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M360 (105mm砲弾)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

M360は、アメリカ軍が保有していた化学兵器砲弾(M360 105mm Cartridge)[1][2]。アメリカ軍としては初期の神経剤兵器であり、1954年に制式化された[1]。105㎜榴弾砲用の砲弾であり、半固定式弾薬、外殻は鉄製である[2]。弾芯に炸薬として1.1ポンド (0.50 kg)のテトリトール英語版またはコンポジションBが用いられている[2]。砲弾内には神経剤として、サリン(GB)が1.6ポンド (0.73 kg)充填されている[2]。使用時には、砲弾の先端に信管が取り付けられる[2]

要目

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  • 全長:16.0インチ (41 cm)(本体部)[3]
  • 重量:35.6ポンド (16.1 kg)
  • 直径:105㎜

参照

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  1. ^ a b Jeffery K. Smart. “A Century of Innovation THE ARMY'S CHEMICAL AND BIOLOGICAL DEFENSE PROGRAM” (PDF). p. 36. 2020年10月4日閲覧。
  2. ^ a b c d e John Pike (1998年9月12日). “M360 105-mm GB cartridge”. Federation of American Scientists. 2020年10月10日閲覧。
  3. ^ Old Chemical Weapons and Related Materiel Reference Guide. Bulletpicker, LLC. (2018-05). pp. 297-300. https://bulletpicker.com/pdf/Old%20Chemical%20Weapons%20and%20Related%20Materiel%20Reference%20Guide.pdf 2020年10月10日閲覧。.