M55 (天体)
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(NGC 6809から転送)
M55 Messier 55 | ||
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球状星団 M55
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仮符号・別名 | NGC 6809[1] | |
星座 | いて座 | |
見かけの等級 (mv) | 6.49[1] | |
視直径 | 19.0'[2] | |
分類 | 球状星団[1] | |
発見 | ||
発見日 | 1752年6月16日[3] | |
発見者 | ニコラ・ルイ・ド・ラカーユ[2] | |
位置 元期:J2000.0[1] | ||
赤経 (RA, α) | 19h 39m 59.71s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −30° 57′ 53.1″[1] | |
赤方偏移 | 0.000584[1] | |
視線速度 (Rv) | 174.9 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経:0.49 ミリ秒/年[1] 赤緯: -8.49 ミリ秒/年[1] | |
距離 | 17,300 光年[2](約5.30kpc) | |
M55の位置
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物理的性質 | ||
直径 | 約100 光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
Mel 221 | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
座標: 19h 39m 59.71s, −30° 57′ 53.1″
概要
[編集]集中度ではXIとまばらな星団だが、満月の視直径の約2/3と非常に大きく見える[2]。中心部に光が集まっている球状星団も多いが、M55は均一にいびつな形で広がっている。双眼鏡でも充分楽しめる比較的大きな星団。口径8cmの望遠鏡でわずかに周辺の微星が見えてくる。口径10cmで条件が良ければ中心部に白い斑点が見えてくる。口径30cmの望遠鏡で、完全に星を分離して見ることができる。
観測史
[編集]1752年6月16日にニコラ・ルイ・ド・ラカーユがケープタウンで発見した[3]。ラカーユは「大彗星の微かな核のようだ」と記している[3]。1778年7月24日にシャルル・メシエは「白っぽく斑点状の星雲で、まるく濃淡がなく星は見えてこない」とした[3]。ジョン・ハーシェルは、「球状星団。11~13等級の星に分離できる。明るく大きく非常に星数が多い。次第に、中心が明るくなっている」とした[3]。カミーユ・フラマリオンは「はっきり星が見える。広範囲にわたり不規則にまかれた星の大集塊で、星雲状の物質の中にある。直径6'でやや南北に伸びている。南天の驚嘆すべき目標である。やや青白く見えている」とした。
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M55. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月30日). “Messier Object 55”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。
- ^ a b c d e Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年3月29日). “Messier 55 Observations and Descriptions”. SEDS. 2016年3月16日閲覧。