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JLPGA新人戦 加賀電子カップ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
JLPGA新人戦 加賀電子カップ
トーナメント情報
創設 1996年
開催地 千葉県長生郡(1999年-現在)
千葉県茂原市(1996年-1998年)
JLPGA新人戦 加賀電子カップの位置
1999-現在
1999-現在
1996-1998
1996-1998
グレートアイランド倶楽部(1999年-現在)
真名カントリークラブ(1996年-1998年)
基準打数 Par72(2021年)[1]
ヤーデージ 6625Yards(2021年)[1]
ツアー 日本女子プロゴルフ協会
(ツアー対象外競技)
競技方法 54Hストロークプレー
賞金総額 1500万円(2023年)
開催月 12月
最新優勝者
日本の旗 荒木優奈(2024年)
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JLPGA新人戦 加賀電子カップ(ジェイエルピージーエーしんじんせん かがでんしカップ)は、1996年から毎年12月に一般社団法人日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)が主催し、加賀電子株式会社が特別協賛する女子ゴルフトーナメントの新人戦である。第1回大会は千葉県真名カントリークラブで開催し、1999年の第4回大会からは同じ千葉県にあるグレートアイランド倶楽部に会場を移して行われている。2023年現在、賞金総額1500万円、優勝賞金270万円[1]。本大会は一般のギャラリーは観戦できない無観客試合として行われている[2]

2019年、従来7月に行われていた最終プロテストが11月に開催時期が変更されたため、2019年の第91期生合格者は翌2020年の大会に出場することとなり[3]、それ以後はプロテスト合格の翌年に大会が開催されていたが、2023年大会に2年分(2022年度の第95期生・2023年度の第96期生)を同時開催し、プロテスト合格と同年開催に戻された。

また2022年12月に行われた2021年度・第94期生合格者対象迄の大会[4]は2日制だったが、2023年(上記参照)以後は3日制となった[5]

概要

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本大会は、当該年度にプロテストに合格しJLPGAに入会した新人選手のみに出場権が与えられ、生涯に一度だけ出場することができる文字通りの「新人戦」である。大会2日間の初日はプロテスト合格の成績順に組み合わせが決定され、2日目・3日目は通常のトーナメントと同様に前日の成績に基づいて組み合わせが決定される。なお優勝者には翌年の開幕戦の出場権が与えられているが、2020年についてはプロテストの制度変更により付与されないことになった[6]

試合は全出場者が1日当たり18ホールの3日間・54ホールズ(2021年度まで2日間・36ホールズ)[7]を行い、その合計ストロークスで優勝を争う。1位タイが複数いた場合は即日サドンデス方式によるプレーオフを争い、その勝者が優勝。荒天などにより中止となった場合は1ラウンド相当の18ホールズ終了をもって大会成立とみなす。

歴代の優勝者には不動裕理上田桃子横峯さくら森田理香子などJLPGAツアー賞金女王を獲得した選手がおり、若手女子プロゴルファーの登竜門的な大会となっている[8]

この模様は朝日放送グループホールディングス傘下のCS放送スカイAを通して全国に生中継されている。

大会歴代優勝者

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開催回 開催年 合格期 優勝者名 優勝賞金 備考
グレートアイランド倶楽部開催
第28回 2024年 97期 日本の旗 荒木優奈 [9] 270万円
第27回 2023年 96期 日本の旗 高木優奈 270万円 95、96期2期まとめての開催[10]。2020年以降、プロテスト合格翌年末開催だった大会がプロテスト合格と同年開催に戻る。
第26回 95期 中華民国の旗 呉佳晏 270万円
第25回 2022年 94期 日本の旗 川﨑春花[11]  180万円 2022年日本女子プロゴルフ選手権大会でツアー初優勝し[12]、この年2勝でJLPGA新人賞獲得[13]。ツアー5勝(2024年シーズン終了時点)
第24回 2021年 93期 日本の旗 桑木志帆[1] 180万円 日本の旗 内田ことことのプレーオフを制す[1]。ツアー3勝、2024年JLPGAツアーチャンピオンシップ優勝。(2024年シーズン終了時点)
第23回 2020年 92期 中華人民共和国の旗 セキ・ユウティン[14][6] 180万円 ツアー1勝(2024年シーズン終了時点)
2019年 プロテスト開催時期変更及びコロナ禍により、非開催。2019年プロテスト合格者は92期となり、91期はプロテスト外から会員資格を得た4名のみ[3]
第22回 2018年 90期 日本の旗 原英莉花[15] 180万円 ツアー5勝、国内メジャー3勝(2023年終了時点)[16]
第21回 2017年 89期 日本の旗 沖せいら[17] 180万円
第20回 2016年 88期 日本の旗 高橋恵[18] 180万円
第20回 2015年 87期 日本の旗 篠原真里亜[19] 180万円 2021年現在の登録名は篠原まりあ[20]
第19回 2014年 86期 アメリカ合衆国の旗 平野ジェニファー[21] 108万円
第18回 2013年 85期 日本の旗 藤田光里[22] 108万円 ツアー1勝(2023年終了時点[23]
第17回 2012年 84期 日本の旗 東浩子[24] 108万円
第16回 2011年 83期 日本の旗 工藤遥加[25] 108万円
第15回 2010年 82期 日本の旗 山本亜香里[26] 108万円
第14回 2009年 81期 日本の旗 藤本麻子[27] 108万円 ツアー1勝(2023年終了時点[23]
第13回 2008年 80期 日本の旗 森田理香子[28] 108万円 ツアー7勝、2013年賞金女王[8]
第12回 2007年 79期 日本の旗 一ノ瀬優希[29] 108万円 ツアー3勝(2023年終了時点[30]
第11回 2006年 78期 日本の旗 吉田藍子 108万円
第10回 2005年 77期 日本の旗 上田桃子 54万円 日本ツアー16勝、アメリカツアー2勝、2007年賞金女王[8]、2025年より休養
第9回 2004年 76期 日本の旗 横峯さくら 54万円 ツアー23勝、2009年賞金女王[8]
第8回 2003年 75期 日本の旗 川原由維 54万円 2005年から2010年までシード選手
第7回 74期 日本の旗 馬場ゆかり 54万円 ツアー3勝、2011年日本女子オープン優勝、、2009年から2011年まで賞金ランキングトップ10入り
2002年 残雪のため、翌年に順延
第6回 2001年 73期 大韓民国の旗 徐知賢 54万円
第5回 2000年 72期 大韓民国の旗 李知姫 54万円 ツアー23勝、賞金ランキング2位を3度
第4回 1999年 71期 大韓民国の旗 趙庭涓 54万円
真名カントリークラブ開催
第3回 1998年 70期 日本の旗 片野志保 54万円
第2回 1997年 69期 日本の旗 良田陽子 54万円
第1回 1996年 68期 日本の旗 不動裕理 90万円 2000年から2005年まで賞金女王[8]。ツアー50勝(2022年終了時点)永久シード

関連項目

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出典

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  1. ^ a b c d e “桑木志帆プレーオフ制し優勝 同郷の先輩「日向子ちゃんを目指している」”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS. (2021年12月10日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/202112100000612.html 2021年12月10日閲覧。 
  2. ^ 【2018】LPGA新人戦 加賀電子カップ”. 日本女子プロゴルフ協会. 2018年12月9日閲覧。
  3. ^ a b “異例の事態 女子ゴルフ 日テレとの交渉決裂で3大会中止 放映権一括管理に反発”. Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. (2018年12月19日). https://www.sponichi.co.jp/sports/news/2018/12/19/kiji/20181219s00043000044000c.html 2019年3月14日閲覧。 
  4. ^ 94期生が集結ーJLPGA新人戦、8日開幕
  5. ^ 女子ゴルフ 新人戦加賀電子カップ、再度方針転換し開催 出場の神谷そら「リベンジもかねて頑張りたい」(中日スポーツ)
  6. ^ a b “セキ・ユウティン逆転V 山下美夢有2位/女子ゴルフ新人戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2020年12月11日). https://news.golfdigest.co.jp/news/jlpga/article/133783/1/?car=top_nw_t04 2020年12月11日閲覧。 
  7. ^ 「2024 JLPGA新人戦 加賀電子カップ」開催のお知らせ
  8. ^ a b c d e 師走の千葉で“黄金世代”が激突!新人戦が開幕”. ALBA.net (2017年12月5日). 2017年12月9日閲覧。
  9. ^ 荒木優奈が完全優勝 71で回り通算12アンダーで 永田加奈恵が2位…新人戦・加賀電子カップ最終日”. ゴスポーツ報知 (2024年12月6日). 2024年12月6日閲覧。
  10. ^ "女子ゴルフ新人戦・加賀電子カップ 95期生は呉佳晏、96期生は高木優奈が優勝". ニッカンスポーツ・コム. 日刊スポーツ新聞社. 2023年12月8日. 2023年12月8日閲覧
  11. ^ “川崎春花が逃げ切りV 尾関彩美悠は12位/新人戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン. (2022年12月9日). https://news.golfdigest.co.jp/news/jlpga/article/152585/1/ 2022年12月9日閲覧。 
  12. ^ "大会史上初の偉業ずくめ19歳シンデレラ 川崎春花【女子ゴルフ】". 中日スポーツ. 中日新聞社. 11 September 2022. 2023年1月14日閲覧
  13. ^ 新人賞・川﨑春花『今年は想像を超えた』”. ニュース & トピックス. 日本女子プロゴルフ協会 (2022年12月21日). 2023年1月14日閲覧。
  14. ^ “セキ・ユウティンが新人戦を逆転V 山下美夢有2位”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2020年12月11日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/202012110000434.html 2020年12月11日閲覧。 
  15. ^ “原英莉花V「ジャンボ・シャフト」で世代の頂点に”. nikkansports.com. 日刊スポーツ新聞社. (2018年12月7日). https://www.nikkansports.com/sports/golf/news/201812070000786.html 2018年12月9日閲覧。 
  16. ^ “原英莉花、メジャー初制覇 通算16アンダーで逃げ切り/国内女子”. サンケイスポーツ. 産経デジタル. (2020年10月4日). https://web.archive.org/web/20201008221028/https://www.sanspo.com/golf/news/20201004/jlp20100415560002-n1.html 2020年10月4日閲覧。 
  17. ^ 沖せいら5打差逆転優勝、来季はシード入り目標”. 日刊スポーツ (2017年12月8日). 2017年12月9日閲覧。
  18. ^ 高橋恵が4打差で完勝! 新人戦を制しプロ初タイトル”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2016年12月9日). 2017年12月9日閲覧。
  19. ^ 19歳の篠原真里亜が新人戦を制す 森美穂は「78」で9位”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2015年12月10日). 2017年12月9日閲覧。
  20. ^ 篠原 まりあ プロフィール詳細”. 日本女子プロゴルフ協会. 2017年12月9日閲覧。
  21. ^ 平野ジェニファーが逃げ切り優勝 堀琴音との激闘制す/LPGA新人戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2014年12月12日). 2017年12月9日閲覧。
  22. ^ QT1位の藤田光里、新人戦も1打差V”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2013年12月13日). 2017年12月9日閲覧。
  23. ^ a b 国内通算優勝回数(2018年11月25日時点、5ページ目)”. 日本女子プロゴルフ協会. 2018年12月9日閲覧。
  24. ^ プロテストトップ通過の東浩子が新人戦を制す!/LPGA新人戦 加賀電子カップ 最終日”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2012年12月7日). 2017年12月9日閲覧。
  25. ^ 工藤遥加が新人戦を制し、プロ初タイトルを獲得!”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2011年12月9日). 2017年12月9日閲覧。
  26. ^ 山本亜香里が首位を守り、逃げ切り優勝!/LPGA新人戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2010年12月10日). 2017年12月9日閲覧。
  27. ^ 藤本が新人戦を制す! 竹村は17位に終わる/LPGA新人戦”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2009年12月11日). 2017年12月9日閲覧。
  28. ^ 森田理香子が新人戦「加賀電子カップ」を制覇”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2008年12月12日). 2017年12月9日閲覧。
  29. ^ 佐伯三貴は今回も2位!新人戦を制したのは大逆転で一ノ瀬優希”. ゴルフダイジェスト・オンライン (2007年12月7日). 2017年12月9日閲覧。
  30. ^ 国内通算優勝回数(2018年11月25日時点、3ページ目)”. 日本女子プロゴルフ協会. 2018年12月9日閲覧。

参考

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外部リンク

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