Rボート
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Rボート (Räumboot) は、第2次世界大戦においてドイツ海軍 (Kriegsmarine) が使用した小型・浅喫水の掃海艇である。一般には「機動掃海艇」と呼ばれる[1]。
概要
[編集]初期には排水量60トン程度であったが、装備の追加等により次第に大型化し、戦時中の建造艇は175トンにも達した。狭水域での行動等のために、操縦性に優れるフォイト・シュナイダープロペラを装備したものもある。任務は掃海のほか、機雷敷設、主力艦や輸送船等の対空・対潜護衛等もあり、多目的艇としての性格が強くなった。速力は約17-24ノット。
掃海具のほか、武装として小型砲や機関砲、対潜爆雷を装備し、戦訓により次第に重装備となった。300隻前後が建造され、北海などで用いられた。半分程度撃沈ないし破壊されたものの、残存艇の一部は終戦後にドイツ周辺海域の掃海に用いられた。
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掃海作業に従事するRボート
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梯形隊形で航行するRボート
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Rボート母艦MRS11(元・北ドイツロイド汽船オスナブリュック)
各型
[編集]- R1級
- 排水量60t。速力17ノット。一部はフォイト・シュナイダープロペラ装備。[1]
- R17級
- 排水量115t。速力21ノット。フォイト・シュナイダープロペラ装備。[2]
- R25級
- 排水量110t。速力23.5ノット。[2]
- R41級
- 排水量125t。速力20ノット。フォイト・シュナイダープロペラ装備。[3]
- R130級
- 排水量150t。速力19ノット。一部はフォイト・シュナイダープロペラ装備。[4]
- R151級
- 排水量125t。速力21ノット。フォイト・シュナイダープロペラ装備。[5]
- R218級
- 排水量140t。速力22.5ノット。[5]
- R301級
- R401級
- 排水量140t。速力22.5ノット。[6]