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NGC 604

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 604
ハッブル宇宙望遠鏡による画像 Credit: HST/NASA/ESA.
ハッブル宇宙望遠鏡による画像
Credit: HST/NASA/ESA.
星座 さんかく座
見かけの等級 (mv) +14.0 [1]
視直径 1′.93 x 1′.2′[1]
位置
元期:J2000.0
赤経 (RA, α)  01h 34m 33.2s[1]
赤緯 (Dec, δ) +30° 47′ 06″[1]
距離 270万光年(84万パーセク)[2]
物理的性質
半径 760光年
絶対等級 (H) -13.8
Template (ノート 解説) ■Project

NGC 604は、さんかく座銀河HII領域である。1784年9月11日にウィリアム・ハーシェルが発見した。局所銀河群で最も大きいHII領域の1つである。距離は約270万光年で、最大直径は約1500光年とオリオン大星雲の可視部分の40倍を超える。オリオン大星雲より6300倍以上も明るく、もし同じ距離にあれば、金星ほどの明るさになったはずである。全ての輝線星雲と同様に、ガスは、大質量の恒星によってイオン化されている。約200個のO型主系列星ウォルフ・ライエ星が集まり、質量は太陽質量の10万倍、年齢は350万歳になる。しかし、大マゼラン雲の中にあるタランチュラ星雲の中心の散開星団R136と異なり、NGC 604の中心はそれほどコンパクトではない。むしろアソシエーションに近く、Scaled OB Association (SOBA)の典型例であると考えられている[3]

ギャラリー

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出典

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  1. ^ a b c d NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for NGC 604. 2006年9月3日閲覧。
  2. ^ Barba, Rodolfo (2004). “An in-depth analysis of a prototypical giant H II region: NGC 604”. HST Proposal ID #10419. Bibcode2004hst..prop.6732B. 
  3. ^ Maíz-Apellániz, J.; Pérez, E.; Mas-Hesse, J. M. (2004). “NGC 604, the Scaled OB Association (SOBA) Prototype. I. Spatial Distribution of the Different Gas Phases and Attenuation by Dust”. The Astronomical Journal 128 (3): 1196–1218. Bibcode2004AJ....128.1196M. doi:10.1086/422925. 
  4. ^ NGC 604 (MIRI image)”. ESA. 2024年5月9日閲覧。
  • Some data in the table was updated from Sue French's column "Deep-sky Wonders", in the January 2006 issue of Sky & Telescope, p. 83.

外部リンク

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