La Femme
このページ名「La Femme」は暫定的なものです。(2021年10月) |
La Femme(ラ・ファム) | |
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基本情報 | |
出身地 | フランス ビアリッツ |
ジャンル | |
活動期間 | 2010年 - |
レーベル |
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公式サイト | 公式サイト |
メンバー | |
旧メンバー |
La Femme(ラ・ファム)[注 1]はビアリッツ、ブルターニュ、マルセイユ、パリ出身のメンバーからなるフランスのロックバンドである。
略歴
[編集]バンドはビアリッツの高校で出会ったSacha Got(ギター、テルミン)とMarlon Magnée(キーボード)によって結成された。その後、MarlonはパリでSam Lefèvre(ベース)、Noé Delmas(ドラム)、Lucas Nunez Ritterと出会い、2010年にバンド名をLa Femmeとした。リードボーカルとなるClémence Quélennecとはインターネット上で知り合った[1]。
2010年にデジタルレーベル「BEKO DSL」からファーストEPをリリース[2]。2011年には『Le podium #1』というタイトルのEPをリリースし、同年11月にはラ・シガルで開催されたロック・フェスティバル「Festival les inRocKs」に出演した。2013年2月には、『La Femme』というタイトルのEPをリリースし[3]、同月に雑誌『Magic』の表紙を飾った。2013年4月8日には、ファーストアルバム『Psycho Tropical Berlin』をリリース[4]。同年12月に雑誌『Les Inrocks』は、同アルバムをその年のベストアルバムの第2位に選出した。[5]
2014年2月、バンドは新鋭アルバム部門で、その年のヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク(Victoire de la Musique)[注 2]賞を受賞した。[6]
2016年3月、La Femmeは、シングル『Sphynx』でカムバックすることを発表した。ミュージック・ビデオはグループのメンバーの一人、Marlon Magnéeが監督し、Massimiliano Mocchia di Coggiolaがラフ画を、Aymeric Bergada du Cadetがスタイリングを担当した。同シングルは、2016年秋にリリースが予告されているアルバムの発売に先駆けたものだった[7]。
2016年6月には、『Où va le monde ?』をリリースした。この曲は『Sphynx』と同様に、同年9月2日にリリースが予告されていたニューアルバム『Mystère』に収録された。7月には、レッド・ホット・チリ・ペッパーズのヨーロッパ・ツアーの際にオープニング・アクトを務めると発表した[8]。
2017年2月、ヴィクトワール・ド・ラ・ミュジーク2017において、セカンドアルバム『Mystère』が「L'Album rock de l'année」[注 3]部門で2位となった[9]。
2018年9月には、デザイナーのエディ・スリマンが監修した「セリーヌ(CELINE)」のファーストコレクションのランウェイショー用に、20分の楽曲『Runway』を作曲した[10]。
2021年4月、サードアルバム『Paradigmes』をリリース。このアルバムの最初の楽曲『Paradigmes』は2020年9月に、『Cool Colorado』は2020年2月に、『Disconnexion』は2020年12月に、いずれもシングル曲としてリリースされていた。この3曲のビデオ・クリップは、すべてパリのディスコ「Petit Palace」(プチ・パラス)で撮影された[11]。
スタイルと影響
[編集]La Femmeの人工的で夢幻的な音楽は、ザ・キュアー(The Cure)やスージー・アンド・ザ・バンシーズ(Siouxsie And The Banshees)のコールド・ウェイヴや[12]次にあげるグループや音楽ジャンルからの影響をうかがわせる。すなわち、Taxi Girl、Young Marble Giants、X-Ray Pop、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、クラフトワーク、その他サーフ・ミュージックである[13]。グループは、JacnoやMarie et les Garçonに言及し、大きな影響を受けたとしている。
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]括弧内は発売元レーベル
- 2013年:Psycho Tropical Berlin (Disque Pointu / Barclay / Born Bad Records)
- 2016年:Mystère (Disque Pointu / Barclay / Born Bad Records)
- 2021年:Paradigmes (Disque Pointu / Born Bad Records)
シングルおよびEP
[編集]- 2010年:La Femme (BEKO DSL)
- 2011年:Le Podium #1 (Third Side Records)
- 2011年:From Tchernobyl With Love (Les Disques Pointus)
- 2012年:La Planche (Third Side Records)
- 2012年:Télégraphe (Third Side Records)
- 2013年:La Femme (les Disques Pointus)
- 2016年:Sphynx
- 2017年:Orgie de gobelins sous champignons hallucinogènes (les Disques Pointus)
- 2018年:Runway (les Disques Pointus)
- 2019年:L'Hawaïenne (les Disques Pointus)
- 2020年:Paradigme (les Disques Pointus)
- 2020年:Cool Colorado (les Disques Pointus)
- 2020年:Disconnexion (les Disques Pointus)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ "La Femme - Femme Publique". Brain Magazine. 2013年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月26日閲覧。
- ^ Irwin Barbé (16 July 2010). "La Femme en Interview". Magic. 2013年9月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月22日閲覧。
- ^ Xavier Mazure (2013). "Chronique d'album. Psycho Tropical Berlin de La Femme". Magic. 2013年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月16日閲覧。
- ^ Elvire Von Bardeleben (8 April 2013). "L'année de La Femme". Libération. 2013年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月9日閲覧。
- ^ "Nos 5 meilleurs albums de l'année 2013". Les Inrocks. 12 December 2013. 2015年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年10月19日閲覧。
- ^ "Palmarès 2014 des Victoires de la Musique - Album révélation". le site des Victoires de la Musique. 2014. 2014年3月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年1月1日閲覧。
- ^ "Les Inrocks - La Femme est de retour avec "Sphynx", et ça fait déjà très mal". Les Inrockuptibles. 17 March 2016. 2016年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年3月17日閲覧。
- ^ Nathalie Paul (24 June 2016). "La Femme choisie pour la première partie des Red Hot Chili Peppers en 2016". www.concertlive.fr. 2016年10月11日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月27日閲覧。
- ^ Benjamin Locoge (10 February 2017). "Victoires de la musique 2017 : palmarès et pronostic". www.parismatch.com. 2018年11月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年3月20日閲覧。
- ^ Maud Gautier (2 October 2018). "Les Inrocks - Avec son odyssée disco "Runway", La Femme signe la bande-son du nouveau défilé Céline". Les Inrockuptibles. 2021年4月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年12月10日閲覧。
- ^ Théo Dubreuil (3 December 2020). "Dans "Disconnexion", La Femme ressuscite Michel Foucault". Les Inrockuptibles. 2021年4月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年2月18日閲覧。
- ^ Julien Lambea (10 April 2013). "C'est quoi, au juste, La Femme ?". GQ. 2016年8月26日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年4月9日閲覧。
- ^ Jean-Christophe Féraud (8 April 2013). "La Femme, sous influences". Libération. 2013年4月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年4月9日閲覧。