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R・J・レイノルズ・ジュニア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
R・J・レイノルズ・ジュニア
R. J. Reynolds Jr.
生誕 Richard Joshua Reynolds Jr.
(1906-04-04) 1906年4月4日
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ノースカロライナ州ウィンストン・セーラム
死没 1964年12月14日(1964-12-14)(58歳没)
スイスの旗 スイス ルツェルン
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リチャード・ジョシュア・レイノルズ・ジュニア(Richard Joshua Reynolds Jr.[1]1906年4月4日 - 1964年12月14日)は、アメリカ合衆国の実業家、政治家である。


生涯

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大手たばこメーカー、R・J・レイノルズ・タバコ(RJR)の創業者R・J・レイノルズキャサリン・スミス英語版の長男として1906年4月4日に生まれた[2][3]。父は1918年に、母は1924年に亡くなり、以降は叔父のウィリアム・ニール・レイノルズ夫妻に育てられた。

RJR社の社長職は、ウィリアムからレイノルズ家出身者以外の人物に継承された。レイノルズは、RJR社には10代の頃に勤務したことがあるだけで、その要職には就かず、デルタ航空の創業に関わった。また、民主党の政治家となり、ウィンストン・セーラム市長や民主党全国委員会の会計係を務めた[4]。また、ヨットや飛行機の操縦もした[5]

1934年、ジョージア州サペロ島英語版を購入した[6]。1938年にティリンガースト・ローメデュー・ヒューストン英語版が死去した後、ヒューストンが保有していたバトラー島農園英語版を購入した[7]

私生活

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レイノルズは生涯に4度結婚している。

最初の妻は社交家のエリザベス・マコー・ディラード(Elizabeth McCaw Dillard)で、以下の4人の子供をもうけた。

  • リチャード・ジョシュア・レイノルズ3世 Richard Joshua Reynolds III (1933-1994)
  • ジョン・ディラード・レイノルズ John Dillard Reynolds (1935-1990)
  • ザッカリー・テイラー・レイノルズ Zachary Taylor Reynolds (1938-1979)[8][9][10]
  • ウィリアム・ニール・レイノルズ William Neal Reynolds (1940-2009)

2人目の妻は女優のマリアン・オブライエン(Marianne O'Brien)で、以下の2人の子供をもうけた。

  • パトリック・レイノルズ Patrick Reynolds (1948-) - 俳優、タバコ規制活動家
  • マイケル・ランドルフ・レイノルズ Michael Randolph Reynolds (1947–2004)[1]

3人目の妻はミュリエル・マーストン・グリノー(Muriel Marston Greenough)で、カナダの実業家、アンソニー・ヘゼルトン・マーストンの妹である[11]。ミュリエルとの間に子供は生まれなかった。

最初の3回の結婚生活は、いずれも離婚により終わった。4回目の結婚は、1961年、精神科医のアンマリー・シュミット(Annemarie Schmitt)と行った[11]

レイノルズは1960年に肺気腫に罹患し、これが元で1964年12月14日に死亡した。

脚注

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  1. ^ a b Schnakenberg, Heidi. Kid Carolina: R. J. Reynolds Jr., a Tobacco Fortune, and the Mysterious Death of a Southern Icon.
  2. ^ *[1]
  3. ^ Gillespie, Michele. Katharine and R.J. Reynolds: Partners of Fortune in the Making of the New South (University of Georgia Press; 2012) 381 pages; dual biography of R.J. and his much younger wife (1880–1924)
  4. ^ Cartner, Mark (September 1998). “Reynolds and Golf: Longtime Companions”. Triad Golf. 2008年11月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年3月26日閲覧。
  5. ^ Patrick Reynolds; Tom Shachtman (1989), The Gilded Leaf: Triumph, Tragedy, and Tobacco: Three Generations of the R. J. Reynolds Family and Fortune, Boston: Little, Brown and Co.
  6. ^ Sapelo Island”. New Georgia Encyclopedia. Athens GA: University of Georgia Press (2 December 2019). 30 December 2021時点のオリジナルよりアーカイブ。4 February 2022閲覧。
  7. ^ Huston House at Butler Plantation”. The Georgia Trust (November 7, 2018). April 13, 2021閲覧。
  8. ^ "The Tobacco King" Burge, David. Garage Magazine. April 2009.
  9. ^ iowahawk: The Cigarette City Flash”. Iowahawk.typepad.com (September 4, 1979). April 28, 2013閲覧。
  10. ^ http://www.zachreynolds.com [リンク切れ]
  11. ^ a b “R. J. Reynolds Jr., Tobacco Heir, Dies”, The New York Times (New York City), (1964), https://www.nytimes.com/1964/12/16/r-j-reynolds-jr-tobacco-heirdies.html?_r=0 November 23, 2014閲覧。 

関連項目

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