O16 (潜水艦)
表示
艦歴 | |
---|---|
起工 | 1933年12月28日 |
進水 | 1936年1月27日 |
就役 | 1936年10月2日 |
戦没 | 1941年12月15日 |
除籍 | |
前級 | O12級 |
次級 | O19級 |
性能諸元 | |
排水量 | 984 t(基準)、1,194 t(水中) |
全長 | 76.5 m |
全幅 | 6.6 m |
吃水 | 4.0 m |
機関 | ディーゼルエンジン1,600 hp 2基 モーター460hp 2基、2軸推進 |
速力 | 18 kt(水上)、9 kt(水中) |
航続距離 | |
乗員 | 42 名 |
兵装 | 533 mm魚雷発射管 8門 88 mm砲 1門 40mm機関砲 2門 |
O16 (Hr. Ms. O 16) はオランダ海軍の潜水艦。
艦歴
[編集]1939年にオランダ領東インドに配備され、オランダからスエズ運河を経由してオランダ領東インドまで移動。
1941年12月初め、シンガポールへ移動。12月6日、シンガポールから南シナ海へ出撃。12月12日夜、パタニ沖で日本船団を攻撃し「東山丸」、「金華山丸」、「阿蘇山丸」を大破させた[1]。
12月13日、「O16」はシンガポールへの帰途についた。12月15日、チオマン島付近で触雷し沈没[1]。41名が死亡し、生存者は一人だけであった。「O16」が触雷して瞬時に沈没した際、艦長のA・J・ブッセマーカー少佐など6名以外は艦と共に沈み、ブッセマーカーもすぐに死亡[2]。さらに、泳いで陸地へ向かう途中で3名が行方知れずとなり1名が死亡[3]。操舵員のコルネリス・ウルフのみが陸地にたどり着いて助かった[3]。O16が触雷した場所は12月7日に日本の特設敷設艦辰宮丸が機雷を敷設した海域であった[4]。
脚注
[編集]参考文献
[編集]- 木俣滋郎『潜水艦攻撃』光人社、2000年、ISBN 4-7698-2289-8
- デイヴィッド・トーマス、関野英夫(訳)『スラバヤ沖海戦 連合国艦隊潰滅す』早川書房、1969年
- Dutch Submarines : The Submarines of the Royal Netherlands Navy