miss Atomic Bomb" 23
"I Feel It in My Bones" 70 クリスマス・シングル
"Here with Me" 119 88 バトル・ボーン
2013 "Shot at the Night" 28 ダイレクト・ヒッツ

コンピレーション・アルバム

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  • ソーダスト Sawdust (2007年) ※シングルB面などアルバム未収録曲を収録。 全米12位、全英7位
  • ダイレクト・ヒッツ Direct Hits (2013年) ベストアルバム ※新曲2曲を収録
  • レベル・ダイヤモンズ Rebel Diamonds (2023年) ベストアルバム ※新曲1曲、アルバム未収録曲2曲を収録

クリスマス・シングル

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受賞歴

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日本公演

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脚注

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注釈

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  1. ^ 本ページでは旧メンバーと表記されているが、英語版によるとマークは無期限休暇を取ることを発表しその後ツアーには参加していないものの、正式にバンドからの脱退を発表した訳ではない。

出典

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  1. ^ a b c d e f Yeung, Neil Z.. The Killers Biography, Songs & Albums - オールミュージック. 2021年12月23日閲覧。
  2. ^ Paste Music - Guides to the Best Albums, Reviews and Live Music Video” (英語). pastemagazine.com. 2020年12月8日閲覧。
  3. ^ The Killers: Hot Fuss” (英語). PopMatters (2004年6月14日). 2020年12月8日閲覧。
  4. ^ Gold & Platinum” (英語). RIAA. 2020年12月8日閲覧。
  5. ^ Montgomery, James. “Killers Are (Beetle) Juiced For Tim Burton-Directed 'Bones' Clip” (英語). MTV News. 2020年12月8日閲覧。
  6. ^ NME Album Reviews - The Killers: 'Sawdust' - NME.COM”. web.archive.org (2013年6月4日). 2020年12月8日閲覧。
  7. ^ (英語) Day & Age by The Killers, https://www.metacritic.com/music/day-age/the-killers 2020年12月8日閲覧。 
  8. ^ The Killers: Battle Born | the Dropp”. web.archive.org (2014年7月14日). 2020年12月8日閲覧。
  9. ^ The Killers Bassist Announces Indefinite Hiatus From Touring With Band - Alternative Nation
  10. ^ The Killers | full Official Chart History | Official Charts Company”. www.officialcharts.com. 2020年12月8日閲覧。
  11. ^ THE KILLERS JAPAN TOUR 2018”. www.creativeman.co.jp. 2023年3月11日閲覧。
  12. ^ The Killers announce new album Imploding the Mirage, massive world tour” (英語). Consequence of Sound (2020年3月12日). 2020年12月8日閲覧。
  13. ^ The Killers announce new album Pressure Machine, 2022 north american tour” (英語). Consequence of Sound (2021年7月19日). 2021年8月2日閲覧。
  14. ^ http://www.vibe-net.com/news/?news=0027482
  15. ^ http://www.vibe-net.com/news/?news=0027354
  16. ^ https://www.barks.jp/news/?id=1000006536
  17. ^ http://www.spin.com/articles/brandon-flowers-says-sorry/
  18. ^ https://rockinon.com/news/detail.html?20285

外部リンク

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