Kami-Robo
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Kami-Robo(カミロボ)は、造型師の安居智博による、紙と針金による人形の作品群および、それを用いた一人遊び。
概要
[編集]京都在住の造形師、安居智博が幼少期より続ける自身のライフワークであったカミロボ遊び。カミロボは厚紙と針金で作られた全長15cmほどの紙人形。2005年の展覧会での発表を皮切りに「Kami-Robo」として国内外で発表・活動を続ける。両手にカミロボを持って戦わせるカミロボプロレスは1982年[1]小学5年生から続けている[2]。カミロボプロレスをCCDカメラを用いて撮影するライブイベント「カミロボファイト」は映像作品として発表[3]しており、まるで本物のプロレスラーのようなリアルな攻防を繰り出す。カミロボの活動が国内外で評価され、2006年にニューズウィーク「世界が尊敬する日本人」に作者の安居智博が選出される。第11回・第12回文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品[4][5]。小学生の時に開発したという関節部の針金の絞め方は、ファンの間で「安居締め」と呼ばれている[6]。プロデュースはクリエイティブ・ディレクターの青木克憲。版権管理はバタフライ・ストローク・株式會社。
活動
[編集]展覧会・イベント
[編集]- 夢京橋あかり館 企画展「淡海の妖怪」(2022年・滋賀 夢京橋あかり館)
- 100均グッズ改造ヒーロー大集合出版記念ミニ展覧会(2022年・大阪 カワチ画材心斎橋店内 画人画廊)
- 安居智博作品展 紙のロボット「カミロボ」と日用品で作る人形たち(2021年・滋賀 愛荘町立愛知川びんてまりの館)
- 安居智博作品展「妄想リバーシブル大阪」(2021年・大阪 カワチ画材心斎橋店内 画人画廊)
- 安居智博作品展「妄想リバーシブル」(2020年・京都 GALLERY DAIMON)
- カミロボ×アトレ秋葉原(2019年・秋葉原アトレ1)
- 安居智博作品展「プラズマ・マドロネック」(2018年・京都 GALLERY DAIMON)
- 「MAX MASK MAN」安居智博 マスク展(2016年・東京 @btf)
- カミロボプロレス30周年展(2014年・@btf)
- カミロボ本発売記念展(2011年・@btf)
- Kami-Robo in Mexico CMLL(2011年・メキシコアレナ・コリセオ)
- Kami-Robo Exposición(2010年・メキシコ国立自治大学付属チョッポ美術館)
- カミロボ in 河合塾(2010年・河合塾美術研究所アートスペース NAF)
- 「あつまれ★手作りヒーロー!!カミロボ」展(2010年・大阪府立大型児童館ビッグバン)
- 文化庁メディア芸術祭・シンガポール展 2008
- 安居智博のカミロボ展(2008年・京都トランスポップギャラリー)
- カミロボ in 京都国際マンガミュージアム(2008年・京都国際マンガミュージアム)
- DVD発売記念展(2007年・六本木ヒルズ・アートアンドデザインストア)
- カミロボファイト in コミコン(2007年・サンディエゴコミコン)
- カミロボエキスポ in こむこむ(2007年・福島県こむこむ)
- カミロボファイト・魔王VSブルーキラー(2006年・表参道ヒルズ)
- Kami-Robo 六本木ヒルズアードアンドデザインストア展(2006年・六本木ヒルズ・アートアンドデザインストア)
- Kami-Robo Expo '06(2006年・イギリスICA)
- カミロボエンタテインメントショー(2005年・後楽園ホール)
- 混沌から躍り出る星たち2005(2005年・スパイラルホール)
- Kami-Robo Expo 2005(2005年・パルコ渋谷・広島・名古屋)
ワークショップ
[編集]- 2019年・長野県佐久市立近代美術館、アトレ秋葉原1
- 2017年・長野県佐久市立近代美術館
- 2015年・長野県佐久市立近代美術館
- 2013年・長野県佐久市立近代美術館
- 2012年・有明そらスタジオ
- 2011年・長野県佐久市立近代美術館、佐久市子ども未来館、愛知県こども知財フォーラム、@btf
- 2010年・大阪府立大型児童館ビッグバン
- 2008年・トランスポップギャラリー
- 2008年・京都国際マンガミュージアム
- 2008年・イオンモール福岡
- 2007年・福島県こむこむ
- 2007年・nifty
- 2006年・表参道ヒルズ
企画作品
[編集]- JRA×カミロボコラボ「カミウマ」 (2021年)
- ブルボンカミロボ (2018年)
- カミロボこいのぼり(2016年・東京ミッドタウン ミッドパークギャラリー ~こいのぼりコレクション~)
- Hokusai Kami-Robo(2014年・TOKYO DESIGNERS WEEK 北斎漫画インスパイア展)
- 瓦×カミロボ(2009年・2010年・2012年・2013年・2014年・2015年・2016年・JAGDA Kawara Exhibition)
- コブラ (漫画)×カミロボ(2012年・日本繁昌 大展覧会)
- 結城紬×カミロボ(2012年・ふれる、感じる 伝統工芸品展)
- 紙獣(Kami-Ju)・ゴモラ(2009年・クアント)
- ヤッターマン・劇場用プログラム ペーパークラフト(2009年)
- アイアンマン×かんたんカミロボ(2008年)
- ガチ☆ボーイ×かんたんカミロボ(2008年)
- ROBO☆ROCK×かんたんカミロボ(2007年)
書籍
[編集]- 100均グッズ改造ヒーロー大集合(2022年・平凡社)
- かんたん楽しいペーパークラフト 動かして遊べるカミロボ(2011年・ソシム)
- カミロボオフィシャルハンドブック(2005年・ネコ・パブリッシング)
DVD
[編集]テレビ出演
[編集]- 激レアさんを連れてきた。(2023年12月4日・テレビ朝日)
- COOL JAPAN〜発掘!かっこいいニッポン〜(2022年・NHK BS1)
- 世界まる見え!テレビ特捜部(2021年・日本テレビ)
- ノンストップ!(2021年・フジテレビ)
- 1Hセンス(2020年・フジテレビ)
- 関ジャニ∞のジャニ勉(2019年・関西テレビ)
- TOKYOディープ!(2017年・NHK BSプレミアム)
- ウラマヨ!(2017年・関西テレビ)
- 雨上がりの「Aさんの話」〜事情通に聞きました!〜(2017年・ABCテレビ)
- 有吉くんの正直さんぽ(2016年・フジテレビ)
- モヤモヤさまぁ〜ず2(2016年・テレビ東京)
- ぶらり途中下車の旅(2015年・日本テレビ)
- ベビスマ(2011年・フジテレビ)
- Japanorama(2007年・イギリスBBC)
- 21世紀エジソン(2007年・TBS)
- カミロボファイトTV(2006年・テレ朝チャンネル)
- ワナゴナ(2006年・TBS)
- 空飛ぶ!爆チュー問題(2006年・フジテレビ)
- たけしの誰でもピカソ(2006年・テレビ東京)
- ニュースJAPAN(2005年・フジテレビ)
掲載
[編集]- 時事フォト(2009年・愛晃教育新聞)
- 教科書「高校美術2」(2008年・日本文教出版)
- ニューズウィーク「世界が尊敬する日本人100」(2006年)
- 読切マンガ「カミロボ誕生物語」(2005年・あおやぎ孝夫・小学館 週刊少年サンデー)
- ほぼ日刊イトイ新聞(2004年〜2008年)
- クアント(2003年〜2009年・ネコ・パブリッシング)
グッズ
[編集]- ペーパーフィギュア(2009年・バタフライ・ストローク・株式會社)
- フィギュア・ハイブリッドモデル(2005年・バンダイ)
- フィギュア・クイックイットモデル(2005年・バンダイ)
- コレクションフィギュア(2005年・バンダイ)
- ラバープレート(2005年・バンダイ)
- ピンバッジ(2005年・バンダイ)
- カミロボ缶・Tシャツ・フィギュア付(2005年・バンダイ)
脚注
[編集]- ^ カミロボとは
- ^ もはや極私的趣味を越えた!? 「カミロボ」の世界エキサイトニュース 2005年4月18日
- ^ カミロボファイターたちが勢揃い - DVD発売を記念した展覧会が東京で開催中マイナビニュース 2007年8月8日
- ^ 平成19年度[第11回]文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
- ^ 平成20年度[第12回]文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品
- ^ プロレスラーの獣神サンダーライガーと対談時の安居智博の発言新日本プロレスリングウェブサイト 2011年4月15日
外部リンク
[編集]- Kami-Robo オフィシャルサイト
- マドロネック
- ヤスイ工房
- バタフライ・ストローク・株式會社
- ほぼ日刊イトイ新聞
- YouTube バタフライ・ストローク・株式會社
- 新日本プロレスリング
- Kami-Robo (@kami_robo_yasui) - X(旧Twitter)