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NGC 1360

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
NGC 1360
NGC 1360
レモン山天文台のSchulman望遠鏡によるNGC 1360の撮像。星雲の左上には、中心星が崩壊する前に放出されたとされる赤みを帯びた物質が写っている[1]。
レモン山天文台のSchulman望遠鏡によるNGC 1360の撮像。星雲の左上には、中心星が崩壊する前に放出されたとされる赤みを帯びた物質が写っている[1]
星座 ろ座
見かけの等級 (mv) 11.16[2]
分類 惑星状星雲[2]
発見
発見者 ルイス・スウィフト(1857年)
位置
元期:J2000.0[2]
赤経 (RA, α)  03h 33m 14.6471964691s[2]
赤緯 (Dec, δ) −25° 52′ 17.981057073″[2]
赤方偏移 0.000360[2]
視線速度 (Rv) 108.00 km/s[2]
固有運動 (μ) 赤経: 1.77 ミリ秒/[2]
赤緯: 24.91 ミリ秒/年[2]
年周視差 (π) 2.5517 ± 0.0825ミリ秒[2]
(誤差3.2%)
距離 1280 ± 40 光年[注 1]
(390 ± 10 パーセク[注 1]
他のカタログでの名称
コマドリの卵星雲[3], Robin's Egg Nebula[4], CD -26 1339[2], CD -26 1340[2], HIP 16566[2]
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NGC 1360、別名コマドリの卵星雲[3] (: Robin's Egg nebula[4]) は、ろ座にある惑星状星雲

1857年にアメリカの天文学者ルイス・スウィフトが発見[5]、1868年1月にはドイツの天文学者フリードリヒ・ヴィネッケが独立に発見した[5]。OIII酸素)バンドの放射が強いことから惑星状星雲であると同定された[1]。この星雲の中心星は連星ではないかとする説は1977年には出されていたが、それが確認されたのは40年後の2017年のことであった[6]。中心星は低質量のO型星白色矮星からなり、それぞれ0.555太陽質量 (M) と0.679 Mの質量を持つと見られている[6]

注釈

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  1. ^ a b パーセクは1 ÷ 年周視差(秒)より計算、光年は1÷年周視差(秒)×3.2615638より計算

出典

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  1. ^ a b NGC1360”. www.astrosurf.com. 2021年2月23日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m NGC 1360 -- Planetary Nebula”. SIMBAD Astronomical Database. 2021年2月23日閲覧。
  3. ^ a b 星雲”. 石垣島天文台. 国立天文台. 2021年2月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月23日閲覧。
  4. ^ a b NGC 1360: The Robin's Egg Nebula”. Astronomy Picture of the Day. NASA. 2021年2月23日閲覧。
  5. ^ a b Hartmut Frommert. “Friedrich August Theodor Winnecke (February 5, 1835 - December 3, 1897)”. Students for the Exploration and Development of Space. 2021年2月23日閲覧。
  6. ^ a b Miszalski, B.; Manick, R.; Mikołajewska, J. et al. (2018). “SALT HRS discovery of a long-period double-degenerate binary in the planetary nebula NGC 1360”. Monthly Notices of the Royal Astronomical Society 473 (2): 2275–2287. arXiv:1703.10891. Bibcode2018MNRAS.473.2275M. doi:10.1093/mnras/stx2501. ISSN 0035-8711. 

外部リンク

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