M47催涙手榴弾
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M47催涙手榴弾(M47さいるいしゅりゅうだん、M47 CS Riot Hand Grenade, M47 Riot Control Grenade)は、アメリカの暴動鎮圧用兵器[1][2]。催涙ガスを発生させる手榴弾であり、1970年代に開発された[1]。
概要
[編集]安全レバー等が付いてはいるが、外形はほぼ球形をしており、外殻はゴムで作られている[2]。弾内には、炸薬ではなく、CSガス発生剤が約155グラム充填されている[1][2]。使用時は、ガス排出口をふさいでいるシールを剥がし、安全ピンを引き抜き、安全ラッチをスライドさせて安全装置を解除する[2]。これにより、安全レバーが外せるようになり、安全レバーを外すと遅延信管が作動するため、目標に向けて投擲する[2]。信管が作動すると、弾内でCSガスが発生し、排出口からガスが排出される[2]。ガスの発生時間は5から25秒間[2]。投げ返しを妨害するために、地面上ではランダムに転がりやすい仕組みとなっている[3]。
訓練用として、M48赤色発煙手榴弾(M48 red smoke grenade)も開発されている[2]。
要目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c Jeffery K. Smart. “A Century of Innovation THE ARMY'S CHEMICAL AND BIOLOGICAL DEFENSE PROGRAM” (PDF). p. 49. 2019年7月28日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m HEADQUARTERS, DEPARTMENT OF THE ARMY (1994年). “TM 43-0001-29. TECHNICAL MANUAL. ARMY AMMUNITION DATA SHEETS. FOR. GRENADES”. p. 2-47 2-48. 2019年7月28日閲覧。
- ^ “Infantry News”. Infantry (United States Army Infantry School) 65 (3): 10. (May-June 1975) 2019年7月28日閲覧。.