Maximo
開発元 | IBM |
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初版 | 1985年 |
最新版 |
9.0.0[1]
/ 2024年6月 |
公式サイト |
www |
Maximo は Project Software & Development社(後のMRO Software社)によって開発された企業資産管理ソフトウェアで、最初の商用バージョンは1985年にリリースされた[2][3]。 2006年にIBMに買収され、IBM Maximo Asset Managementとしてブランド化された。2021年7月にバージョン8がリリースされ、製品名はIBM Maximo Manageに変更された[4]。2024年6月には、バージョン9がリリースされた[5]。
Maximoは、建物、車両、消火器、設備などの資産の管理を行うソフトウェアで、資産の詳細やメンテナンススケジュールなどを記録し、資産を管理するためのワークフローを定義して業務フロー上で管理することも可能なように設計されている[6]。
歴史
[編集]MaximoはもともとProject Software & Development Inc (PSDI)(2000年にMRO Softwareに社名を変更)によって開発された[7][8]。
Maximo は IBM に買収され、Tivoliの一部として取り込まれた[7][9]。 以前のTivoliポートフォリオには、IT資産管理に関連するソフトウェアが含まれていたが、この買収により、IT資産以外の資産の管理がポートフォリオに加わった[10]。
リリース7.6では、クラウドへの展開やSaaSモデルによる配信のオプションとともに、マルチテナント(英語: Multitenancy)アーキテクチャで展開する事ができるようになった。Maximoは文字情報で構成される古典的なインターフェースで構成されているが、後のバージョンではWork Centersと呼ばれるグラフィカルなインターフェースも提供されるようになった[11]。
2020年、IBM Maximo 8.0[12] がリリースされた。 それに伴い、IBM Maximo Application Suite (MAS) が登場し、全ての関連するソフトウェアとアドオンが1つのアプリケーションスイートに統合された。 この MAS には 2021年後半に統合された ViiBE も含まれている[13]。
アーキテクチャー
[編集]MaximoはIBM PC上で動作するスタンドアロンソリューションとして誕生した。 2021年7月 現在[update] Maximo 8.x のサーバー機能は特定のバージョンの OpenShift で動作する、以前は AIX、Linux、Windows Server、HP-UXとSolaris もサポートされていた[14]。 その後のバージョンでは、より新しい技術を活用するために開発されてきました。インターフェースは自動化されたフィード形式になり、エンタープライズレベルのデータベース、リソース、レポートツールとの統合を可能になるように開発されてきた[要出典]。
Maximo では、鉄道、原子力、鉱業などのいくつかの産業向けの設定済みモデルが利用可能です。また、他のソフトウェアパッケージやプロトコルとの接続ができるようにも設定できる[15]。
係争
[編集]2018年2月、Maximo専門のコンサルタント会社であるKalibrate Asset Managementが、deal registration(英語: partner relationship management)でIBMを50万ドルで訴えた[16]。 この訴訟は、Kalibrateが手数料に対する契約上の権利を持っていたことを証明できず、誤解を招く欺瞞的な行為に対する請求も立証できなかったとして、2018年3月23日に裁判所によって却下された[17][18]。 KalibrateはIBMの費用を支払うよう命じられた[要出典]。
脚注
[編集]- ^ “Maximo Application Suite Releases information”. IBM. 2024年7月4日閲覧。
- ^ Chertow, Dick (December 2021). “How Maximo began”. DeveloperWorks. =2021年 12月閲覧。
- ^ Gurton, Annie (November 2000). “Dawn of the Age of Smart Assets”. Computer Weekly (Reed Business Information) .
- ^ “What's new in IBM Maximo Manage 8.0”. IBM. 2021年8月閲覧。
- ^ “What's new in Maximo Application Suite 9.0”. 2021年8月閲覧。
- ^ Cohesive. “What is Maximo? | New to Maximo? | Cohesive Solutions” (英語). www.cohesivesolutions.com. 2023年1月3日閲覧。
- ^ a b Lock, Tony (August 21, 2006). “IBM buys MRO Software - Gives Big Blue more depth”. The Register March 9, 2018閲覧。
- ^ “Changing PSDI to MRO Software Represents More Than a Name Change”. Gartner (December 20, 2000). April 22, 2018閲覧。
- ^ “The IBM Maximo roadmap: What it means for Enterprise Asset Management” (2006年). April 1, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。April 1, 2018閲覧。
- ^ Coté, Michael (May 27, 2008). “IBM Tivoli Pulse: Tivoli product updates and cloud confusion”. Tivoli's acquisition of MRO April 2, 2018閲覧。
- ^ Gorinas, Christen (January 5, 2018). “Getting Started with Maximo Work Centers”. Maven. April 1, 2018閲覧。
- ^ “IBM Maximo 8.0 Moving to an Integrated Suite of Applications” (March 2022). 2024年1月30日閲覧。
- ^ “IBM Maximo, the world's leading CMMS, includes ViiBE in its offer to respond to the consequences of the pandemic”. October 13, 2021閲覧。
- ^ Sawyer, William J. (May 26, 2010). “End of Support (EOS) Announcement for Maximo 6.0 and 6.1”. IBM. April 1, 2018時点のオリジナルよりアーカイブ。April 1, 2018閲覧。
- ^ Zientara, Robert (April 18, 2016). IBM Maximo Asset Management The Consultant's Guide (1.8 ed.). ISBN 978-8394419226
- ^ “Kalibrate Asset Management Sues IBM for Half a Million Dollars over Deal Registration Dispute”. CRN. (13 February 2018) March 9, 2018閲覧。
- ^ “Aussie reseller's legal case against IBM thrown out by court”. ARN. October 23, 2019閲覧。
- ^ Kalibrate Asset Management Solutions Pty Ltd v. IBM Australia Ltd (County Court of Victoria March 23, 2019). Text