PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズ
PBAトーナメント・オブ・チャンピオンズ(PBA Tournament of Champions)は、アメリカのプロボウリング「PBAツアー」の4大メジャートーナメント(公式戦)の1つ。ファイアストン社(Firestone Tire and Rubber Company)が冠スポンサーとなり、破格の賞金を争うPBAツアー第2のメジャートーナメントとして、1965年に創設された。当時の優勝賞金は、通常のトーナメントが5,000ドル程度、もう1つのメジャートーナメントであるPBA全米選手権が10,000ドルであったのに対し、25,000ドルであった。なお、2009年の優勝賞金は50,000ドルで、全米オープンの100,000ドルよりも低い。
特徴
[編集]大会名のとおり、優勝経験者しか出場することができない。2001年のツアー改革により2002年大会から、直近の優勝者32人(PBAツアー28人、シニアメジャー2人、リージョナルメジャー2人)のみが出場し、いきなりアリーナでのマッチプレーからスタートする独自のフォーマットとなっていたが、2008年大会からかつての名ボウラーを中心に出場者を拡大することになり、フォーマットが2000年以前のものに戻された。また、オイルコンディションもベテランに配慮し、ピン側のオイルを減らしたものに変更された。
【2009年大会出場資格者】
①未勝利者を除くPBAツアーシード選手
②2008年PBAリージョナルメジャー2大会優勝者
③2008年PBAシニアメジャー2大会優勝者
④今大会の歴代優勝者
⑤PBA殿堂表彰者(Hall of Famer)
⑥PBAツアーノーシード選手の直近優勝者
優勝までのゲーム数(2009年大会)
[編集]最高51G=予選24G+マッチプレー(ラウンドロビン)24G+TV決勝(ステップラダー)3G
最低49G=予選24G+マッチプレー24G+TV決勝1G
歴代優勝者
[編集]1965年:Billy Hardwick
1966年:Wayne Zahn
1967年:Jim Stefanich
1968年:Dave Davis(1勝目)
1969年:Jim Godman(1勝目)
1970年:Don Johnson
1971年:Johnny Petraglia
1972年:Mike Durbin(1勝目)
1973年:Jim Godman(2勝目)
1974年:Earl Anthony(1勝目)
1975年:Dave Davis(2勝目)
1976年:Marshall Holman(1勝目)
1977年:Mike Berlin
1978年:Earl Anthony(2勝目)
1979年:George Pappas
1980年:Wayne Webb
1981年:Steve Cook
1982年:Mike Durbin(2勝目)
1983年:Joe Berardi
1984年:Mike Durbin(3勝目)
1985年:Mark Williams(1勝目)
1986年:Marshall Holman(2勝目)
1987年:Pete Weber
1988年:Mark Williams(2勝目)
1989年:Del Ballard Jr.
1990年:Dave Ferraro
1991年:David Ozio
1992年:Marc McDowell
1993年:George Branham III
1994年:Norm Duke
1995年:Mike Aulby
1996年:Dave D'Entremont
1997年:John Gant
1998年:Bryan Goebel
1999年:Jason Couch(1勝目)
2000年:Jason Couch(2勝目)
2002年(PBAツアー02-03シーズン):Jason Couch(3勝目)
2003年(PBAツアー03-04シーズン):Patrick Healey Jr.
2005年(PBAツアー04-05シーズン):Steve Jaros
2006年(PBAツアー05-06シーズン):Chris Barnes
2007年(PBAツアー06-07シーズン):Tommy Jones
2008年(PBAツアー07-08シーズン):Michael Haugen Jr.
2009年(PBAツアー08-09シーズン):Patrick Allen
2010年 : Kelly Kulick
2011年 : Mika Koivuniemi
2012年 : Sean Rash
2013年 : Pete Weber
2014年 : Jason Belmonte(1勝目)
2015年 : Jasnn Belmonte(2勝目)