NASA〜未来から落ちてきた男〜
NASA〜未来から落ちてきた男〜 | |
---|---|
ジャンル | テレビドラマ |
企画 |
遠藤龍之介 小牧次郎 石原隆 |
脚本 | 鎌田敏夫 |
監督 | 小椋久雄 |
出演者 |
三上博史 中井貴一 田中好子 |
音楽 | 久石譲 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語、英語 |
時代設定 | 20世紀 |
話数 | 1 |
製作 | |
撮影監督 | 川田正幸 |
編集 | 深沢佳文 |
制作 | 共同テレビジョン |
放送 | |
放送チャンネル | フジテレビ |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 1991年8月23日 |
放送時間 | 21:03-23:07 |
回数 | 1 |
『NASA〜未来から落ちてきた男〜』(ナサ〜みらいからおちてきたおとこ〜)は、1991年8月23日にフジテレビ系『金曜ドラマシアター』枠で「終戦記念スペシャル」として放映された単発スペシャルドラマ。
アメリカのスペースシャトルが、時空を超えて太平洋戦争末期の日本にタイムスリップするというSFタッチで制作された。NASA(アメリカ航空宇宙局)もロケ協力した。後にVHSビデオソフト化された。
あらすじ
[編集]アメリカ合衆国・アトランタの閑静な住宅地の中にある1軒の邸宅の前に1台のリムジンが停まり、中から1人の東洋人の老人が降りてくる。その邸宅に住む少女に案内されて中へ入った老人は、懐かしそうな表情を見せる。
遡ること2か月前、妻スーザン、5才の娘アイラ、愛犬ミスティと幸せに暮らす日系二世の宇宙飛行士上野信夫は、ほか2名のアメリカ人宇宙飛行士と共にスペースシャトルで宇宙に飛び立った。だが、ミッションの最中に突然異常が発生、上野たちの乗ったスペースシャトルは制御不能になり、何かとても強い力に吸い寄せられるがまま白い光の中に飛び込み、姿を消してしまう。
上野たちが気がつくと、スペースシャトルは海岸の砂浜に不時着していた。3人の命に別状は無かったものの、スペースシャトルは損傷が激しく自力での飛行は不可能、必死に無線連絡するも、全く通じない。するとそこへ、兵隊らしき集団がやってきた。3人は銃を向けられ、なすすべ無く捕まってしまう。
上野は連行される途中、厳島神社の大鳥居を見て、自分たちが今日本にいる事を知る。さらに、同じ収容所に入れられている捕虜の米軍兵との会話から、46年前の太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)にタイムスリップした事を知る。
上野たちは、橋口健次郎中尉の厳しい尋問を受ける。上野たちは自分たちの身分を必死に説明するが、信じてもらえない。そんなある日、空襲に乗じて逃げ出した上野は、橋口中尉の兄嫁の由美子と出会う。上野はこの戦争に疑問を感じている由美子と意気投合、自分の身の上話をする。だが、その中で上野は衝撃的な事を知る。橋口中尉は何と、後に自分の父親になる人物だった…。
キャスト
[編集]- 上野信夫:三上博史[1]
- 橋口健次郎中尉:中井貴一[2]
- 地井武男
- 阿藤海
- 古尾谷雅人
- 益岡徹
- せんだみつお
- ガッツ石松
- 高杉亘
- 島田洋八
- 清水宏
- セイン・カミュ
- 畑俊六元帥:高橋悦史
- 橋口由美子:田中好子
スタッフ
[編集]- 企画:遠藤龍之介、小牧次郎、石原隆
- 演出:小椋久雄
- 脚本:鎌田敏夫
- 音楽:久石譲[3]
- 演出補:木下高男
- SFXアドバイザー:皆川慶助(フジテレビ)
- 特殊効果:菊地潔(大平特殊効果)
- CG:竹内真由美、大村卓
- 字幕制作:東北新社
- 特殊メイク:Bill Johnson
- 技斗:宮辺勝彦
- 軍事考証:内海忠
- 資料協力:広島市公文書館、呉市史編纂室、「反核・写真運動」事務局
- ロケ協力:NASA(アメリカ航空宇宙局)・マーシャル宇宙飛行センター、デルタ航空、浜松市、真鍋島、宮島町、竹原市産業部商工観光課、福山市商工部観光課、笠岡市商工観光課、スペースワールド ほか
- 技術協力:バスク
- 美術協力:フジアール
- プロデューサー:関口静夫
- 制作:フジテレビ、共同テレビジョン