M10 (天体)
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M10 M10 | ||
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球状星団 M10
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星座 | へびつかい座 | |
見かけの等級 (mv) | +4.98[1] | |
視直径 | 20'[2] | |
分類 | 球状星団 | |
発見 | ||
発見者 | シャルル・メシエ[3] | |
位置 元期:J2000.0 | ||
赤経 (RA, α) | 16h 57m 09.05s[1] | |
赤緯 (Dec, δ) | −04° 06′ 01.1″[1] | |
赤方偏移 | 0.000252 | |
視線速度 (Rv) | 75.4 km/s[1] | |
固有運動 (μ) | 赤経: -6.88 ミリ秒/年[1] 赤緯: -8.28 ミリ秒/年[1] | |
距離 | 14,300 光年[2](約4.38kpc) | |
物理的性質 | ||
直径 | 83光年[2] | |
他のカタログでの名称 | ||
NGC 6254[1] | ||
■Template (■ノート ■解説) ■Project |
M10 (NGC 6254) は、へびつかい座にある球状星団 。距離14300光年。1764年シャルル・メシエが発見し「へびつかい座のベルトで見つかった、星を含まない星雲。… 美しく円形をした星雲。単純な3フィートの屈折望遠鏡でかろうじて見ることができる」と記している[3]。初めて星団に分離したのはウィリアム・ハーシェルで[2]、「きれいな星団で、ひどく密集している。M53に似る」としている[3]。
直径は約83光年[2]。密集度の高い、小口径望遠鏡で楽しめる球状星団の一つである。星団内部の星は淡いピンク色をしており、外部のハロー部分は淡い青色をしているとも言われる。また、中心部には黄色な「花火」のような光が見えるという[注 1]。周辺部に3つの恒星があり、それが星団をピラミッド状に囲んでいるように見える。
存在そのものは肉眼で確認でき、双眼鏡では容易に確認できる。M10とM12は、双眼鏡の同じ視野内にぼんやりと星雲状に確認することができる。球状星団同士のこのような眺めが双眼鏡で楽しめるのは、このM10とM12のペアだけである。外側の微星は口径10cm程度の望遠鏡から見え始める。口径20cm程度の望遠鏡で少しずつ分離してくる。しかし、完全に分離するにはさらに大口径の口径30cm程度の望遠鏡でないと難しい。
バーナムは、星団中には変光星は少なく3個しか見つかっていないとしている[3][注 2]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d e f g “SIMBAD Astronomical Database”. Results for NAME M10. 2015年12月1日閲覧。
- ^ a b c d e f Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2007年8月21日). “Messier Object 10”. SEDS. 2015年12月1日閲覧。
- ^ a b c d Hartmut Frommert, Christine Kronberg (2005年2月5日). “Messier 10 - Observations and Descriptions”. SEDS. 2015年12月1日閲覧。
関連項目
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