NMNヌクレオシダーゼ
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NMNヌクレオシダーゼ(NMN nucleosidase、EC 3.2.2.14)は、以下の化学反応を触媒する酵素である。ニコチンアミド D-リボヌクレオチド + 水D-リボース-5-リン酸 + ニコチンアミド 従って、この酵素は、ニコチンアミド D-リボヌクレオチドと水の2つの基質、D-リボヌクレオチドとニコチンアミドの2つの生成物を持つ。
この酵素は加水分解酵素、特にN-グリコシル化合物を分解するグリコシダーゼに分類される。系統名はニコチンアミド-ヌクレオチド ホスホリボヒドロラーゼ(nicotinamide-nucleotide phosphoribohydrolase)である。NMNアーゼ、ニコチンアミドモノヌクレオチドヌクレオシダーゼ、ニコチンアミドモノヌクレアーゼ、NMNグリコヒドロラーゼ等とも呼ばれる。ニコチン酸及びニコチンアミドの代謝に関与している。
出典
[編集]- Andreoli AJ, Okita TW, Bloom R, Grover TA (1972). “The pyridine nucleotide cycle: presence of a nicotinamide mononucleotide-specific glycohydrolase in Escherichia coli”. Biochem. Biophys. Res. Commun. 49 (1): 264–9. doi:10.1016/0006-291X(72)90039-3. PMID 4342726.