K-1M
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K-1M К-1М | |
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K-1M(キーウ) | |
基本情報 | |
製造所 | タトラ=ユーク |
製造年 | 2012年 - |
製造数 | 10両 |
投入先 | キーウ市電、オデッサ市電、マリウポリ市電 |
主要諸元 | |
編成 | 単車(ボギー車) |
軌間 | 1,524 mm |
電気方式 |
直流550 V (架空電車線方式) |
最高速度 | 65.0 km/h |
車両定員 | 161人 |
車両重量 | 19.6 t |
全長 | 16,400 mm |
車体長 | 15,638 mm |
全幅 | 2,500 mm |
全高 | 3,145 mm |
床面高さ |
360 mm(低床部分) (低床率36 %) |
車輪径 | 700 mm |
固定軸距 | 1,900 mm |
台車中心間距離 | 7,500 mm |
動力伝達方式 | 直角カルダン駆動方式 |
主電動機出力 | 46 kw |
出力 | 184 kw |
制御方式 | 電機子チョッパ制御(IGBT素子) |
制動装置 | 発電ブレーキ、機械式ディスクブレーキ、電磁吸着ブレーキ |
備考 | 主要数値は[1][2][3][4][5]に基づく。 |
K-1M(ウクライナ語: К-1М)は、ウクライナの鉄道車両メーカーであるタトラ=ユークがウクライナ各地へ向けて展開している路面電車車両。車内の一部が低床構造となっている部分超低床電車である[1][2][6]。
概要・運行
[編集]2001年から製造が行われたタトラ=ユーク(Татры-Юг)製の路面電車車両・K-1を基に開発が行われた車両。最大の特徴は車体中央部、車内のうち35 %が床上高さ360 mmの低床構造に改められている事で、これにより中央扉からステップを介する事なく乗降が可能となっている。また、安全性を確保するため車内・車外に監視カメラが設置されている[1][2][6][3]。
それ以外の車体構造(全溶接式構造の鋼製車体、片運転台のボギー車)はK-1と共通であり、電気機器についてもK-1と同様にウクライナ各企業が製造した部品が用いられ、制御装置は電機子チョッパ制御方式(IGBT素子)に対応している。これにより、他社が展開していた超低床電車や部分超低床電車より安価での購入が可能となっている他、連接車では輸送力が過剰となる路線にも適している[1][2][3][7]。
製造は2012年から行われ、2020年現在ウクライナの3つの都市に導入されている[3][4][5]。
K-1M 導入都市一覧[3][4][5] | ||
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都市 | 導入車両数 | |
キーウ (キーウ市電) |
8両 | |
オデッサ (オデッサ市電) |
1両 | |
マリウポリ (マリウポリ市電) |
1両 |
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d “K-1”. Tatra-Yug (2015年8月6日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ a b c d “Трамвайный вагон К-1М”. Tatra-Yug. 2014年9月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月8日閲覧。
- ^ a b c d e Александр Вельможко (2015年12月18日). “В Одессу привезли новый трамвай (ФОТО)”. Одесский Курьер. 2016年4月23日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年5月8日閲覧。
- ^ a b c “В МАРИУПОЛЬ ПРИВЕЗЛИ НОВЫЙ НИЗКОПОЛЬНЫЙ ТРАМВАЙ К1М”. Объявления (2016年2月7日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ a b c “К-1М”. Ретро-трамвай — петербургская классика. 2020年5月8日閲覧。
- ^ a b “Украинский производитель с одесскими корнями собирается представить две модели низкопольных трамваев”. Пассажирский Транспорт (2018年9月15日). 2020年5月8日閲覧。
- ^ “Украинские производители электротранспорта используют тяговые электродвигатели, которые выпускают в Харькове”. Пассажирский Транспорт (2019年4月2日). 2020年5月8日閲覧。
外部リンク
[編集]- タトラ=ユークの公式ページ”. 2020年5月8日閲覧。 “