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リーグチャンピオンシップシリーズ (eスポーツ)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
リーグチャンピオンシップシリーズ
League Championship Series
後継リーグ・オブ・レジェンド チャンピオンシップ・オブ・ジ・アメリカズ
競技リーグ・オブ・レジェンド
創立2013年
オーナーライアットゲームズ
コミッショナーマーク・ジマーマン
モットー「Made by many」
開始年2013年
参加チーム8
国際カップ戦Mid-Season Invitational
World Championship
本部所在地カリフォルニア州ロサンゼルス
大陸北アメリカ
最終年2024年
最終優勝FlyQuest(1回目)
最多優勝Team SoloMid(7回)
関連大会LECLCKLPL
公式サイトlolesports.com

リーグチャンピオンシップシリーズ: League Championship Series、略称:LCS)は、かつてライアットゲームズが運営していた北アメリカの『リーグ・オブ・レジェンド』のプロeスポーツリーグである。

北アメリカに所在する8つのフランチャイズチームが参加し、各年春季と夏季の2つのスプリットで競われていた。レギュラーシーズンでは総当たり戦を行い、上位6チームがプレーオフに進出する。プレーオフでは、レギュラーシーズンの順位で組み合わせを決め、ダブルイリミネーション方式(3戦先勝方式)で試合を行う。春季プレーオフの上位2チームがMid-Season Invitationalへ、夏季プレーオフの上位3チームがWorld Championshipへの出場権を得る。

概要

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2012年8月6日、ライアットゲームズがヨーロッパ、北アメリカ、アジアのチームに向けたプロリーグとして「リーグ・オブ・レジェンド チャンピオンシップシリーズ(LCS)」を発表した[1]。2013年にリーグが創設され、当初は、北米リーグ・オブ・レジェンド チャンピオンシップシリーズ(NA LCS)という名称だった[2]。NA LCSでは、各スプリット前に入れ替え戦として昇格戦を行っていた。昇格戦では前スプリットの下位3チーム、2部リーグの上位3チームが出場し、1位 - 3位までの3チームが昇格または継続となる[3]。2013年、2014年の参加数は8チームだったが、2015年には2チーム増加の計10チームとなった[4]

その後、2018年から入れ替え戦を廃止したフランチャイズ制を導入し[5]、2024年現在では8チームが参加している[6]。2018年12月、LEC(EU LCS)の名称変更により、ヨーロッパと北アメリカの区別をつける必要がなくなったため、リーグ名称をリーグ・オブ・レジェンド チャンピオンシップシリーズ(LCS)に改称した[7]。2021年シーズンには、全面的なブランドの刷新を実施。現名称であるリーグチャンピオンシップシリーズに改称し、「Made by many」と「All for the game」をモットーとして掲げた[8][9]

2024年6月11日、ライアットゲームズが、LCS、CBLOLLLAを統合させた新リーグの計画を発表し[10]、2024年10月31日にリーグ・オブ・レジェンド チャンピオンシップ・オブ・ジ・アメリカズ(LTA)を創設した。LTAでは、南北2つのカンファレンスに分かれ、LCSの8チームのうち6チームが北カンファレンスに割り当てられる予定[11]

チーム一覧

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2024年7月現在
チーム名 参加年 ロースター コーチ
トップ ジャングル ミッド ボット サポート
100 Thieves 2018春 Sniper River Quid Meech Eyla Goldenglue
Cloud9 2013夏 Fudge Blaber Jojopyun Berserker Vulcan Mithy
Dignitas英語版 2013春 Rich eXyu Dove Tomo Isles Enatron
FlyQuest 2017春 Bwipo Inspired Jensen Massu Busio Nukeduck
Immortals英語版 2016春 Castle Armao Mask Tactical Olleh Sharkz
NRG Esports 2016春 Dhokla Contractz Palafox FBI huhi Thinkcard
Shopify Rebellion 2024春 FakeGod Bugi Insanity Bvoy Zeyzal Reven
Team Liquid英語版 2015春 Impact UmTi APA Yeon CoreJJ Reignover

結果

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年度 春季 夏季
優勝 結果 準優勝 優勝 結果 準優勝
2013 Team SoloMid 3-2 Good Game University Cloud9 3-0 Team SoloMid 8
2014 Cloud9 3-0 Team SoloMid Team SoloMid 3-2 Cloud9 8
2015 Team SoloMid 3-1 Cloud9 Counter Logic Gaming 3-0 Team SoloMid 10
2016 Counter Logic Gaming 3-2 Team SoloMid Team SoloMid 3-1 Cloud9 10
2017 Team SoloMid 3-2 Cloud9 Team SoloMid 3-1 Immortals 10
2018 Team Liquid 3-0 100 Thieves Team Liquid 3-0 Cloud9 10
2019 Team Liquid 3-2 Team SoloMid Team Liquid 3-2 Cloud9 10
2020 Cloud9 3-0 FlyQuest Team SoloMid 3-0 FlyQuest 10
2021 Cloud9 3-2 Team Liquid 100 Thieves 3-0 Team Liquid 10
2022 Evil Geniuses 3-0 100 Thieves Cloud9 3-0 100 Thieves 10
2023 Cloud9 3-1 Golden Guardians NRG Esports 3-1 Cloud9 10
2024 Team Liquid 3-1 FlyQuest FlyQuest 3-1 Team Liquid 8

統計

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チーム名 優勝スプリット 準優勝スプリット
Team SoloMiddagger 7 5 12 2013春、2014夏、2015春、2016夏、2017春、2017夏、2020夏 2013夏、2014春、2015夏、2016春、2019春
Cloud9 6 7 13 2013夏、2014春、2020春、2021春、2022夏、2023春 2014夏、2015春、2016夏、2017春、2018夏、2019夏、2023夏
Team Liquid 5 3 8 2018春、2018夏、2019春、2019夏、2024春 2021春、2021夏、2024夏
Counter Logic Gamingdagger 2 0 2 2015夏、2016春
100 Thieves 1 3 4 2021夏 2018春、2022春、2022夏
FlyQuest 1 3 4 2024夏 2020春、2020夏、2024春
Evil Geniusesdagger 1 0 1 2022春
NRG Esports 1 0 1 2023夏
Good Game Universitydagger 0 1 1 2013春
Immortals 0 1 1 2017夏
Golden Guardiansdagger 0 1 1 2023春

 dagger  LCSから撤退したチーム

配信

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LCSは、TwitchYouTube生配信されている。2013年の試合では、170万人の同時視聴を記録[12]。2014年のレギュラーシーズンでは、Twitchでの同時接続が30万人近くまで迫ったが[13]、2023年にかけて減少傾向にある。2023年夏季では、22万3300人を超えたが、前スプリットより5万人少なく、2022年夏季より15万人少なかった[14]。2024年春季のピーク視聴者数は、24万6184人と前スプリットのピーク視聴者数(27万1376人)より減ったが、平均視聴者数が増加した[15]

脚注

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  1. ^ Riot reveal pro-league League of Legends Championship Series, aim to make LoL a “sustainable career choice” for professionals”. PCgamesN (2012年8月6日). 2024年7月1日閲覧。
  2. ^ League of Legends Championship Series begins in 2013”. GameSpot (2012年8月7日). 2024年7月1日閲覧。
  3. ^ How the new League of Legends Challenger league will create a pathway to the pros”. Polygon (2013年10月3日). 2024年7月1日閲覧。
  4. ^ Expansion Tournament Adds Two Teams to LCS”. Red Bull (2017年2月21日). 2024年7月1日閲覧。
  5. ^ With new permanent teams, professional League of Legends will look more like the NBA”. The Verge (2017年11月21日). 2024年7月1日閲覧。
  6. ^ Evil Geniuses and Golden Guardians leave LCS, franchise league to operate with eight teams”. Esports Insider (2023年11月21日). 2024年7月1日閲覧。
  7. ^ The NA LCS is changing its name and returning on Jan. 26 2019”. The Rift Herald (2018年12月13日). 2024年7月1日閲覧。
  8. ^ LCS rebrands ahead of the 2021 season”. Upcomer (2021年1月6日). 2024年7月1日閲覧。
  9. ^ Riot presents complete revamp of LCS’ brand identity”. Dot Esports (2021年1月6日). 2024年7月1日閲覧。
  10. ^ Riot Games unveils plans to merge LCS, CBLOL and LLA into pan-Americas league”. Esports Insider (2024年6月11日). 2024年7月1日閲覧。
  11. ^ League of Legends reveals teams and format for new Americas league, the LTA”. Esports Insider (2024年10月31日). 2024年12月1日閲覧。
  12. ^ Online game League of Legends star gets U.S. visa as pro athlete”. Los Angeles Times (2013年8月7日). 2024年7月1日閲覧。
  13. ^ LCS retains viewers during the Super Bowl”. onGamers (2014年2月3日). 2014年8月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月1日閲覧。
  14. ^ LCS Summer 2023 viewership continues a downward trend”. Esports Insider (2023年8月21日). 2024年7月1日閲覧。
  15. ^ LCS Spring 2024 shows positive viewership growth ahead of MSI”. Esports Insider (2024年4月3日). 2024年7月1日閲覧。

外部リンク

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