ゲルニカの木は、ビスカヤ県・ゲルニカにあるオークの木。この木はビスカヤの自治の象徴であり、後にバスク地方全体の自治の象徴となった。かつてビスカヤ領主はこの木の下でフエロ(特権)の尊重を誓い、現代のレンダカリ(バスク自治州政府首班)は就任後にこの木の下で宣誓を行う。現在見ることができるのは4代目のゲルニカの樹である。1930年代後半のスペイン内戦で、ゲルニカはフランコ将軍の援助を受けたドイツ軍によるゲルニカ爆撃を受けたが、この木とバスク議事堂だけは無事だった。オークの木は、ビスカヤ県の紋章をはじめとし、ビスカヤ県内の数多くの自治体の紋章に描かれている。……