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Osamu “TIO” Suzuki

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

Osamu “TIO” Suzuki(本名:鈴木 治 <すずき おさむ> 1963年[1]-)は、日本のフォトグラファー、デザイナー。

旧姓は二村。

表記によってはTIO SUZUKIと記載されることもある。

来歴・人物

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1963年、神奈川県横浜市南区生まれ。

1988年、ハード・ロックを中心に海外のロック・ミュージシャンを撮影。

レコード会社のアーティスト・オフィシャル・フォトグラファーとしてGlenn HughesJohn Lynn TurnerW.A.S.P.Yngwei MalmsteenNight Ranger等のハード・ロックを中心に、ビョークカーディガンスなど来日アーティストを撮影。

1991年、湾岸戦争時には、イギリスでPraying Mantisのプロモーション・ヴィデオ(Can’t see the angels、Borderline、This time girl)を制作。

放送媒体ではJ-Waveで選曲家として開局から3年、Space Showerでは開局時にハードロック・プログラム【WILD SIDE】を立ち上げ、構成、インタビューブッキング担当。

海外での取材では、まだ日本で知られていなかったTHE AlmightyRamstein等のBandをプライベートで撮影し、誌上にて紹介。

撮影からいったん離れ、DTPWEBなどのDesignを中心に活動。

2007年より、JazzClassicと音楽ジャンルを替え、撮影を再開。

2008年より金管楽器メーカー、プレイヤーと交流しフランクフルト・ミュージック・メッセ、PAXMAN(England)をはじめ国内外で撮影。

2011年、ベルリンフィルハーモニー東日本大震災支援に感謝の意を表して、ガボール・タルケヴィ(首席トランペット) & オラフ・オット(首席トロンボーン)両氏のリサイタルをボランティアで撮影。

牧山 純子オフィシャルフォトグラファーとしてCD「Preghiera」撮影、Artworkを担当。

2012年、日髙 剛(東京藝術大学)のファースト・アルバムの撮影、Artworkを担当。

2013年、ギタリスト、諏訪 光風と共にヴィデオを製作開始。

親族

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叔父、二村 保は、F-1Driverのニキ・ラウダパリ・ダカール・ラリーを撮影したTHE RALIYなどの作品を残したレース写真家。

祖父、鈴木 茂は、1930年、藤田 信男監督率いる法政大野球部六大学リーグで優勝(9勝3敗)したとき、2回戦で「七色の魔球」でプロ野球を沸かせた若林投手から継投し延長12回サヨナラ勝ちをした投手。その後、横浜金港クラブ初代監督に就任。

エピソード

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フォトグラファーとしてギャラを貰うようになった時の機材はCONTAX RTSと標準レンズ1本だった。その後、CANON EOSへと変更している。

写真・デザインは専門の学校へ行くことなく、独学で習得した。

音楽の分野では、伊藤 清(NHK交響楽団首席トロンボーン奏者)から専門的な教育を受けた。

写真から離れていた2年間(1992年頃)、株式会社セガ・エンタープライゼスにて副社長駒井徳造(元トムス・エンタテインメント代表取締役会長)の元で勤務していた。

叔父である二村 保から多大な影響を受けている。

作品リスト

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https://www.allmusic.com/artist/osamu-tio-suzuki-mn0001936879/credits

  • W.A.R. Compilation  【Battle of Pride】 [Re Design]
  • OutrageThe Final Day】 [Photography] (as ""Tio" Suzuki") 1991年
  • Crown Of Thorns 【Crown Of Thorns】 [Photography] 1994年
  • Glenn Hughes 【Burning Japan Live】 [Photography] 1994年
  • Royal Hunt 【Far Away】 [Photography] 1995年
  • Royal Hunt 【Moving Target + EP】[Photography] 1995年
  • Savatage 【Japan Live '94】[Photography] 1995年
  • Royal Hunt 【Far Away】 [Photography] 1995年
  • Angra 【Holy Live】[Photography] 1997年
  • Glenn Hughes 【The God Of Voice (Best Of Glenn Hughes)】[Photography] 1998年
  • Riot 【Shine On】[Photography] 1998年
  • TEN 【Never Say Goodbye】[Photography] 1999年
  • Nwobhm 20th Anniversary Festival 【Metal Crusade’99】 [Photography] 1999年
  • Vader 【Live in Japan】 [Photography] 1999年
  • Night Ranger 【Rock in Japan】[Photography] 1998年
  • W.A.S.P. 【Double Live Assassins】[Photography] 1998年
  • Lana Lane 【Live in Japan '98】[Photography] 2000年
  • Fair Warning 【Live & More】[Photography] 2000年
  • Yngwie Malmsteen 【Anthology 1994-1999】[Photography] 2000年
  • Firehouse 【Bring Em Out Live】[Photography] 2000年
  • Feeder 【Another Yesterday...】[Photography] 2000年
  • Enuff Z'nuff 【10】[Photography] 2000年
  • Ring of Fire 【Dreamtower】[Photography] 2002年
  • Glenn Hughes / Hughes-Turner Project / Joe Lynn Turner 【Live in Tokyo】 [Photography] 2002年
  • Bill Bruford's Earthworks 【Footloose and Fancy Free】[Photography] 2002年
  • Praying Mantis 【Journey Goes On】[Photography] 2003年
  • Mastermind 【To the World Beyond】[Photography] 2004年
  • Tuck & Patti 【A Gift of Love】[Photography] 2004年
  • Glenn Hughes 【This Time Around】[Photography] 2007年
  • 日高 剛 【Variation for Horn】[Photography & Design] 2012年
  • 牧山 純子 【Preghiera-mini album-】[Photography & Design] 2012年
  • 牧山 純子 【Lucia】[Photography & Video recording/editing] 2017年
  • Olaf Otto 【THE SYMPHONIC TROMBONE】[Photography] 2019年
  • 武内 紗和子【Kissako】 [Photography & Design] 2021年

外部リンク

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脚注

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  1. ^ Osamu "TIO" Suzuki profile”. conmoto.jp. 2021年10月13日閲覧。