コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

Mk.76 ミサイル射撃指揮装置

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
AN/SPG-55
AN/SPG-55レーダー(2基の円形カセグレンアンテナ
種別 パルス・ドップラー・レーダー
目的 ミサイル射撃指揮(追尾イルミネーター
開発・運用史
開発国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
送信機
周波数 Cバンド(追尾モード)
Xバンド(射撃指揮モード)
パルス 26 / 1.5マイクロ秒(追尾モード)
連続波照射(ミサイル誘導モード)[1]
パルス繰返数 203 - 225 pps(追尾モード)[1]
送信尖頭電力 1 MW(追尾モード)
5 kW(ミサイル誘導モード)
アンテナ
形式 円形カセグレンアンテナ[1]
直径・寸法 直径96 in (2.4 m)アンテナのみ
175 in (4.4 m)×218 in (5.5 m)(マウント部含む)[1]
アンテナ利得 39 dB(追尾モード)
47 dB(ミサイル誘導モード)
ビーム幅 1.6°(追尾モード)
0.8°(ミサイル誘導モード)
72°(補助ビーム、Xバンド)[1]
探知性能
探知距離 120 nmi (220 km)(追尾モード)
80,000 yd (73 km)(ミサイル誘導モード)[1]
探知高度 50,000 ft (15,000 m) - 80,000 ft (24,000 m)(ミサイル誘導モード)[1]
その他諸元
重量 12,970 lb (5,880 kg)(レーダーマウント部含む)
テンプレートを表示

Mk.76 ミサイル射撃指揮装置英語: Mark 76 Guided Missile Fire Control System:Mk.76 GMFCS)とは、アメリカ海軍のミサイル射撃指揮装置である。

Mk.76 GMFCSは、テリア・システムを構成するシステムの一つであり、RIM-2 テリア / RIM-67 スタンダードERの射撃誘導に用いられる。

火器管制レーダー

[編集]

火器管制レーダーとしては、当初はAN/SPQ-5が用いられた。これは、タロス用のAN/SPG-49ロシア語版から派生して開発されたCバンドの追尾レーダーで、ビームライディング誘導機能を備えていた。

その後、テリアミサイルが誘導方式をセミアクティブ・レーダー・ホーミング(SARH)に変更して以降はAN/SPG-55に変更された。これはCバンドのパルス波で目標の追尾を行い、Xバンドの連続波照射によりミサイルを誘導するものであった[2]

搭載艦

[編集]

 アメリカ海軍

 イタリア海軍

 オランダ海軍

参考文献・サイト

[編集]
  1. ^ a b c d e f g Norman Friedman (1997). The Naval Institute guide to world naval weapon systems 1997-1998. Naval Institute Press. pp. 380. ISBN 9781557502681. https://books.google.co.jp/books?id=l-DzknmTgDUC 
  2. ^ Norman Friedman (1981). Naval Radar. Naval Institute Press. ISBN 9780870219672 

外部リンク

[編集]

関連項目

[編集]