KOREA (曲)
「KOREA」 | ||
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レスリー・アンド・エヴァの楽曲 | ||
作詞者 | Leslie Mandoki / Laszlo Bencker | |
作曲者 | Leslie Mandoki / Laszlo Bencker | |
その他収録アルバム | ||
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収録曲 | ||
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『KOREA』(コリア)は、1987年の楽曲。
解説
[編集]レスリー・マンドキ (Leslie Mandoki) (西ドイツの音楽グループ「ジンギスカン」の一員の男性)と、エヴァ・サン (Eva Sun) (「ニュートン・ファミリー」の女性ボーカル)は、共にハンガリーの出身。
1986年ソウル国際歌謡祭 (SEOUL SONG FESTIVAL 86) において、ゲストだった前者と、ハンガリー代表で最優秀歌唱賞を獲得した後者が、意気投合。1988年のソウルオリンピックをテーマに曲(非公式のイメージソング[1])を作成[※]し、デュエットすることになった。
日本では、テイチクレコードから1988年5月21日に、シングルレコードが発売された(YE-40-V)。また、12インチマキシシングル(UDL-1007-V)も発売された。
カバー
[編集]少女隊
[編集]日本では、3人組の女性アイドルグループ「少女隊」によるEP(RT07-2085)とCD(XT10-2004)が、東芝EMI(EASTWORLDレーベル、現:ユニバーサル ミュージック合同会社)から1988年5月11日に、カバーシングル『Korea』[注 1] として発売された。フジテレビ『SEOUL SOUL』のエンディングテーマとして起用された。
A面がJapanese version(日本語詞:小林まさみ)で、B面がEnglish extended version。
前述の1986年ソウル国際歌謡祭(MBC主催)で銀賞を受賞するなど[2]、韓国で歌唱したことがあった少女隊は、この曲(英語バージョン)でも渡韓し人気を博したという[1][3]。
1988年8月18日、ソウル市内で行われたオリンピック30日前祝祭では、(戦後は韓国でタブーとされていた)日本語の歌詞で、(香港・マレーシアの歌手らが母国語で『KOREA』を歌った後に)同曲を約30秒間歌唱した。この模様はMBCで生中継されていた[2]。
しかし、これは事前に主催者側に許可を得ていなかったという報道もあり[2]、ハプニングの範疇とも考えられる。韓国政府が1998年10月に日本大衆文化の流入制限を段階的に開放し始めて以来、「日本語の歌が韓国の地上波で初めて生放送された」のは2010年のSKE48(『強き者よ』『青空片想い』の2曲)であるといわれている[4][5]。
シータ・ウォン
[編集]同じく日本で、香港の女性歌手のシータ・ウォン (黄敏華、Zeta Wong) 歌唱のカバーシングルEP(7BC0007)『KOREA』も発売された。発売元はセンチュリーレコード、販売元はポニーキャニオン。A面がEnglish Versionで、B面がCantonese Version。コンピレーション・アルバム『1245 Sparkling Disco Hit Singles』(32ED5063)にも収録されている。
脚注
[編集]- 出典
- ^ a b 週刊「ハンギョレ21」
- ^ a b c 朝日新聞、1988年8月19日付、31面「韓国でタブー 日本語の歌 少女隊歌っちゃった」
- ^ 少女時代の源流は少女隊!? « クーリエ・ジャポンの現場から(編集部ブログ)2011.03.04
- ^ 中日新聞SKE48、日本語の生歌 韓国TV初社会(CHUNICHI Web)、2010年9月11日
- ^ 聯合ニュース 韓国地上波放送で日本歌手が日本語の歌、初の生放送
- 注
- ^ タイトル表記は、頭文字以外は小文字。
関連項目
[編集]- 『めざせモスクワ』 - 1980年のモスクワオリンピックをテーマにした、ジンギスカン(レスリー・マンドキが在籍)による楽曲。