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D'espairsRay

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Squall (D'espairsRayの曲)から転送)
D'espairsRay
J-Rock Revolution 2007にて。
基本情報
出身地 日本の旗 日本
ジャンル
活動期間 1999年 - 2011年
2014年
レーベル デリシャス・デリ・レコーズ
スパインファーム・レコード
岩神
事務所 Sweet Child
Sword Records
メンバー HIZUMI(ボーカル
Karyuギター
ZERO(ベース
TSUKASAドラムス

D'espairsRay(ディスパーズレイ)は、日本ヴィジュアル系ロックバンド[3]。バンド名の意味は絶望と光。略称はディスパ1999年9月9日結成[1]2011年6月15日解散。

概要

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バンドのテーマは「ダークと破壊」で、ヘヴィなサウンドにシンセサイザーを混ぜた重厚でインダストリアルなサウンドを特徴としている。

日本産ゴシック・ロックの雄と称されている[4]。結成当初から、独特な洋楽アプローチを感じさせるクオリティの高い楽曲と、観る者を圧倒するカリスマ性の強い激しいライヴパフォーマンスを行ってきた[4]

作詞は基本的にHIZUMIが担当し、作曲は主にKaryu、TSUKASAが担当する。また、メジャーデビュー以降最初のシングルの「FINAL CALL」からはabingdon boys school岸利至がプロデュースを担当している。

ファンのことはマニアと呼ばれ、リリースされる作品には「マニア向け」と記載されている。

2008年6月から、バンドロゴがD'ESPAIRSRAYと全て大文字表記へ変わったが、正式なバンド名はD'espairsRayのままで変更はない。

メンバー

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来歴

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  • 1999年
    • 9月9日、現4人のメンバーで東京にて結成。結成当時は自主制作で活動をしていたが、2003年には音楽事務所のSWEET CHILDと契約する。
  • 2006年
    • 1月に1stアルバム『Coll:set』をヨーロッパでリリース。
    • 欧米9か国のライブで総動員数1万5千人を記録し、海外での支持を獲得した[4]
    • 8月にはドイツで7万人を集めたヨーロッパ最大のメタルフェスティバル「Wacken Open Air」に唯一の日本人バンドとして参加[4]
  • 2007年
    • 6月に2ndアルバム『MIRROR』をヨーロッパでリリース。
    • フィンランドでの2万人規模の2つのフェス「TUSKA OPEN AIR」、「RUISROCK」に出演[4]
  • 2009年
    • 3月11日、アルバム『REDEEMER』のリリースを以てメジャーデビュー、新レーベルのデリシャス・デリ・レコーズに移籍した。ユニバーサル・インターナショナルより発売された[4]
    • 9月9日、10th Anniversary Singleの発売を予定し、10月1日には初のホールワンマンとなる渋谷C.C.Lemonホールでのライブを行なう[4]
  • 2010年
    • 9月21日、HIZUMIの声帯治療(声帯の筋肉異常)を目的としてD'espairsRayの音楽活動全般を無期限休止すると発表[8]。12月30日のワンマンツアーである「D'espairsRay World Tour 2010 "Human-clad Monsters" FINAL」をもって活動休止した。しかしその後、HIZUMIの喉の回復が見込まれず、メンバー4人で協議した結果、2011年6月15日付で解散することを発表した[9]
  • 2014年
    • 5月5日Angelo主催のイベント「THE INTERSECTION OF DOGMA」(Zepp DiverCity Tokyo)に出演する事を発表[10][11]
    • 7月29日、「THE INTERSECTION OF DOGMA」に出演。約3年半ぶりのライブを成功させた[12]
  • 2022年
    • 2009年にTOUR 「PSYCHEDELIC PARADE」の中で、2009年にセクションバンドとして登場した「Luv PARADE(Vocal以外在籍、ゲストボーカルTAKA(defspiral))」が再結成。6月20日に行われたライブ「DEVIL'S PARTY 2022」にゲストボーカルTAKA(defspiral)が入りライブを行う
  • 2023年
    • 7月7日のD'espairsRay公式 FACEBOOKにて、「D'espairsRay is BACK」と書かれた書き込みがされ、さらに7月9日に行われるライブ「DEVIL'S PARTY #3」にて、「Luv PARADE(ゲストボーカルTAKA(defspiral))」がD'espairsRayの楽曲を演奏することが発表される。

日本国外でのライブ活動

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フィンランドのロックフェスティバル「ルイスロック 07」にて。
2004年
  • 10月、ドイツベルリン、フランスパリでのワンマン公演
2005年
  • 5月、西海岸・11月に東海岸で現地のバンドと共同でのアメリカツアー
  • 10月、蜉蝣と共同でのツアーでドイツミュンヘン、フランスパリでの公演
2006年
  • 8月、ヨーロッパ大型メタルフェスティバル「Wacken Open Air」への出演
  • 11月、ヨーロッパ8ヶ国(14公演)でのワンマンツアー
2007年
  • 5月、アメリカロサンゼルスでのイベント「J-ROCK REVOLUTION 2007」への出演
2008年
  • 2 - 4月、全米43都市で行われたロックフェスティバル「taste of CHAOS 2008」への出演
2009年
  • 7月、ヨーロッパ8ヶ国(13公演)でのワンマンツアー
2010年
  • 3月14日、台湾高雄「MEGAPORT MUSIC FESTIVAL 2010」への出演[13]
  • 8・9月、アメリカ6公演、ヨーロッパ7ヶ国(11公演)でのワンマンツアー[14]

ディスコグラフィー

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デモテープ

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タイトル 発売日 収録曲 備考
1999年
「S」yste「M」
無料配布デモテープ
「S」yste「M」 1999年 「S」yste「M」
さくら 1999年 さくら
RAZφR 2000年 RAZφR
裏マニアシアター 2002年1月28日 ヴァレンタイン
「モノクロ」になった最期の日
初回限定1000本シリアルNo.入り

シングル

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No. タイトル 発売日 備考
01 蜘蛛 2000年10月21日 初回限定盤1000枚、紙ジャケット
02 眩惑 2001年4月1日
03 Sixth TERROR 2001年8月29日 高田馬場AREAワンマン無料配布
04 SEXUAL BEAST 2002年6月5日 初回限定盤2000枚
05 MaVERiCK 2003年2月12日 初回限定5000枚、 2ndマニアジャケ限定3000枚
06 Garnet 2003年11月12日
07 -GEMINI- 2004年9月1日 初回限定盤DVD付
08 凍える夜に咲いた花 2006年4月5日 初回限定盤DVD付A、B、通常盤
09 Squall 2007年3月14日 初回限定盤DVD付、通常盤のみ『Screen』収録
10 BRILLIANT 2008年5月14日
11 KAMIKAZE 2008年8月6日 初回限定盤DVD付、通常盤のみ『BRILLIANT-Live 30 Dec. 07』収録
12 HORIZON 2008年12月3日 初回限定盤DVD付、通常盤のみ『闇に降る奇跡 Classical White Ver.』収録
13 FINAL CALL[15] 2009年9月9日 メジャー・デビュー・シングル、初回限定盤A、B、通常盤のみ『ARK IN THE STORM』収録
14 LOVE IS DEAD[16] 2010年4月14日 初回限定盤、通常盤のみ『CROSSED ARROWS』収録

ミニアルバム

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No. タイトル 発売日 備考
01 -TERRORS- 2001年7月21日 初回限定盤3000枚
02 BORN 2004年4月28日 初回限定盤DVD付

アルバム

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No. タイトル 発売日 備考
01 Coll:set 2005年6月29日
02 MIRROR 2007年4月11日 初回限定盤、通常盤
03 REDEEMER 2009年3月11日 メジャー・デビュー作品
04 IMMORTAL[17] 2009年12月29日 インディーズベストアルバム
05 MONSTERS[18] 2010年7月28日 初回限定盤CD+DVD、通常盤
06 ANTIQUE 2011年3月14日 コア作品集(ベスト・アルバム)、初回限定盤のみMV11曲収録DVD付

オムニバス

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タイトル 発売日 収録曲
HYSTERIC MEDIA ZONE V.A 2000年12月21日 「S」yste「M」
L∞P-Divide Neo Abomination-
檻の中で見る夢 2002年9月8日 檻の中で見る夢
檻の中で見る夢 (アニマルマニアver.)
SHOCK JAM CD EDITION.1 2002年10月1日 ファシズム

「タトエバ」キミ...ガ...シンダ...ラ

異端児 2003年1月20日 異端児
SHOCK WAVE CD the SELECT 2005年10月26日 「タトエバ」キミ...ガ...シンダ...ラ

DVD

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タイトル 発売日 備考
murder Day 2005年4月1日 LIVE DVD
The world outside the cage 2006年3月8日 ドキュメンタリーDVD
[LIQUIDIZE]-融合スル体温- 2006年12月17日 LIVE DVD
Spiral Staircase #15 Final 2007年9月5日 LIVE DVD
10th Anniversary LIVE Closer to ideal-Brandnew scene- 2009年12月29日 LIVE DVD
“Human-clad Monsters”FINAL 2011年4月13日 LIVE DVD(活動休止ライヴ)※エンドロール後に隠し曲が収録されている

タイアップ一覧

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使用年 曲名 タイアップ
2007年 Squall テレビ神奈川(tvk)『Mutoma α』エンディングテーマ[19]
2008年 KAMIKAZE TBS系『ランク王国』2008年8・9月度エンディングテーマ[20][21]
HORIZON 全国音楽情報TV『MUSIC B.B.』オープニングテーマ[22]

出典

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  1. ^ a b c d d'espairsray reviews, music, news- sputnikmusic・2015年2月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e D'espairsRay”. オールミュージック. All MediaGuide. 2015年2月16日閲覧。
  3. ^ D'espairsRayの記事まとめ - ナタリー(ナターシャ)・2015年3月20日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i ビジュアル系総合オフィシャルサイトVISUNAVI.COM
  5. ^ ex-D'espairsRayのHIZUMI(Vo)が岸利至(a.b.s.)、MASATO(defspiral)と新バンドNUL.結成”. SPICE - エンタメ特化型情報メディア スパイス (2019年5月25日). 2022年2月13日閲覧。
  6. ^ 元D’espairsRayのHIZUMI、abingdon boys schoolの岸利至、defspiralのMASATOによるNUL.、正式初ライヴを11月開催+インタビュー公開”. BARKS (2019年10月21日). 2022年2月13日閲覧。
  7. ^ ビジュアル系演歌歌手・最上川司デビュー ハイブリッドな日本人魂…こぶし&重厚サウンド”. 産経ニュース. 株式会社産経デジタル (2015年6月9日). 2015年11月2日閲覧。
  8. ^ D'espairsRay、HIZUMI声帯治療のため無期限活動休止”. 音楽ナタリー (2010年9月21日). 2022年2月13日閲覧。
  9. ^ D'espairsRay解散を発表、11年の歴史に幕”. 音楽ナタリー (2011年6月15日). 2022年2月13日閲覧。
  10. ^ Angelo主催イベントに復活D'ESPAIRSRAY含む5組出演”. 音楽ナタリー (2014年5月5日). 2022年2月13日閲覧。
  11. ^ Angelo主催イベント<THE INTERSECTION OF DOGMA>、RIZEやD'ESPAIRSRAYなど全5組の出演を発表”. BARKS (2014年5月5日). 2022年2月13日閲覧。
  12. ^ 【ライヴレポート】Angelo主催イベントで異種5バンドが交錯「不可能が可能へ」”. BARKS (2014年8月1日). 2022年2月13日閲覧。
  13. ^ 台湾大型フェスにムック、D'espairsRayが参戦”. 音楽ナタリー (2010年2月19日). 2022年2月13日閲覧。
  14. ^ D'espairsRay、2010年ワールドツアー決定”. BARKS (2010年4月8日). 2022年2月13日閲覧。
  15. ^ D'espairsRay、結成記念日に10周年シングル発売”. 音楽ナタリー (2009年7月12日). 2022年2月13日閲覧。
  16. ^ D'espairsRayがニューシングル発売&2DAYSライブ開催”. 音楽ナタリー (2010年3月16日). 2022年2月13日閲覧。
  17. ^ D'espairsRayが初のベスト盤とライブDVDを同時リリース”. 音楽ナタリー (2009年12月15日). 2022年2月13日閲覧。
  18. ^ D'espairsRayが約1年半ぶりアルバム「MONSTERS」発表”. 音楽ナタリー (2010年7月8日). 2022年2月13日閲覧。
  19. ^ D'espairsRay / Squall”. CDJournal. 2024年9月22日閲覧。
  20. ^ KAMIKAZE”. ORICON NEWS. 2024年9月22日閲覧。
  21. ^ D'ESPAIRSRAY / KAMIKAZE”. CDJournal. 2024年9月22日閲覧。
  22. ^ D'ESPAIRSRAY / HORIZON”. CDJournal. 2024年9月22日閲覧。

外部リンク

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