SP-2
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著者 | 平沢進 | |
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発行日 | 2008年(平成20年)10月31日 | |
発行元 | ケイオスユニオン | |
ジャンル | ノンフィクション | |
形態 | エッセイ、写真集 | |
ページ数 | 208 | |
公式サイト | [1] | |
コード | ISBN 978-4-309-90806-9 | |
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SP-2は、ミュージシャンの平沢進がタイ王国の第2の女性とされる人々「SP-2」との14年間におよぶ交流を綴ったエッセイ集及び写真集[1][2]。2008年10月31日に平沢進の運営会社であるケイオスユニオンより発売された[1]。
概要
[編集]「SP-2」とはタイ語の「サーオプラペーッソーン(第2の女性)(タイ語:สาวประเภทสอง)」を略した平沢進による造語で、「女性であるにもかかわらず、男性の身体を持って生まれてきてしまい、身体の男性性を消去して女性として生きる人たち」という意味である[1]。日本のニューハーフとは概念や文化的背景が異なるため平沢は敢えてSP-2と呼んでいる[1]。
この書籍は彼と長年親交があるタイのSP-2について著したノンフィクションで、自身が撮影した美しいSP-2の写真73点も収録[1]。社会的に特異な立場に置かれながら普通に生きようとする、これまでメディアが伝えてきた「タイのニューハーフ」とはまったく異なる彼女たちの姿をとらえている[1]。
この書籍は全国書店のほか、平沢の運営会社であるケイオスユニオンのテスラカイト・オンラインショップ、中野のニューウェイブ専門店・Shop MECANOでも販売された[1][2]。
目次
[編集]- S-2との遭遇
- 第四の“楽”テーブルの上の平穏
- バイオスフィアへようこそ
- 死と再生
- 403 Forbidden
- 太古のエコー、珠玉の微笑はエンドレス
- 秘密と開示の交差路
- ターイレーオ
- 賢者のピーマリン
- 隣人は天上の人
- パスの重き門
- 私は自分が大好きです
- Nurse Cafe物語
- Helenの方法
- 黒きナンファー、白き失恋
- 母よ。死刑台のダーゴンファイ