Living with joy
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『Living with joy』 | ||||
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高橋洋子 の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | J-POP | |||
時間 | ||||
レーベル | キティエンタープライズ(KTCR-1401) | |||
プロデュース | 高久光雄 | |||
高橋洋子 アルバム 年表 | ||||
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EANコード | ||||
JAN 4988031014387 | ||||
『Living with joy』収録のシングル | ||||
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『Living with joy』(リビング・ウィズ・ジョイ)は、高橋洋子の4枚目のオリジナル・アルバム。1996年10月25日にキティエンタープライズから発売された。
概要
[編集]アルバム解説
[編集]- 前作『BEST PIECES』から9ヶ月ぶりに発売された。オリジナルアルバムとしては、『私をみつけて』から1年11ヶ月ぶりである。
- 新曲3曲、シングル曲2曲、シングル曲兼カバー曲1曲、カバー曲4曲、カバー曲兼アレンジ曲1曲という構成になっている。
- 収録曲の半分がカバー曲となっている。カバーする楽曲は、声に合うということ、アルバムのテーマに沿っているという2つの基準で決定した[1]。
- キャッチコピーは「愛に溢れたボーカルアルバム」[2]。
楽曲解説
[編集]- 1曲目「新しいシャツ」は、大貫妙子の楽曲をカバーしたものである[3]。
- 3曲目「Ooo baby baby」は、アメリカのR&Bグループであるザ・ミラクルズの楽曲に日本語の歌詞をつけてカバーしたものである。
- 4曲目「Hello winter〜Do space men pass dead souls on their way to the moon?」は、アメリカ人シンガーソングライターのアート・ガーファンクルの楽曲に日本語の歌詞をつけてカバーしたものである[4]。原題は「Feuilles-Oh/Do Space Men Pass Dead Souls On Their Way To The Moon?(木の葉は落ちて/魂は何処へ)」。メドレー形式となっており、「Hello winter」→「Do space men pass dead souls on their way to the moon?」→「Hello winter」という構成になっている。「Hello winter」はハイチの民謡が基になっている。「Do space men pass dead souls on their way to the moon?」は、バッハ作曲の「クリスマス・オラトリオ」の第3部の中の第33曲 コラール「われは御身をひたすらに保ち」が基になっている。クリスマスソングである。
- 5曲目「つめたい部屋の世界地図」は、井上陽水の楽曲をカバーしたものである[5]。
- 7曲目「めぐり逢い」は、カナダ人作曲家のアンドレ・ギャニオンが作曲したピアノ曲に歌詞をつけたものである[6]。
- 9曲目「シャンプー」は、アン・ルイスの楽曲をカバーしたものである[7][注 1]。
- 10曲目「Snowscape」は、「めぐり逢い」を手掛けたアンドレ・ギャニオンからの提供曲である。クリスマスソングである。
- 11曲目「Fly me to the moon 〜Night In Indigo Blue Version〜」は、ボーナストラックという扱いになっている[2]。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマのアレンジバージョンである。元々はアルバムに収録される予定は無かったが、全ての楽曲のレコーディングが終わった後に収録されることが決定した[1]。『新世紀エヴァンゲリオン』のエンディングテーマに起用されたバージョンではYOKO TAKAHASHI名義だったが、このバージョンでは実名になっている。オリジナルアーティストはケイ・バラード。
収録曲
[編集]# | タイトル | 作詞 | 作曲 | 編曲 | 時間 |
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1. | 「新しいシャツ」 | 大貫妙子 | 大貫妙子 | 森俊之 | |
2. | 「Living with joy」 | 田久保真見 | 松本俊明 | 鳥山雄司 | |
3. | 「Ooo baby baby」 | Smokey Robinson Warren Moore 田久保真見(日本語歌詞) | Smokey Robinson Warren Moore | 森俊之 | |
4. | 「Hello winter〜Do space men pass dead souls on their way to the moon?」 | 並河祥太(Hello winter) Linda Grossman(Do space men pass dead souls on their way to the moon?) | Traditional(Hello winter) Johann Sebastian Bach(Do space men pass dead souls on their way to the moon?) | 大森俊之 | |
5. | 「つめたい部屋の世界地図」 | 井上陽水 | 井上陽水 | 大森俊之 | |
6. | 「ウェンディーの瞳」 | 並河祥太 | 松本俊明 | 鳥山雄司 | |
7. | 「めぐり逢い」 | 並河祥太 | アンドレ・ギャニオン | 大森俊之 | |
8. | 「どこかにあるよ」 | 並河祥太 | 山崎まさよし | 松浦晃久 | |
9. | 「シャンプー」 | 康珍化 | 山下達郎 | 森俊之 | |
10. | 「Snowscape」 | 並河祥太 | アンドレ・ギャニオン | 大森俊之 | |
11. | 「Fly me to the moon 〜Night In Indigo Blue Version〜」 | Bart Howard | Bart Howard | 大森俊之 | |
合計時間: |
タイアップ
[編集]楽曲 | タイアップ |
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新しいシャツ | TBS系『山田邦子のしあわせにしてよ』エンディングテーマ[8] |
ウェンディーの瞳 | テレビ東京系『情報レストラン』エンディングテーマ[8] |
めぐり逢い | フジテレビ系テレビドラマ『Age,35 恋しくて』メインテーマ曲[9] |
どこかにあるよ | 四国電力CMソング[8] |
Fly me to the moon 〜Night In Indigo Blue Version〜 | テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』イメージソング[10] |
参加ミュージシャン
[編集]新しいシャツ | |
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キーボード&プログラミング | 森俊之 |
ギター | 古川昌義 |
ベース | 細木隆広 |
マニピュレーション | 百々政幸 |
Living with joy | |
ギター&プログラミング | 鳥山雄司 |
サックス | 山本拓夫 |
Ooo baby baby | |
キーボード&プログラミング | 森俊之 |
ギター | 古川昌義 |
マニピュレーション | 百々政幸 |
コーラス | たかはしごう |
op | Jobete Music Co. Inc. |
Hello winter〜Do space men pass dead souls on their way to the moon? | |
キーボード&プログラミング | 大森俊之 |
ギター&マンドリン | 古川昌義 |
op | De Shufflin Inc. |
つめたい部屋の世界地図 | |
キーボード&プログラミング | 大森俊之 |
ギター | 古川昌義 |
キーボード | 倉田信雄 |
ウェンディーの瞳 | |
ギター&プログラミング | 鳥山雄司 |
めぐり逢い | |
キーボード | 倉田信雄 |
プログラミング | 大森俊之 |
ストリングス | 篠崎正嗣グループ |
op | Les Editions Musicales A.G.M. Ltee |
どこかにあるよ | |
キーボード | 松浦晃久 |
ギター | 今剛 |
ベース | 河合徹三 |
パーカッション | 帆足哲昭 |
シャンプー | |
キーボード&プログラミング | 森俊之 |
ギター | 古川昌義 |
ベース | 細木隆広 |
マニピュレーション | 百々政幸 |
Snowscape | |
ピアノ | 倉田信雄 |
ハープ | 朝川朋之 |
プログラミング | 大森俊之 |
ストリングス | 岡本エリグループ |
Fly me to the moon 〜Night In Indigo Blue Version〜 | |
キーボード&プログラミング | 大森俊之 |
op | Hampshire House |
スタッフクレジット
[編集]Director | 高橋良一 |
Recording & Mixing Engineer | 中越道夫(Superb) |
Recording Engineer | 田中信一(Superb)、富田慎一 |
Recording Studio | Key-Stone Studio, On Air Azabu Studio, Sound Valley, Peninsula,Sound Sky Studio, 鳥山 Studio, PH Sound Studio |
Mixing Studio | Onkio Haus |
Design | 塚本佳哉樹 |
Photograph | 石黒美穂子 |
Styling | 篠あゆみ |
Hair & Make up | 嵯峨敬子 |
Production Administration | 岩崎直子 |
Artist Manager | 品田恵子(Stuff Gang) |
A&R | 古米浩平 |
Supervisor | 片桐たかし(Stuff Gang) |
Executive Producer | 高久光雄(キティエンタープライズ) |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b 『月刊ニュータイプ』 1996年12月号、角川書店、1996年11月、194頁。
- ^ a b このアルバムの帯より(2024年9月17日閲覧)。
- ^ “ROMANTIQUE - 大貫妙子”. ORICON NEWS. 2023年5月7日閲覧。
- ^ “天使の歌声- アート・ガーファンクル”. ORICON NEWS. 2023年5月7日閲覧。
- ^ “陽水II センチメンタル - 井上陽水”. ORICON NEWS. 2023年5月7日閲覧。
- ^ ベストアルバム『YOKO SINGS FOREVER』のブックレットの曲紹介より。
- ^ “ピンク・キャット - アン・ルイス”. ORICON NEWS. 2023年5月7日閲覧。
- ^ a b c “YOKO TAKAHASI - New CDs”. ポリグラム. 1997年8月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年5月7日閲覧。
- ^ “めぐり逢い - 高橋洋子”. ORICON NEWS. 2023年5月7日閲覧。
- ^ ベストアルバム『BEST PIECES II』より。