STXグループ
表示
STXグループ(朝鮮語: STX그룹、英語:STX Group)とは、韓国慶尚南道(釜山近く)に本拠を置く産業グループで、主に、造船業を主としている。元々、サンヨン(双龍)重工業として創業したが、その後アジア通貨危機で双龍グループが解体され、双龍重工業を改名し、STXグループが発足した。2014年時点で世界有数の造船企業、STX造船海洋を持ち、ヨーロッパとアジアの諸国に造船所を持っている企業グループであるが、主力のSTX造船海洋が造船不況により深刻な資本不足に陥り、2014年4月には上場廃止となるなど[1]、グループ企業の不振を受け、2013年5月より資金繰りが悪化し債権銀行団の管理下入りをしている。
歴史
[編集]- 1976年12月、サンヨン(双竜)重工業がスタート
- 2001年5月、STX(英語でSystem Technology eXcellenceの略)と名称変更
- 2004年4月、持株会社STX(朝鮮語: STX출범、英語:STX Corporation)を設立
- 2013年5月、資金繰りが悪化し債権銀行団の管理下入り[2]
グループ会社
[編集]グループ会社は次の通り:
- STX建設
- STX造船海洋(1962年1月、大韓造船としてスタート 2014年4月上場廃止)
- STXエンジン
- STX重工業(1976年12月、サンヨン重工業としてスタート)
- STXエネルギー(1984年12月、サンダン・エネルギーとしてスタート)
- STXパン・オーシャン(1966年5月、スタート 2013年6月倒産)
- 株式会社STX
- STXヨーロッパ
- STXスル(エンパコ)
売上の推移
[編集]最近の総売上の推移は次の通り:。
STX造船
[編集]造船に関しては、現在船舶の建造量で世界をリードする韓国の造船企業の五指に入り、特にヨーロッパ(ノルウェー)とアジア(中国・大連・長興島、ベトナム、インドネシア)などの外国に造船所持っているか、作っているのが特徴である[3]。
日本とも関係は深く、日本海事協会と40万トン級の超大型鉱石運搬船(VLOC)の共同研究、開発について協定を行なっている[4]。
脚注
[編集]- ^ “造船所労働者、造船産業特別委の設立を要求…現代重労組が共同の動き”. レイバーネット日本 (レイバーネット). (2014年4月2日) 2014年5月17日閲覧。
- ^ 韓国STXグループ、造船不振で銀行管理拡大一筋のサラリーマン出身オーナーが窮地に JP press 2013年6月3日
- ^ 百度百科:STX
- ^ STX造船と日本海事協会、大型鉱石運搬船共同開発へ、wowKorea(聯合ニュース配信記事)、2009年4月8日、2022年1月8日閲覧。