M104 155mm砲弾
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M104 155mm砲弾(M104 155mmほうだん、M104 155mm Projectile)は、アメリカ軍が採用していた化学兵器[1]。
既存の155mm榴弾を改設計した化学兵器砲弾であり、鉄製の外殻を有し、砲弾内にマスタード剤(H/HD)を11.7ポンド (5.3 kg)/1.1米ガロン (4.2 l)充填している[1][2]。先端部はねじ込み式になっており、信管または移送用の取っ手をねじ込むことができる[1]。弾芯には、炸薬としてテトリトールが棒状に設けられている[1][2]。第二次世界大戦時には配備されており、1944年のアメリカ軍のマニュアルには、マスタード剤の他に発煙剤(FSやWP)を充填したタイプの記載もある[3]。
要目
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d e f g U.S. Army Pueblo Chemical Depot. “U.S. Army Pueblo Chemical Depot Fact Sheet”. 2019年7月20日閲覧。
- ^ a b FAS (1998年). “M104 155mm Projectile”. 2019年7月20日閲覧。
- ^ “Technical Manual, TM 9-1901, Artillery Ammunition”. War Department. p. 200 (1944年6月29日). 2019年7月20日閲覧。