OT-75ロケット
表示
OT-75ロケットとは東京大学生産技術研究所SR研究班(現宇宙科学研究所)が開発した観測ロケットである。
概要
[編集]鹿児島宇宙空間観測所(現内之浦宇宙空間観測所)における打ち上げ手順の確認を行う目的で開発された直径75mmの単段式固体燃料ロケットである。 "OT" は "Operating Test" の略[1]。1962年2月2日、鹿児島宇宙空間観測所の起工式において1号機が打ち上げられ、鹿児島で打ち上げられた初めての観測ロケットとなった[2]。
0T-76[3] や OT-75S[4] といった表記である場合もある。
飛翔実績
[編集]番号 | 飛翔日 | 到達高度 | 実験内容 | |
---|---|---|---|---|
1号機 | 1962年 | 2月2日 | 3km | 実験場の特性調査 |
2号機 | 8月21日[3] | - | 実験場の特性調査、発射作業・光学観測の検討 |
出典
[編集]- ^ 生産研究 第15巻 第7号 観測ロケット特集号 pp.218-219 小型ロケットについて - 玉木章夫, 森大吉郎, 吉山厳 / 1963.07.01
- ^ ISASニュース 1995.4 No.169 特集 : ペンシルから40年 内之浦へ (ISAS/JAXA)
- ^ a b 明星ミュージアム 宇宙開発と明星電気の歴史 年表:1960年代 (明星電気)
- ^ 東京大学宇宙航空研究所報告 観測ロケット特集号 : 続5年のあゆみ 観測ロケット続5年 : 運営と行政の記録 (CiNii)
関連事項
[編集]外部リンク
[編集]- ISASニュースホームページ (ISAS/JAXA)
- 日本の宇宙開発の歴史 宇宙研物語 (ISAS/JAXA)
- 明星ミュージアム 宇宙開発と明星電気の歴史(明星電気)