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馬王堆漢墓(まおうたいかんぼ)は、湖南省長沙にある紀元前2世紀の墳墓。利蒼とその妻子を葬る。1972年の発掘時、利蒼の妻の遺体が未だ生けるが如き状態だったことで知られる。また副葬品にも貴重な工芸品や帛書が含まれ、中国古代史研究にとって多くの重要な資料を提供した。
馬王堆漢墓は湖南省長沙市の中心から東へ約8キロメートルの位置にある。五代十国時代に長沙で楚王として割拠した馬殷の墓といつからか誤って伝えられ、これが「馬王堆」という名の由来になった。1951年、中国科学院考古研究所の調査によって漢代の墓葬群と認定され、1956年以降は湖南省文物保護単位に指定された。……(本文を読む)