KK園区
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KK園区 KK Park | |
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座標:北緯16度37分58.3秒 東経98度33分27秒 / 北緯16.632861度 東経98.55750度座標: 北緯16度37分58.3秒 東経98度33分27秒 / 北緯16.632861度 東経98.55750度 | |
国 |
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州 |
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郡 | ミャワディー県 |
郡 | ミャワディー郡 |
等時帯 | UTC+6.30 (MST) |
KK園区(KKえんく)[注釈 1]またはKKパークは、ミャンマー・カレン州ミャワディに存在する詐欺団地。中国語表記は「KK園区」(簡: KK园区、繁: KK園區)。タイ・ミャンマー国境地帯に位置しており、モエイ川に隣接する。
概要
[編集]名前の「KK」は位置しているレイケイコー(Lay Kay Kaw)に由来[1]。KK園区をAAパークと同一視する記述がネット上には存在するが、AAパークはミャワディ近郊の詐欺団地である環亜パーク第1期を指すため、異なる[2]。
KK園区には4エリアが存在しており[3]、主に中国系犯罪集団が支配している。また日本で準暴力団に指定されている「怒羅権」の関連グループも関与しているとされている[4]。監禁された人物の証言によると、人口は約8000人とされる[5]。
KK園区では中国人犯罪集団が監禁する人物を利用し、詐欺が行われ、監禁された人物の人身売買や身代金による放出も行われる[6](100万香港ドル以上の身代金が必要の場合も存在する[7])。「観光」「就職」「台湾ビジネスマンの紹介」「ハイテク産業交流」「ビジネス実績を積むため」等の様々な名目で外国人をKK園区へ誘拐し、詐欺に従事させる事が特徴である[8][9][10]。2024年以降の誘拐手口は巧妙化し、台湾や日本を経由させて最終的にタイへと誘い出す事が増えた[7]。また2025年1月に中国人俳優の王星が「タイでの撮影」と騙されてミャワディ地域の詐欺団地へ誘拐された事を機に中国で再度関心が高まった[11]。
監禁被害者への強制労働
[編集]誘拐されて連れてこられた者は少ない睡眠で毎日約18時間、詐欺に従事させられる[12][13]。
KK園区の中国人犯罪集団は、誘拐してきた人物に無料で覚醒剤等を提供し、強制的に服用させて中毒にさせ、その人物が薬物中毒になった後は高額な薬物代を払えなくなるため、詐欺集団に従い続けるようになる。詐欺業績を上げられない者、逃亡失敗者、反抗者は激しい拷問を受けたり殺害され、臓器売買のために臓器を取り出して海に捨てられるが、詐欺業績を上げた場合は自由な飲食・娯楽・薬物を許可される事もある[12][13][14]。しかし被監禁者の多くは外出する事ができず、窓を開ける事すら許可されておらず、窓を開けた場合は罰金を支払わなければならない[15]。
KK園区は一度行ったら死ぬまで出られない「豚の煉獄(簡: 猪仔炼狱、繁: 豬仔煉獄)」として中華圏や華僑を震撼させている[16]。逃げられない事に絶望した被監禁者の飛び降り自殺が多発したため、多くの建物が鉄柵で覆われている[15]。中国人犯罪集団の蛇頭は、タイ、フィリピン、ミャンマー、カンボジア、ラオスなどで求職者を騙して誘って人身売買を行い、ネットワークはドバイにまでも至る[17]。
歴史
[編集]ドーナ山脈以東はカレン民族同盟の支配地域であったが、1994年12月にKNU(カレン民族同盟)内部対立により民主カレン仏教徒軍が離反し、1995年にKNUは全ての国境拠点を失った。その後にKNUは拠点をタイ側に移し、ドーナ山脈以東は民カ仏軍が支配した[18]。また民主カレン仏教徒軍の非合法な活動は国軍に黙認されていた[18]。民主カレン仏教徒軍はミャンマー軍事政府の下部組織に編入された事により国境警備隊(BGF)となり、ミャワディを実効支配している。KK園区はBGF体制下でもシュエコッコ等の非合法カジノの運営が黙認されていた[18]。
2021年クーデター以降のミャワディ周辺はミャンマー軍事政権の直接統治が及ばず、複数のカレン系武装勢力が入り乱れる状態となっており、その中に犯罪グループが特殊詐欺や違法賭博(主にオンラインカジノ)の拠点を築いており、KK園区を運営している中国系犯罪グループはミャワディ地域の諸勢力に多額の賄賂を払い、摘発を逃れているとされている[19]。
2019年にカンボジアでオンラインギャンブルが摘発された後はオンラインギャンブルの拠点はミャワディに移動した[20]。その後に新型コロナウイルス感染症によるコロナ禍によりオンラインギャンブルが衰退し、その代替としてミャワディ一帯で詐欺拠点が作られた[21]。2019年のオンラインギャンブル規制後もカンボジアに詐欺組織は存在したが、国際社会の圧力を受け、カンボジア当局は2022年9月18日にシハヌークビルの詐欺団地を摘発したが、現地警察当局と親しい関係を持っていた詐欺組織は事前に摘発の情報を把握しており、タチレクやミャワディ一帯に拠点を移した[22]。
ミャンマー北部・中緬国境地域において、2022年頃より中国国内で相次ぐ特殊詐欺被害を問題視した中国公安部がミャンマー軍事政権や少数民族武装組織と協力して詐欺集団撲滅に乗り出しており[23]、2022年8月には亜太グループトップの佘倫凱がタイ・バンコクで逮捕され、詐欺集団や詐欺目的の渡航者も摘発された事により、KK園区がミャワディからヤンゴンに拠点を移したという報道も存在した[24]。中国はミャンマー軍事政権と親しい関係にあり、三兄弟同盟は1027作戦において国軍とその傘下にある武装勢力が実効支配する地域の犯罪集団の拠点を陥落させたが、この背景には中国の支援があったとされている[25]。
2022年5月11日、KK園区にて中国人犯罪集団より激しい暴行を受けたマレーシア・イポー出身の魏振峰(23歳・男性)が入院先のメーソットの病院で死亡した[26][27]。魏は同年1月19日にイポーの実家を出発し、インターネット上で出会った女性と会うためにバンコクに向かった[26][27]。魏は母親の誕生日の前日である2月5日までに帰ると家族に伝えていたが、実家に帰る事はなかった[26][27]。同年3月31日に魏氏は家族に電話を掛け、医療費として8万リンギットが必要であると伝えた[26][27]。4月11日に魏はMu Jun Hongという偽名でメーソットの病院の集中治療室に運び込まれたが、5月に死去し、シラチャの仏寺で火葬された[26][27]。両親が魏の死を知ったのは死後約3ヶ月後である8月であった[26][27]。
2024年3月4日、KK園区内に監禁されていた150人が軍事政権とBGFによってタイ政府に引き渡された[28]。
2025年1月、香港籍の2人がKK園区から解放された[29][30]。
強制捜査
[編集]2025年2月、BGFはタイ政府の要望により、「詐欺拠点を一掃する」と本気度を表明し、KK園区の強制捜査に着手した[31][32]。同月5日にタイ当局は詐欺抑止のためにミャンマー側の電力と燃料の供給を停止し、KK園区に電力を供給しているとされるSMTY社も停止の対象となったが、供給停止後もディーゼル発電機とソーラーパネルによりKK園区は運営を続けていた[33]。同月21日にBGFはKK園区を封鎖し[34][35]、22日までにKK園区内の複数の拠点に突入し、犯罪組織の中国人らを拘束し、監禁されていた約3000人(中国やインドネシア等の15ヶ国出身者)を解放した[36][37][38][39]。同月24日にミャンマー軍事政権はシュエコッコとKK園区を含むミャワディ地域で不法入国した外国人109人を拘束したと発表した。軍事政権は1月30日から2月23日までに2220人を拘束したとしている[40]。また同月に日本人高校生が捕らわれてミャワディ地域の詐欺団地にて特殊詐欺のかけ子をさせられていた事が判明し、この日本人高校生をKK園区へ誘い出したのも犯罪集団の手先である日本人「A」(29歳・男性)であった事が判明し、Aはタイのバンコクの空港で逮捕された[13][41]。
関与疑惑のある組織
[編集]カレン国境警備隊
[編集]カレン国境警備隊(BGF)はKK園区に類似した施設であるシュエコッコを運営している[42][43]。KK園区に監禁されていた人の証言によると、KK園区の兵士は国境警備隊の腕章を付けている[44]。
タイの治安当局関係者によると、KK園区はBGF副司令官のティンウィン少佐の勢力圏に位置している[45]。KK園区周辺の地域は2018年7月にタイからの電力を購入する契約がなされたが、この契約は県電力局とティンウィン少佐の所有するShwe Myint Thaung Yinn Industry & Manufacturing Company Limited(SMTY社)との間で行われたものである[46]。
また、メートータレー村の住人は、2018年にBGFと亜太グループ(後述)の代表者がKK園区の用地を低価格で買収しに来たと証言している[47]。
BGFは軍事政権と関係を断ち、カレン民族軍(KNA)に改名されたが、引き続きシュエコッコおよびKK園区における詐欺活動の保護を行っている[48][49]。
2025年2月11日、隣国・タイの捜査当局が人身売買容疑でBGF幹部のソー・チットゥー、ティンウィン、モットゥンの逮捕状を発行する準備を進めていることが明らかになった[50]。その後、BGFはタイ政府による詐欺グループの摘発に協力する姿勢を見せ、8000人以上の中国系マフィアを中国へ送還すると発表した[51]。
カレン民族同盟
[編集]KK園区はカレン民族同盟(KNU)第6旅団の管理地域にあり[52]、KNUの影響下にあると見られている[53]。
KNUは、第7旅団幹部で中央執行委員会の委員であるロジャー・キンがKK園区に類似した施設である環亜園区の起工式に出席したことから、一部の幹部が違法な事業に関与しているという疑いがかけられている[54][55]。2023年2月にはカレンコミュニティの団体がKNU中央執行委員会の総辞職を要求した[56][57]。同年4月下旬にはロジャー・キンや元第7旅団長ポードーなどKNUの一部の幹部が違法な事業に関与していると第5旅団が訴えた内部文書がリークされた[47]。
これを受けてKNUは汚職疑惑はKNU自体とは無関係であるという声明を出し、同年5月にKNUは幹部の汚職疑惑についての調査チームを設立すると発表した[58]。
2024年1月、軍事政権の報道官[要曖昧さ回避]であるゾーミントゥン少将は、KK園区はKNUと企業が合同で設立したものである」と述べ、KNUの関与を明言した[59]。2024年4月の米国平和研究所の報告書においては、「ロジャー・キンはKK園区に関与しているとされているが、その証拠は示されていない」と記述されている[60]。
中国系犯罪シンジケート
[編集]広東系犯罪組織
[編集]KK園区で実行された詐欺により得られた金銭は、タイ・アジア経済交流協会の副会長であった王益承の暗号通貨ウォレットに入金されている[61]。タイ・アジア経済交流協会はバンコクの海外洪門文化交流センターと同じ建物内にあり、同センターは14Kの元幹部であった尹国駒が会長を務める世界洪門歴史文化協会と関係が深いとされる[44]。
米国平和研究所の報告書によると、尹国駒の東美グループは、KK園区に類似した施設である賽西港園区(東美園区)に投資している[54][62]。
尹国駒本人は否定しているものの、三立新聞台やタイPBSは尹国駒がKK園区のボスであるとしており[63][45] 、東森新聞は14Kと福建系マフィアがミャワディの詐欺拠点のバックにあるとしている[64]。
福建系犯罪組織
[編集]ラジオ・フリー・アジアは5人の福建人がKK園区のボスであるとしている[65]。
台湾系犯罪組織
[編集]台湾の黒社会、竹聯幇は「佘董」「駒董」[注釈 2]を上回る投資をKK園区に行っていると報道されている[66]。また、謝玲 (2021)はミャワディの詐欺グループは台湾系であるとしている[67]。
亜太グループ
[編集]シュエコッコを運営している亜太グループ(中国語: 亚太集团、Yatai Group)はKK園区への関与を否定している[42]。2023年5月、亜太グループはバンコク・ポスト紙にKK園区との関連を否定する声明を掲載した[68]。
しかし、亜太グループのトップである佘倫凱を「KK園区のオーナー」だとする報道も複数存在している[69][70] 。2023年12月に英国政府は佘倫凱を、「KK園区のオーナー」として制裁リストに加えている[71]。
Dok Ngiew Kham Company
[編集]ラオスのゴールデン・トライアングル経済特別区を支配するDok Ngiew Kham Compmay(別名:Kings Romans Group)の経営者、趙偉はKK園区への関連が疑われている。彼の所有しているDok Ngiew Kham CompanyはKK園区に投資していると報道されているが、同社はこの疑いを否定している[72]。
タイ政府
[編集]ミャワディ周辺における詐欺の高まりを受けて、タイ政府はミャンマー側への電波を断つとしたが[73]、2023年12月にKK園区周辺部で行われたモバイルスピードテストでは、周辺地域よりも10倍速い130mbpsのアップロード速度を記録した[74]。
また、タイの地元住民は国境を跨いだ違法な移動が取締られないのは、タイ当局が賄賂を受け取っているからであると示唆している[75]。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
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参考文献
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関連項目
[編集]- シュエコッコ - 同様の経済開発区。
- 泰昌園区 - 民主カレン慈善軍支配地域にある同様の詐欺団地。
- ゴールデン・トライアングル経済特別区 - ラオスにある同様の経済開発区。
- シハヌークビル - 同様の経済開発区が乱立しているカンボジアの都市。
- 王星失踪事件 - 2025年1月、ミャワディ近辺の詐欺団地に中国の俳優が拉致・監禁された事件。
- 殺猪盤
- 詐欺団地
- ミャンマーのインターネット詐欺