SIREN'S MELODY
表示
「SIREN'S MELODY」 | ||||
---|---|---|---|---|
浅倉大介 の シングル | ||||
初出アルバム『ELECTROMANCER』 | ||||
B面 | KARMA FOREST | |||
リリース | ||||
レーベル | ファンハウス | |||
作詞・作曲 | 麻倉真琴、浅倉大介 | |||
プロデュース | 浅倉大介 | |||
チャート最高順位 | ||||
浅倉大介 シングル 年表 | ||||
| ||||
「SIREN'S MELODY」(セイレーンズ・メロディ)は1995年5月10日にリリースされた浅倉大介のシングル。発売元はファンハウス。
概要
[編集]3rdアルバム『ELECTROMANCER』のリードシングル3作の1作目。
累計売上は9.8万枚を記録した[1]。
これまでの浅倉の作品は、インストやゲストボーカルを起用した楽曲であったが、今作では初めて浅倉自身がボーカルを担当している。
「浅倉大介」単独名義では本作が唯一のCDシングルとなっている。
3rdアルバム『ELECTROMANCER』にはタイトル曲、カップリング曲ともにL.A. MIXとしてアルバムバージョンが収録されているほか、タイトル曲のリミックス版がクラブミックスアルバム『Sequence Virus 2003』に収録されている。
収録曲
[編集]- SIREN'S MELODY
- 作詞:麻倉真琴 作曲/編曲:浅倉大介
- 初めて浅倉がメインボーカルを務めた[2]。
- 浅倉は歌詞のアイディアとして、「ギリシア神話に出てくるセイレーンによる歌によって、船乗りの人たちが海の中に引きずり込まれてしまう。でも、セイレーンの歌は誰も聴いたことがないし、それが実際にあったらどうなるか」をイメージした[2]。
- 浅倉は自身の歌い方として「改めて歌手として歌う」というよりは、「いつも自分で楽曲のアレンジをする様に、自分の声も楽器の一部として楽曲の中に入れられる」ことを目指した。そのために、エコーのかけ方・声の処理・響き方等、声の加工の仕方を考えて作り、「言葉として表に出しても、日本語なんだけど日本語に聴こえない」感じを出すために、麻倉に「浅倉に合う言葉」を多数のキーワードの中から選ばせていった[2]。
- ギターは葛城哲哉が担当している[2]。
- コーラスは石井妥師が担当している[2]。
- PVは撮影用スタジオの中で巨大なセットが組まれ、本物の樹・土が持ち込まれ、池も実際に作られた。撮影中に配置を3回変えた。美術スタッフからは「今までやった中で、一番大変だった」と言われた。実際の撮影はフィルムで撮影された。「スローな感じにしたい」という浅倉の要望で、1度2倍速で撮った後に、フィルムを元に戻すことでゆっくりとした動きを出した[3]。
- KARMA FOREST
- 作曲/編曲:浅倉大介
- 制作上のテーマは「ダンス・ミュージックではあるけど、レイブでもないし、アシッド・ハウスでもない。今やダンス・ミュージックはジャンルが付けられない位に多岐に渡っているから、こういうダンス・ミュージックがあってもいいのではないか」としている[4]。
- 楽曲のイメージは「世紀末に近い今、黒魔術みたいなお祭りが自然の中で行われている」風景を想像した[4]。
- SIREN'S MELODY (Instrumental Mix)
脚注
[編集]- ^ a b オリコンランキング情報サービス you大樹
- ^ a b c d e ソニー・マガジンズ刊「WHAT's IN?」1995年5月号「浅倉大介 “沈黙”の彼方から聴こえるメロディ」p.83より。
- ^ ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1995年8月号「浅倉大介。 Watch Me! INTERFACE OF ELECTROMANCER」pp.40-44より。
- ^ a b ソニー・マガジンズ刊「PATi PATi」1995年6月号「浅倉大介。 Is it Real? daisuke asakura」p.48より。