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Template‐ノート:SpoilerH/「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えるべきか?

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「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えるべきか?

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次の論点を提出し、皆様のご意見をいただきたいと思います:

  • 「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えるべきか?

論点整理をしてくださったKs aka 98さん、BB-45さんには申し訳ないのですが、お二人の論点整理ののちの展開をみて、これが重要な論点だと再認識いたしました。また、個人的には、私は現在、SpoilerH/Fの個数制限なり、そのほかの指針作成によって存続に妥協するつもりになっていますが、その前にこの論点を整理しなければ妥協点を見出せないのではないかという観測を持っています。

まず、いわゆる古典的作品、人類の遺産として受け継がれている作品は、結末まで紹介して問題にされることはありませんし、場合によっては必要ですらあります。極端な話、「『ハムレット』(Hamlet)は、シェイクスピア作の悲劇」(ハムレット)と書いているだけネタバレですし、ウィリアム・シェイクスピアにも『ハムレット』は悲劇である旨が書いてありますが、それを書くなとか、隠せとかいうのならば、百科事典としてはあまりに理不尽な編集指針であると考えます。したがって、Wikipedia:ネタばれに注意に次のように書いているように、

記事を読む人は、下記のことを頭に入れておかなくてはなりません。

漫画小説映画アドベンチャーゲームなどといった物語に関する記事には、ストーリーの詳細が含まれていることがあります。これらを知ってしまうと面白さが台無しになってしまうと思ったら、作品を実際に鑑賞する前にこれらの記事を読むのは避けてください。ネタバレの警告がない記事でも、こういったことはあり得ます。これにも注意してください。

そもそもウィキペディアの読者はネタバレを読んでしまうことを覚悟しておくべき」、というのはウィキペディアの編集指針として決してゆるがないことだろうと、私は考えています(9a1boPv5wkさんが仰られるように、その原則を理解していない閲覧者にも配慮すべきではないかという点はさておき)。

ここから、「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えるべきだ、という意見には私は強い躊躇を覚えます。なぜなら、読者は、「そもそもウィキペディアの読者はネタバレを読んでしまうことを覚悟しておくべき」という編集方針を知っていれば知っているだけ、ネタバレがいやならその項目を読むことができなくなるからです。

このニーズに応えようとすれば、そもそもウィキペディアの読者はネタバレを読んでしまうことを覚悟しておくべきという編集指針を必ず揺るがすことになるのか、それとも両者を調和させることができるのか、今のところはっきりした結論は私にはありません。

しかし、仮に揺るがすのだとすると、そのニーズに積極的に応えるべきではない、というのが私の意見です。もし、揺るがすのだとし、しかし、そのニーズに応えなければサブカルチャー分野でウィキペディアの存在価値が下がるとか、なくなるとしても、甘んじてその存在価値の低下・消滅を受け入れるべきだと考えます。

繰り返しになりますが、「そもそもウィキペディアの読者はネタバレを読んでしまうことを覚悟しておくべき」という編集指針と、「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えることとが両立するかどうか、私は今のところ難しいのではないかと思っていますが、はっきりした結論は持っていません。そのため、この点をふくめ、このニーズに積極的に応えるべきかどうか、皆様のご意見をたまわれれば幸いです。--Mizusumashi 2008年2月27日 (水) 20:55 (UTC)--脱字修正:2008年3月4日 (火) 14:49 (UTC)

  • 僕もそのニーズに積極的に応える必要はないと思いますね。ただ、Spoilerを使用したネタバレ記述ですら丸ごと除去されているような現状では、Spoilerに制限をかけるとなし崩し的にネタバレ削除の動きが活性化しそうで怖いなーとは思います。色々と議論を見守ってきましたが、Spoilerの廃止や制限も改革としては必要な事かもしれないですね(それでもネタバレ削除が活性化しそうなのはちょっと怖いですが)。--Snow64 2008年2月28日 (木) 00:55 (UTC)
  • 上でも申し上げましたが、「未読者への配慮」とは「紹介書」としての整備であり、百科事典の目的外利用であると考えます。従ってニーズに応える必要はないと言う後意見を支持致します。--マクガイア 2008年2月28日 (木) 12:27 (UTC)
  • 自分も、そのニーズに応える必要はないと思います。「作品は知りたい、でもネタバレはいやだ」というのなら、公式のサイトなどで情報を確認すればいいだけの話だと思います。「ウィキペディアのせいで作品を楽しめなくなった」などというのはお門違いで、「なら見なければよかっただろう」というだけのことです。
    「ネタバレテンプレートでは、厳密には記述を隠せていないので、あまり編集方針に詳しくない、いわゆる『一般の閲覧者』の人向けに、そこを隠すためSpoilerは必要」という意見もあるでしょうが、しかしそれは、ネタバレテンプレートに免責事項 へのリンクもつけ、注意の文言をもっと見えやすくしたりすれば解決できるのでは、と愚考します。これ以上は、ここで話すのにはふさわしくないと思われるので、やめにしますが。
    「知りたいけどネタバレ嫌」という読者のため、という観点は、Spoiler存続の理由としては薄いのでは、ということです。--新参者 2008年2月28日 (木) 12:59 (UTC)
  • Mizusumashiさん、みなさん、この論点は、やはり必要と思うようになりました。何故なら、スポイラーの存在により、ネタバレ記述のバリアが低くなり、とんでもないことが起こっていると認識したからです。ちょっと、ネット接続ができない環境に居るので、しばらく失礼します。BB-45 2008年2月28日 (木) 13:41 (UTC)
  • ネタバレに対する指針とニーズを両立させる方法とのことですが、私としましてはそれこそスポイラーによって解決できるのでは?と考えます。スポイラーの誤用・乱用等に関しましても、使用方法や正しい活用方法を示したガイドラインを制定することで落ち着くのではないでしょうか(まぁ、時間はかかるかもしれませんが・・・)。そういったニーズが必要か不用かといった点については、「最低限のマナー」というレベルで必要、そして不可欠であろうと考えます。読者に対し「Wikipediaの執筆者はマナーの無い非常識人だ」との誤解を与えることは、即ち世間に対してWikipediaの印象を悪くすること=Wikipediaにとって『害』でございましょう。--裏言霊伝道師(会話/履歴/手紙) 2008年2月28日 (木) 14:33 (UTC)
    • うーん・・・ 隠し球なんだけどなげちゃえ)何人かの方がご指摘されている「最低限のマナー」というレベルの話であれば、例えば、記事全体、あるいは記事冒頭の概要を除く大部分をスポイラーで隠してしまえば達成できるのではないかと考えています。つまり、全部隠しちゃえば良いのでは?ということです。しかし、 「ネタバレを読みたくないが、ある程度はその作品について知りたい」というニーズに積極的に応えるべきだとすると、それはできません。具体的に言えば、全部隠しちゃうんじゃだめなの?ということを確認したかったのですが(それだけでもないですが)、その点についてはどうお考えになりますか?--Mizusumashi 2008年2月28日 (木) 15:22 (UTC)
      • また随分と極端な・・・(汗)。例えば私の考える「ネタバレを含む記事」の最適なレイアウトとしましては、以下のような形でございます。
冒頭に{{Story}}の貼り付け。
作品のあらすじなど軽微なネタバレを含む記述の直前・直後に{{ネタバレ}}、{{ネタバレ終了}}Mizusumashiさんが全部と仰る部分に当たりますでしょうか)
作品の核心部分(推理小説に於ける犯人の名前など)を含む個所にSpoilerH/F(複数に及んでも良いと考えます)。
どの程度のネタバレを「最低限のマナー」と捉えるかは、あくまで読者ごとの主観。犯人の名前や物語の結末部分と考える方もいらっしゃれば、起承転結の「承」が既にネタバレと捉える方もいらっしゃることでしょう。我々ウィキペディアンに出きることは「現状のシステムとして可能な限りを尽くす」ということであり、それが執筆者としての「最低限のマナー」となるのではないでしょうか(同時に、ここまで尽くしても尚、云々とぬかす輩に関しては放置して問題もありますまい・・・)。--裏言霊伝道師(会話/履歴/手紙) 2008年2月28日 (木) 15:59 (UTC)
  • 音楽の記事を多く書いている自分としてはいわゆる『隠しトラック』にこれを使うのには疑問が残ります。いくつかの記事で採用されているようなand Secret Track「○○」みたいな記述法でもいいはずですし、そもそも曲順から外れてしまい非常に記事としても見苦しいものとなっています。BUMP OF CHICKENの作品を見ていただければわかるかと思いますが、いくらなんでもやりすぎではないかと感じています。--HayaKuwa 2008年2月29日 (金) 16:53 (UTC)
  • 例えそのようなニーズに応えるとしても、総ての環境で隠せるわけではありませんから、注意喚起のみで十分と考えます。この論点とSpoilerの存廃とは、直接関係しないとも思いますので、節分割をしました。--BBB-liner 2008年3月1日 (土) 06:49 (UTC)
  • 「ネタバレを見たくない人」が一定数いるのは事実です。SpoilerHを使う事でネタバレを見たい人にも見たくない人にも充分な情報が得られるように出来るならば、そうした方がより有用な記事になるでしょう。そういう配慮はなされるべきものだと思います。--Kickaha 2008年3月2日 (日) 04:30 (UTC)
  • どうも「百科事典的な楽しみ」と「ファンサイト的な楽しみ」が混同されているように思います(とはいっても「百科事典的」というのも極めて曖昧な概念ですが)。
    百科事典的なネタばれを SpoilerH/F で隠すのなら、それは問題ないでしょう。SpoilerH/F の本来の用途に適っているものであり、それが大半を占めているのであれば、削除する必要はない。但し、厄介なテンプレートなので、出来るだけ使わずにするというのは変わりません。
    ですが、今問題になっているのは「百科事典的」でない「ファンサイト的」な記述を書くことに、このテンプレートが悪用されていることです。敢えて「悪用」と言ったのは、もしこのテンプレートが存在しなかった場合、百科事典的でないとして除去されるような記述であっても、これがあることにより何故か許されてしまう(ように編集者に受け取られてしまう)からです。ネタばれを隠すというのはあくまで「オマケ」機能であるのに、何故か「このテンプレートがないと記事が書けない」という意見すらある。謎です。
    Template:Storyの存在は知りませんでした。使われている記事が少なく、また文面に修正が必要な気もしますが、一つの解決案としては有効だと思います。--ラッキースター・キッド ◆Luck.w.AEQ 2008年3月3日 (月) 23:31 (UTC)
  • 「便利だ」とか「ニーズがある」なんてのはWikipediaにとってはどうでもいいことなんじゃないですか。英語版においてはそのようなニーズに配慮することはNPOVに反するとはっきり書かれてます。つまり、「ネタバレしないでPOV」なんですよ。そのようなニーズには応える必要があるかどうか、ではなく、答えてはならないというのが百科事典のあり方だと思いますが。ニーズがあれば何やってもいいんですか?法令や人権に配慮するためのルールは必要ですが、単なるニーズにはいかなる配慮もするべきではないと考えます。そのようなニーズを何故認めるべきではないのか。宗教的なニーズ、政治的なニーズなどと一定の数の勢力が主張し出せばどのような事もまかり通るようになってしまうからです。単なるニーズは、すべて平等に拒否しなければなりません。そうでなければ様々な事柄について中立的な百科事典では居られなくなります。配慮は一切してはなりません。--125.15.40.222 2008年3月4日 (火) 12:14 (UTC)
    • それはニーズを御旗の御紋に好き勝手な事を書く事を戒める文であって、読み手の事を考えずに自分の書きたい事を書いていればいいって意味ではないと思いますよ--Tabunoki 2008年3月4日 (火) 12:39 (UTC)
      • [[1]]

        It is not acceptable to delete information from an article about a work of fiction because you think it spoils the plot. Such concerns must not interfere with neutral point of view, encyclopedic tone, completeness, or any other element of article quality (for example, WP:LEAD).

        英語版ではこのように書かれてます。--125.15.40.222 2008年3月4日 (火) 13:08 (UTC)
        • ネタばらしだと思ってもそれを除去してはいけない。そのような配慮で、中立的観点、百科辞典的な論調、完全性、その他いかなる記事の品質の要件も妨げてはならない…ということで、「読み手の事を考えずに自分の書きたい事を書いていればいいって意味ではない」(そのネタばらしが百科辞典的ではなくしているもの…著名性などに問題ある…ならその点で修正することまでは問題にしていない)です。また、「Wikipediaにとってはどうでもいいこと」(配慮してはいけない)ということは間違いないことです(要するにお二人の認識とも間違いというわけではない)。さらに、上記の前段で免責事項の一つを除いて、Wikipediaではネタばらしの警告は行わない(Wikipedia carries no spoiler warnings except for the Content disclaimer.)とも述べており、昨年末くらいに各記事からネタバレテンプレートが除去されていったのを記憶しています。--Mujaki 2008年3月6日 (木) 16:14 (UTC)
  • なんというか削除するべき記事は削除するべき理由にそって粛々と削除すればいい話で、ネタバレテンプレを潰す必要はあるんでしょうか--Tabunoki 2008年3月4日 (火) 12:39 (UTC)
    • 粛々と百科辞典的であるかという基準に基づいて加筆・削除が行われることが本来の姿ですが、ネタバレテンプレは「ネタバレしないでPOV」と「ネタバレしようよPOV」という百科事典に不要な観点を持ち込みます。そのことが百科辞典的に不要な記述が整理されることを先送りし、情報源としての価値を貶めています。親指姫のようにちゃんと結末を明示して、整理して記述するのが百科辞典的でしょう。ネタバレテンプレは事態を細かい事項やストーリーを入れるか、入れないかという低いレベルに固定してしまい、親指姫のような簡潔さに向かいにくくしてしまいます。隠蔽・問題の先送り以外の効果は有りません。--125.15.40.222 2008年3月4日 (火) 13:01 (UTC)
      • そうですね、百科事典として簡潔さが重要な要素の一つだと思います。ネタばらしがものごとをわかりやすく伝えるためのものであればいいのですが、日本語版のWikipediaのサブカルチャ系の記事では、キャラクターなどの個別説明でトリビア的なエピソードのネタばらしにこだわりすぎていて、全体としてのまとまりをなくし、冗長になり、各項目や記事の可読性を悪くしている(百科事典としての品質を落としている)ものが多いと思います。隠し表示しないといけないような内容だとしたら、それは百科事典(概要を理解するためのもの)として必要なものではない(なぜなら読まなくても良い内容と言っているようなものだから)、従って隠し表示を使ってニーズに答える必要はないと思います。--Mujaki 2008年3月6日 (木) 16:14 (UTC)--(追記)Mujaki 2008年3月6日 (木) 16:23 (UTC)

ここまでのまとめ

まず、可読性向上のため、スタイルを変更させていただきました。ここまでにいただいた意見を整理すると以下のようになるかと思います:

  • Snow64さん - 積極的に応える必要はない。ただし、現状では、Spoilerに制限をかけるとなし崩し的にネタバレ削除の動きが活性化しそうで怖い。
  • マクガイアさん - 「未読者への配慮」とは「紹介書」としての整備であり、百科事典の目的外利用。従って応える必要はない。
  • 新参者さん - 応える必要はない。「作品は知りたい、でもネタバレはいやだ」というのなら、公式のサイトなどで情報を確認すれば良い。「ウィキペディアのせいで作品を楽しめなくなった」などというのはお門違いで、「なら見なければよかっただろう」というだけ。
  • BB-45 さん - この論点は、やはり必要。
  • 裏言霊伝道師さん - ネタバレに対する指針とニーズを両立させる方法は、それこそスポイラーによって解決できるのでは? そういったニーズに応えることが必要か不用かといった点については、「最低限のマナー」というレベルで必要、そして不可欠。
  • HayaKuwaさん - 音楽の『隠しトラック』にこれを使うのには疑問が残る。やりすぎではないか。
  • BBB-linerさん - 例えそのようなニーズに応えるとしても、総ての環境で隠せるわけではありませんから、注意喚起のみで十分。
  • Kickahaさん - SpoilerHを使う事でネタバレを見たい人にも見たくない人にも充分な情報が得られるように出来るならば、そうした方がより有用な記事になる。そういう配慮はなされるべき。
  • LuckyStar Kidさん - 「百科事典的な楽しみ」と「ファンサイト的な楽しみ」が混同されているように思う。百科事典的なネタばれを SpoilerH/F で隠すのなら、それは問題ない。今問題になっているのは「百科事典的」でない「ファンサイト的」な記述を書くことに、このテンプレートが悪用されていること。
  • 125.15.40.222さん - 「便利だ」とか「ニーズがある」なんてのはWikipediaにとってはどうでもいいこと。英語版においてはそのようなニーズに配慮することはNPOVに反するとはっきり書かれている。
  • Tabunokiさん - 削除するべき記事は削除するべき理由にそって粛々と削除すれば良い。

—以上の署名の無いコメントは、Mizusumashiが 2008年3月5日14:54(UTC)に投稿したものです。(本人による附記)。


「ネタバレは嫌だが、ある程度の作品の情報は知りたい」というニーズの具体的な例がよく分かりませんね。「ネタバレは嫌だ」ということは、利用者が作品の原典を読了する前に知りたがるであろう情報が、「ある程度の作品の情報」でしょうか。これを更に省察すると、「ある程度の作品の情報」には、「作品の概要など物語に関する基本的な情報」と「物語の内容とは関係のない情報」の二つが含まれるのだと思います。前者は具体的にはジャンルや主人公の氏名、後者は刊行の年月日、映像作品の場合は更にキャストやスタッフなどですね。しかし、利用者がこれらいわゆる「物語の前情報」と「作品の附加情報」を調べるべくWikipediaを閲覧する場合、同時にネタバレに該たる情報を意思に反して目に入れてしまうことは果たして不可避でしょうか。私見によれば、通常の閲覧者であれば、Wikipediaの方から配慮せずとも、閲覧者自身の注意によって満足に事故を回避できるものと思われます。なぜなら、通常、ネタバレを含んでいるであろう節(あらすじ、登場人物等)と、明らかにネタバレを記載し得ない節(概要、スタッフ等)は、記事の内部でも厳密に分けられているためです。閲覧者はただ目次のところから知りたい情報の項だけをクリックすればよいのです。さて、Wikipediaを一度も閲覧したことのない人に対しては以上の法則は適用できません。では、このような人々が誤ってネタバレの情報を見てしまう可能性はあるのではないか? それは杞憂でしょう。Wikipediaのような多分に情報の含まれるサイトの場合、閲覧者もページを開いた直後に直感的に「ネタバレがあるかもしれない」と気付くはずです。また、簡単なあらすじなど基礎的な情報の場合、それを調べる方途はWikipediaのみではありません。Amazonは各作品について簡単な紹介文を載せていますし、大手の作品であれば公式サイトでも紹介されています。しかるに、唯一の例外が映像作品におけるキャストの扱いですね。一部の記事では登場人物の項にキャストが併記されており、キャストを確認しようとしたところ登場人物に関するネタバレを見てしまったという事故は起こり得ます。ただ、これは両者の項を峻別することで対応すべきでしょう。それ以外の場合に「未読の人に配慮してネタバレとなる箇所を削れ」と言うのは、明らかに過敏な自制あるいは過保護というべきでしょう。私は以上の観点から、「ネタバレをしないように……」という考え方に懐疑的であります。少なくとも、私が以上に挙げた、物語の前情報などの場合における配慮の不必要性は自明でしょう。もしかすると、「未読の人々に配慮してネタバレを記載しないように」と主張している方々は、未だ私の認知していない視座からネタバレの有害性を指摘しているのかもしれません。以上が私の不知による愚見なのであれば、私や私と同じ考えを抱いている方々の知らないネタバレの有害性というものを、実例をもって示していただきたいと思います。--白雪 2008年3月19日 (水) 10:27 (UTC)

◆なんというかえーと。いわくいいがたいんですが、ここらへんの話って「自分POV」を自覚していないひとにしか参加できないネタなんじゃねーかとか、いっきなし喧嘩腰な書き出しにしてみます。よろしくどうぞ。

どこまで知りたいかってのは、「それぞれの読者」が決めるわけです。どこまで書かれているのが適切か、どこからが隠されているのが適切か、それも「それぞれの読者」が決めるわけです。つまり、一般的な解なんて、ないんだよね。たったひとつの正解のバランスポイントなんてのは、存在しないんですよ。存在しないバランスポイントをなぜ探そうとするのかが、おれにはよくわからない。そのバランスポイントが存在しないということがわかっていないのなら、論じる以前の問題だぞ、と。

いやさ。インターネットなんて、調べたら何がかかってくるかなんか、わかんないわけですよ。で、どちらかというとこれは、「Wikipediaの自己規定としてどうするか」というネタなんだろうと思う。Wikipediaは百科事典を作ろうというプロジェクトであり、説明することが目的なわけですよ。んで、「Wikipediaでは、説明することを重視しています」というのを基本とすべきだろう。んで、ある程度のネタバレを読まされちゃうかもしれないことは当然に覚悟してかかるべきサイトであるという定評を広める方向でいくべきじゃないか。「ネタバレテンプレ」くらいで、対策としては充分なんじゃないんでしょうか。

どのレベルまで記すのが適切なのかなんか決められない。だから、適切なポイントなんか、どこにもありません。そしてWikipediaは、説明をするためのサイトなんだ。妙な工夫をしてばらばらになるよりは、「書かれていることがあるのだし、それはしょうがないことなんだ。だってWikipediaは説明するためのサイトなんだから」と言い放ち、ネタバレされたらいやだと思う閲覧者に自発的に警戒してもらうべきなんじゃないだろうか。--Nekosuki600 2008年3月19日 (水) 14:53 (UTC)

「ネタバレはWikipediaでは認められているので、記事の先頭行で最終回の結末をいきなり書いても良い。見る側の責任だ。」ということですよね。反対です。同じネタバレでもこれは、ネットマナーに反すると思うのです。でもWikipediaでは認められている。だからSpoilerHは嫌いですが、これで隠すしかない。同じネタバレでも最終回の結末については、積極的に配慮するべきです。--Zerozeroman00 2008年3月29日 (土) 07:30 (UTC)

それはおれへのレスですかあ?
記事の先頭行にいきなし最終回の結末を書くことが、その項目の説明として適切であるならば、積極的にそうすべきでしょうね。「その項目の説明として適切である」というシチュエーションが、おれには想像もつかないけれども。「ネタバレは禁じられていない」を「じゃあ記事の先頭に結末を書いてもいいんだな」と理解したとすると、それは議論以前の問題ではないだろうかと思います。「禁じられていなければ何をやってもいい」なんて話をしているひとがどこにいるのだろうか?--Nekosuki600 2008年3月29日 (土) 07:51 (UTC)

一利用者(たまに編集に参加)として……。私としてはネタバレは別にしてかまわないし警告も無用なのではないかと思います。なにしろWikipediaは「百科事典」なのですから。たとえばの話、とある紙の百科事典を開いて「サンタクロース」の項を開いたとします。そこに「サンタは実在しない」と書いてあったからといってサンタを信じていたのにネタバレだと言われてもはなはだ困るだけだとおもうのです。事実をただ書いてあるだけなんだから。といってだからサンタの正体についてはSpoilerHで隠すべきなんてのはどう考えてもナンセンスでしょう。 そもそも百科事典を開く人はその事について知りたいから開くのであって、都合の良い情報だけは知りたいが都合の悪い情報は見たくないというのは少々利用者のエゴがすぎる、と思うのですが。一度百科事典を開いたならば全て知るつもりで開いて欲しいし、全て知れるように書いてある方が良いのではないかと私は思います。 --122.17.47.128 2008年3月29日 (土) 15:27 (UTC)

日本wikipediaはオタク分野に特化し、米wikipediaは科学&技術に特化しています。これは国ごとの特色がでており良いことです。SpoilerHはオタク分野に特化した日本の特色であり、こういうタグがあるのは自然なことでは?と思います。日本wikipediaをこのまま発展させるにはSpoilerHが必須です。そもそもSpoilerHを排他するのであれば別のことに頑張るべきではないかなと思いますね。先ほど述べた通り日本wikipediaに圧倒的にページ数が足りない科学&技術分野の充実ですね。--219.165.63.130 2008年4月8日 (火) 08:02 (UTC)
(コメント)その「オタク分野」について、特にアニメ化された作品では、日本語版よりも英語版の方が情報量が同等レベルか多いことも少なくないと思います。例えばSchool Daysの日本語版英語版。日本語版はキャラ説明などのトリヴィア的記述は多いですが、エンディングやあらすじなど全体の記述内容は英語版の方が同等以上ではないではないでしょうか。また、日本語版では隠し表示になっているエンディングも英語版ではそんなことをすることなく記載されており、SpoilderH/Fが必須とは思いません。なお、(隠し表示ではないですが)日本語版はトリヴィア的で、全体説明は英語版が同等レベル以上というのは、最近の作品ではCLANNAD (ゲーム)H2O -FOOTPRINTS IN THE SAND-灼眼のシャナなども同様の傾向があると思います。--Mujaki 2008年4月9日 (水) 18:09 (UTC)