It Takes Two (ゲーム)
ジャンル |
アクションアドベンチャーゲーム プラットフォーム・ゲーム |
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対応機種 | |
開発元 | ヘイズライト・スタジオ |
発売元 | エレクトロニック・アーツ |
ディレクター | ジョセフ・ファレス |
人数 | 2人 |
発売日 |
Win, PS4, PS5, Xbox One, X/S 2021年3月26日 Switch 2022年11月4日 2022年11月5日 |
対象年齢 |
CERO:B(12才以上対象) ESRB:T(13歳以上) PEGI:12 |
エンジン | Unreal Engine 4 |
売上本数 | 1000万本[1] |
『It Takes Two』(イット・テイクス・ツー)はヘイズライト・スタジオが開発し、エレクトロニック・アーツが2021年3月26日に発売したアクションアドベンチャーゲームである。本ゲームはオンラインまたはローカルでの2人協力プレイ(Co-op)専用であり、物語を重視していることが特徴である。対応プラットフォームはWindows、PlayStation 4、PlayStation 5、Xbox One、Xbox Series X/S、Nintendo Switch。また発売当初、Switch版のみ日本語吹替があり、他機種では日本語字幕のみ対応していたが、2022年12月3日に日本語吹替に対応した[2]。
また、オンラインでの協力プレイについては、1人がゲームを購入すると、「フレンドパス」を用いてもう1人を無料で招待することが可能である。
ゲーム内容
[編集]本作は『It Takes Two』(2人必要)という名の通り、2人協力プレイ専用タイトルであり、協力プレイに重点を置いて設計されている[3]。その協力プレイをオンラインで行うには、1人がゲームを購入し、2人目は「フレンドパス」を使うことで無料でゲームをダウンロードできる。なお、このとき2人のプラットフォームが同じブランドである必要がある(例えば、PlayStation 5とPlaystation 4は一緒にプレイできるが、PlayStation 5とPCは一緒にプレイできない)。オフライン(ローカル)での協力プレイも可能である[4]。
2人のプレイヤーは、魔法によって人形にされ不思議な世界に閉じ込められた離婚間際の夫婦であるメイとコーディを操作し、元に戻るために冒険を開始するという設定である[5]。本ゲームは、いわば「ストーリーとゲームプレイの融合」である。ディレクターのジョセフ・ファレスによれば、ストーリーとゲームのメカニズムは特につながっていて、プレイヤーがストーリーの一部分として物語を体験できるようになっている[3]。クリアまでの時間は一般的に14時間が想定されているという[3]。
登場キャラクター
[編集]- メイ
- 声 - 山本亜衣
- プレイヤーキャラクターの一人。エンジニアの仕事が忙しく、休日出勤が当たり前になっている女性。完璧主義な性格で、夫のコーディと衝突することが多い。離婚することを娘のローズに打ち明けた後、意識が木製の人形に乗り移ってしまう。
- コーディ
- 声 - 高瀬泰幸
- プレイヤーキャラクターの一人。メイの夫。専業主夫をしているが、性格はおおらかでいい加減。離婚することをローズに打ち明けた後、意識が粘土でできた人形に乗り移ってしまう。
- ローズ
- 声 - 雪深山福子
- メイとコーディの娘。両親から近く離婚することを打ち明けられ、物置小屋にあるDr.ハキムに二人の仲直りを祈った。メイたちが乗り移った人形も彼女が作ったもの。ゾウのぬいぐるみのキューティーを大切にしている。
- Dr.ハキム
- 声 - 蓮岳大
- ローズが購入したという自己啓発本。表紙には「愛の本(Book of love)」と記されており、本人曰くベストセラーになったらしい。人形となった二人のもとに現れ、共同作業をして仲直りをするよう迫ってくる。
評価
[編集]レビューサイトのMetacriticでは、PC版は「Generally favorable reviews(概ね好意的なレビュー)」と評価されている[6]。The Game Awards 2021では「Game of The Year」「Best Family」「Best Multiplayer」の3部門で受賞した[7]。第25回DICEアワードでは「Game of the Year」「Outstanding Achievement in Game Design」の2部門で受賞した[8]。
売上
[編集]発売から1か月足らずで100万本を売り上げ[9]、2021年4月にはSteam週間売上ランキングで1位を獲得した[10]。2022年7月には売上が700万本を突破したことが発表された[11]。
脚注
[編集]- ^ “レイジーなラブコメ協力アクション「It Takes Two」の販売が遂に1,000万本を突破”. doope! (2023年2月3日). 2023年2月3日閲覧。
- ^ Fujiwara, Hideaki (2022年12月3日). “人気協力アクション『It Takes Two』が全プラットフォームで日本語音声に対応。2人の冒険を吹き替えで楽しめる”. AUTOMATON. 2022年12月3日閲覧。
- ^ a b c “「ゲームは映画を超える深い影響を与える作品を生み出せる」映画監督からゲーム開発に転身したジョセフ・ファレス氏の最新作『It Takes Two』インタビュー”. ファミ通.com (2021年3月25日). 2021年3月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月30日閲覧。
- ^ “「It Takes Two」フレンドパス”. Electronic Arts Inc. (2021年3月26日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “「It Takes Two」ゲーム概要”. Electronic Arts Inc. (2021年2月23日). 2021年4月30日閲覧。
- ^ “It Takes Two”. Metacritic. 2021年4月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月30日閲覧。
- ^ Posted 2021年12月10日14:16, by片岡龍一 (2021年12月10日). “The Game Awards 2021のGOTYは『It Takes Two』!部門別の賞を含めると計3冠を達成”. IGN Japan. 2021年12月10日閲覧。
- ^ “GOTYは『It Takes Two』に決定! 第25回「D.I.C.E. Awards」受賞作品リスト”. GameBusiness.jp. (2022年2月26日) 2023年1月9日閲覧。
- ^ “『It Takes Two』が売上100万本を突破!プレイヤーがCo-opのみのゲームを求めていることを示しているとジョセフ・ファレスが語る”. IGN Japan (2021年4月24日). 2021年4月28日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月30日閲覧。
- ^ “Co-op特化アクションADV『It Takes Two』着々と順位を上げ発売初週7位からSteam週間売上ランキング1位に”. Game*Spark (2021年4月19日). 2021年4月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月30日閲覧。
- ^ “2021年GOTY『It Takes Two』が700万本突破を報告―映像化も進行中の傑作Co-opアクションADV”. GameBusiness.jp. 2022年10月23日閲覧。