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kiLLa

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

kiLLa(キラ)は、日本のヒップホップ・クルー。渋谷にて結成。

kiLLaキラ
基本情報
別名 キラ・クルー
出身地 日本の旗 日本東京都渋谷区
ジャンル ヒップホップ
活動期間 2015年 -
公式サイト https://twitter.com/killatokyo
メンバー
  • YDIZZY
  • BLAISE
  • KEPHA
  • No Flower
  • acuteParanoia
  • YESBØWY
  • Yuki Nakajo
  • RYOSUKE
旧メンバー kZm・Arjuna

概要

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結成まで

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小学生の頃から顔馴染みであったNo FlowerYDIZZYを中心に、中学・高校で出会ったArjunaBLAISEKEPHAkZmなどといった後のメンバーがバスケチーム「PSY」[1]に集まり、代々木公園でストリート・バスケットボールをプレイする仲となっていった[2][3]。そうした中でkZmが18〜19歳ごろ「着たい服が世の中にない」ことを理由にアパレル「kiLLa」を立ち上げ、そのルックに「周りのイケてるやつら」を起用[3]。その集団は周囲からkiLLaクルーと呼ばれるようになった[1]

やがてkZm、Arjunaを筆頭にラップを始めるようになる[4]。最初は「遊びの延長線上」のラップであったが、kZmが原宿の西山理容店にてDJ DARUMAと知り合ったことをきっかけに、2014年ごろ本格的にヒップホップクルーとして始動した[5]

活動開始・YENTOWNへの加入

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2015年の春頃、JUNKMAN(現:JNKMN)Chaki Zuluの紹介で当時設立していたYENTOWNへ加入する[5]YENTOWNではマイクリレー「Seven Sinners」に参加[6]するなど、メンバー同士での楽曲制作やYENTOWN主催のイベントへの出演などを行なった。

YENTOWN脱退〜躍進

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2016年、YDIZZYは3〜4ヶ月ほど「落ち込み」、ライブに出演できず自殺も考えたほどだったが、9〜10月ごろに復帰[7]。その後、11月ごろkiLLaはYENTOWNを脱退[8]。kZmはそのタイミングでkiLLaを脱退しYENTOWNに残ったが、その理由として「(kiLLaの脱退する理由が)俺はわからないからYENTOWNにいます」と語っている[9]。 脱退と同時期に1st EP「kiLLa EP vol.1」を発表。そのなかでも、kiLLaで初めてMC全員が参加しMVが制作された「SHINE」はNo Flowerがはじめて作曲した楽曲であった[10]

2017年、kiLLaとして「kiLLa vol.2 summer」、「kiLLa vol.3 F.O.E (Family Over Everything)」の2本を発表したほか、YDIZZYが2本のミックステープと1本のアルバム、Arjunaが1本のアルバムを発表[11]、並行しイベントの主催やKANDYTOWNとの対バンを行い、日本に留まらずバンコクや台湾[12]、フランス・パリなどでもライブを行う[13]など、精力的に活動。そして2018年1月には1stアルバム「GENESIS」をリリース。その後の活動が期待されていたが[11]、その頃から実質的にクルーとしての活動は停止し、個人の活動へと移行していった。

活動再開〜再度の停止

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2021年12月、YDIZZYがkiLLaの再始動を示唆[14]。同時期にArjunaは「クルーを追い出された」ことを自身のSNS上で表明[15]

2023年2月、それまで複数回活動を停止していたYDIZZYが復活したことを皮切りに活動を再開[14][16]。同年2月末に「kiLLa vol.4 Spring」、7月には「kiLLa vol.5 Melt」と2本のEPをリリースしたほか、YDIZZY、BLAISE、KEPHA、No Flowerの4人体制で精力的にライブを行っていたが、7月以降YDIZZYがふたたびライブへ出演しないようになり、3人体制となる。

2024年3月のイベント出演を最後にKEPHAがカナダ・トロントへ移住、活動拠点を移す[17]。以降2024年8月現在までkiLLaとしての活動は行われていない。

メンバー

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  • YDIZZY MC。活動初期の名義はdiZZy。
  • BLAISE MC。Arjunaとは実の兄弟。クルー「BSTA」にも所属。活動初期の名義はJB
  • KEPHA MC。2024年よりカナダ・トロントに移住し活動拠点を移す[17]。kiLLa外ではトラックメイカーやビデオグラファーなども務める。
  • NO FLOWER DJ/トラックメイカー。
  • YESBØWY デザイナー。
  • Yuki Nakajo デザイナー。
  • RYOSUKE  マネージャー。
  • acuteparanoia トラックメイカー。2024年8月現在まで脱退などの報告はないが、2023年にリリースされた2本のEPには参加していない。近年はモデルやアパレル方面で活動。

元メンバー

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  • kZm MC。現在もYENTOWNで活動。
  • Arjuna MC。BLAISEとは実の兄弟。2021年11月28日にTwitter(現:X)上で「クルーを追い出された」と表明[15]。活動初期の名義はjeLLy

ディスコグラフィー

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EP・アルバム

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タイトル 発売日 収録曲 備考
kiLLa EP vol.1 2016年11月30日
  1. SHINE
  2. HOTTOKE
  3. EASY GAME
  4. Like diZZy
  5. Suck my d***
kiLLa vol.2 summer 2017年7月17日
  1. The First Track
  2. Nympho
  3. kiLLaに気をつけな
  4. Hell No
  5. Mango Juice & CBD
  6. Pass The Blunt
kiLLa vol.3 F.O.E (Family Over Everything) 2017年9月20日
  1. Mixing Pills
  2. Ca$hmoneyXL
  3. I Know You
  4. No Mercy
  5. Jhood
  6. MO DOPE MO HOES
GENESIS 2018年1月24日
  1. Inception
  2. Murasaki
  3. Faded
  4. Like This
  5. Whole Lotta Gang
  6. Late Night
  7. God Bless
  8. Tokyo Haze
  9. XXX
  10. Slowdown
  11. Rockstar
  12. Nakama
  13. Ue Ni Aku
[18]
kiLLa vol.4 Spring 2023年3月4日
  1. Maria
  2. Deprive
  3. TOKYO
  4. ReaL
  5. Zoom
  6. For kiLLa
[19]
kiLLa vol.5 MELT 2023年7月15日
  1. Fuse
  2. SFR
  3. Shibuya Drill
  4. Charcoal
  5. Way Up
  6. 2Doto
[20]

脚注

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出典

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  1. ^ a b ニートtokyo (2019-03-22), BLAISE (kiLLa/BSTA):kiLLaについて, https://www.youtube.com/watch?v=9hQniy07sgk 2024年8月1日閲覧。 
  2. ^ 世界を見据えるネオ東京の先鋭、kiLLaが初フル作『GENESIS』に込めた野心を明かす | Mikiki by TOWER RECORDS”. Mikiki. 2024年8月1日閲覧。
  3. ^ a b 【インタビュー】YENTOWNの最年少ラッパー・kZmが、1stアルバム『DIMENSION』でHIPHOPをさらなる次元へと誘う”. Qetic (2018年3月28日). 2024年8月1日閲覧。
  4. ^ 世界を見据えるネオ東京の先鋭、kiLLaが初フル作『GENESIS』に込めた野心を明かす | Mikiki by TOWER RECORDS”. Mikiki. 2024年8月2日閲覧。
  5. ^ a b kZmを突き動かす”FORCE””. Mastered (2018年11月16日). 2024年8月2日閲覧。
  6. ^ YENTOWN – SEVEN SINNERS”. 2024年8月2日閲覧。
  7. ^ 【インタビュー】YDIZZY 『DIZZiNESS』| 仲間と笑うために戻ってきた” (英語). FNMNL (フェノメナル). 2024年8月2日閲覧。
  8. ^ YDIZZY『DIZZiNESS』 東京の新世代クルー・kiLLaの筆頭格が初のフィジカル作に詰め込んだ自信と確信を語る | Mikiki by TOWER RECORDS”. Mikiki. 2024年8月2日閲覧。
  9. ^ ニートtokyo (2017-12-01), kZm:YENTOWNについて, https://www.youtube.com/watch?v=sU4D5QmPQw0 2024年8月1日閲覧。 
  10. ^ Instagram”. www.instagram.com. 2024年8月2日閲覧。
  11. ^ a b 世界を見据えるネオ東京の先鋭、kiLLaが初フル作『GENESIS』に込めた野心を明かす | Mikiki by TOWER RECORDS”. Mikiki. 2024年8月2日閲覧。
  12. ^ いかにKiLLaは、「渋谷」や日本語ヒップホップと向き合うか? 更新された新たな「渋谷の姿勢」”. www.fuze.dj. 2024年8月2日閲覧。
  13. ^ 編集部, ABEMA TIMES (2020年7月14日). “KiLLaインタビュー「自分自身の才能とかカッコよさだけで上がっていきたい」 | HIPHOP | ABEMA TIMES | アベマタイムズ”. ABEMA TIMES. 2024年8月2日閲覧。
  14. ^ a b [独自 kiLLaが再始動, 新曲 TOKYO をリリース │ 明日03-Performanceよりアクトビデオも公開 - PRKS9]” (2023年1月20日). 2024年8月2日閲覧。
  15. ^ a b 2021年11月28日のツイート。"Today I got kicked out from the crew I was in"”. 2024年8月2日閲覧。閲覧。
  16. ^ 5年ぶりに活動再開したkiLLaがEP『kiLLa vol.4 Spring - EP』をリリース” (英語). FNMNL (フェノメナル). 2024年8月1日閲覧。
  17. ^ a b Instagram(@k_e_p_h_a)の投稿。”. www.instagram.com. 2024年8月1日閲覧。
  18. ^ kiLLa、クルー名義の1stアルバム『GENESIS』を来週リリース 「Murasaki」のティザー映像も公開 - Spincoaster (スピンコースター)” (2018年1月18日). 2024年8月1日閲覧。
  19. ^ 渋谷発のHIPHOPクルー・kiLLa、5年ぶりとなる4th EP『KiLLa vol.4 Spring - EP』を配信リリース”. Qetic (2023年3月3日). 2024年8月1日閲覧。
  20. ^ kiLLa 早くも今年2作目のEP 『kiLLa vol.5 MELT』|THE MAGAZINE”. THE MAGAZINE. 2024年8月1日閲覧。