SPEAKEASY -風の街の純情な悪党たち-
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『SPEAKEASY-風の街の純情な悪党たち-』(スピークイージー シカゴのじゅんじょうなあくとうたち)は、宝塚歌劇団のミュージカル作品。花組[1][2]公演。形式名は「ミュージカル」[1][2]。宝塚(本公演)は17場[1]、東京(本公演)は18場[2]。
原作はジョン・ゲイ[1][2]の『ベガーズ・オペラ』[1][2]、脚注・演出は谷正純[1][2]。併演作品は『スナイパー -恋の狙撃者-』[1][2]。トップコンビの真矢みきと千ほさちの宝塚退団公演。
解説
[編集]"SPEAKEASY"とは禁酒法時代の「もぐり酒場」を意味する。イギリスの古典『ベガーズ・オペラ』を現代風にリメイクしたミュージカルで、シカゴを舞台に、暗黒街の帝王・マクフィスと、彼と対立する詐欺師の総元締の娘・ポーリーとの恋を縦軸に、裏社会に生きる人間の純情を描いた作品。
公演期間と公演場所
[編集]- 1998年5月15日 - 6月22日(新人公演:6月2日) 宝塚大劇場[1]
- 1998年8月22日 - 10月5日(新人公演:9月8日) TAKARAZUKA1000days劇場(東京)[2]
スタッフ
[編集]※氏名の後ろに「宝塚」、「東京」の文字がなければ両劇場共通。
- 作曲・編曲:吉崎憲治[1]/宮原透[1]
- 作曲:クルト・ヴァイル[1]
- 編曲:前田繁実[1]
- 音楽指揮:佐々田愛一郎[1]
- 振付[1]:尚すみれ/上島雪夫/伊賀裕子
- 装置:新宮有紀[1]
- 衣装:任田幾英[1]
- 照明:勝柴次朗[1]
- 音響:加門清邦[1]
- 小道具:伊集院撤也[1]
- 効果:木多美生[1]
- 演技指導:村田富久[1]
- 歌唱指導:楊淑美[1]
- 演出助手:荻田浩一[1]
- 衣装補:河底美由紀[1]
- 舞台進行:西原徳充[1]
- 舞台監督[2]:藤村信一(東京)/中村兆成(東京)/山本修司(東京)/香取克英(東京)
- 制作:久保孝満[1]
- 演奏:宝塚管弦楽団[1]
- 衣装提供:オンワード樫山[1]
- 衣装生地提供:日東紡績株式会社[1]
- 参考資料:"THE BEGGAR'S OPERA"(海保眞夫・訳/法政大学出版局刊)[1]
- 演出担当(新人公演):荻田浩一(宝塚)[1]、児玉明子(東京)[2]
主な配役
[編集]※下記のデータは宝塚・東京[2]共通。
本公演
- マクフィス - 真矢みき[1]
- ポーリー・ピーチャム - 千ほさち[1]
- ジョナサン・ピーチャム - 愛華みれ[1]
- ラリー・ロキット - 匠ひびき[1]
- ジェニー・ダイバー - 詩乃優花[1]
- ルーシー・ロキット - 渚あき[1]
- チャールズ・ランディ - 伊織直加[1]
新人公演
- マクフィス - 瀬奈じゅん[1]
- ポーリー - 沢樹くるみ[1]
- ジョナサン - 水夏希[1]
- ラリー - 眉月凰[1]
- ジェニー - 大鳥れい[1]
- ルーシー - 彩乃かなみ[1]
- ランディ - 蘭寿とむ[1]
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 編集:森照実・春馬誉貴子・相井美由紀・山本久美子、執筆:國眼隆一『宝塚歌劇90年史 すみれの花歳月を重ねて』宝塚歌劇団、2004年4月20日。ISBN 4-484-04601-6。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。