TVR・サーブラウ
TVR・サーブラウ | |
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Speed Six(フェイスリフト前) | |
フェイスリフト後 | |
ボディ | |
乗車定員 | 4人 |
ボディタイプ | 2ドア クーペ |
駆動方式 | FR |
パワートレイン | |
エンジン |
AJP8 4,185cc V8 SOHC AJP8 4,475cc V8 SOHC Speed Six 3,996cc 直6 DOHC |
最高出力 |
360 PS/6,500 rpm (4.2) 420 PS/6,750 rpm (4.5) 350 PS/6,800 rpm (Speed Six) |
最大トルク |
44.3 kgf·m/4,500 rpm (4.2) 52.5 kgf·m/5,500 rpm (4.5) 45.6 kgf·m/5,000 rpm (Speed Six) |
変速機 | 5速MT |
前 | ダブルウィッシュボーン式 |
後 | ダブルウィッシュボーン式 |
車両寸法 | |
ホイールベース | 2,566mm |
全長 | 4,280 mm |
全幅 | 1,865 mm |
全高 | 1,220 mm |
車両重量 |
1,100 kg 1,130 kg (Speed Six) |
サーブラウ(Cerbera)は、イギリスのTVRが製造・販売していた4人乗り(2+2)クーペである。名前の由来はギリシア神話に登場する怪獣「ケルベロス(Cerberus)」。
概要
[編集]ピーター・ウィラーが社長に就任してから3車種目となるモデル。1994年のブレミンガムモーターショーでプロトタイプが発表され、1997年に発売された。
シャシはそれまでのTVR車と同じく、鋼管を使用したチューブラーフレームと繊維強化プラスチック(FRP)製ボディの組み合わせを踏襲。ボディタイプはクーペのみ。グリフィスやキミーラと比較してホイールベースを280 mmほど延長し、2+2シーターの4人乗りとしている。サスペンションは前後ともにダブルウィッシュボーン式。
エンジンは初の自社製エンジンであるV型8気筒SOHC「AJP8」を搭載する。発売当初の1997年は4.2 L仕様のみだったが、同年内に4.5 L仕様が追加。1999年には4.0 L 直列6気筒DOHC「Speed Six」を搭載するモデルが追加された。駆動方式はFRで、トランスミッションはLSD付きの5速MTのみである。
大排気量の高出力エンジンと、1,100 kgという軽量なボディにより、操縦難易度は極めて高いものとなっている。ABSやエアバッグ等の安全装備は一切搭載していない。
インテリアにはレザーを使用。曲線を用いたデザインや、ステアリングコラムの下にある燃料残量計と時計、エアコン吹き出し口が設けられたインパネなど、個性的なデザインを有している。ドアの開閉にはミラー下部の白いスイッチを押すという、個性的なギミックが仕組まれている。
2000年にフェイスリフトを行い、ヘッドライトが大径1灯から小径3灯に変更された。2005年に生産終了。