コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

ろ座銀河団

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 1399から転送)
ろ座銀河団
ろ座銀河団の中心にあるNGC 1399
ハッブル宇宙望遠鏡による2.76′画像。
(NASA/STScI/WikiSky)
基本データ
星座 ろ座
赤経 (RA, α) 3h 38m (J2000.0) [1]
赤緯 (Dec, δ) -35°27′(J2000.0) [1]
超銀河経度 (L) 263°[2]
超銀河緯度 (B) -41°[2]
距離 6500万光年[2]
構成銀河数 49[2]
その他の名称
NGC 1399 Group, Abell S0373[1], LGG 96

ろ座銀河団(ろざぎんがだん、英: Fornax Cluster)は、約6500万光年の距離にある、1億光年以内ではおとめ座銀河団についで2番目に空間密度が高い銀河団である(ただし、おとめ座銀河団と比較すれば非常に小さい)。

この銀河団は基本的にはろ座の領域内にあり、おそらく近傍のエリダヌス座銀河群はこの銀河団に従属している。銀河団としては小規模であるが、ろ座銀河団は、このような銀河団の進化についての価値ある情報源である。それは、サブグループ(エリダヌス座銀河群)がメイングループ(ろ座銀河団)に吸収される際の現象を見せてくれ、 [3] 銀河スケールの上位構造についての手がかりを与えてくれる。[4] 銀河団の中心にはNGC 1399があり、他に主な構成メンバーとしてNGC 1427ANGC 1404がある。[5]

参考資料

[編集]
  1. ^ a b c NASA/IPAC Extragalactic Database”. Results for Fornax Cluster. 2006年10月8日閲覧。
  2. ^ a b c d A List of Nearby Galaxy Groups - atlasoftheuniverse.com 超銀河座標による1億光年以内の銀河団のマップと座標一覧がある。
  3. ^ Hubble Heritage Project”. Dwarf Irregulars and Galaxy Clusters. 2006年12月7日閲覧。
  4. ^ Chandra X-Ray Observatory”. Fornax Cluster: Motions of Nearby Galaxy Cluster Reveal Presence of Hidden Superstructure. 2006年12月7日閲覧。
  5. ^ The old globular cluster system of the dIrr galaxy NGC 1427A in the Fornax cluster - SAO/NASA Astrophysics Data System

関連項目

[編集]