ISO 31-2
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ISO 31-2は、周期現象及び関連現象に関する量とその単位について定めた国際標準化機構(ISO)の国際規格で、ISO 31の一部である。
2006年に発行されたISO 80000-3によって置き換えられ、ISO 31-2は廃止された[1]。
日本工業規格(JIS)では JIS Z 8202-2:2000 が相当する。2014年に ISO 80000-3 に相当する JIS Z 8000-3:2014 が発行され、 JIS Z 8202-2:2000 は廃止された。
定義
[編集]ISO 31-2では以下の量・単位の名前と記号が定義されている。なお、名称と定義の日本語訳はJIS Z 8202-2に拠る。
量 | 単位 | 備考 | |||
---|---|---|---|---|---|
名称 | 記号 | 名称 | 記号 | 定義 | |
周期 | T | 秒 | s | ||
指数関数的に変化する量の時定数 | τ | 秒 | s | ある量が時間の関数で表されるときのτ | |
周波数 | f | ヘルツ | Hz | ||
振動数・回転速度 | n | 毎秒 | s-1 | ||
角周波数・角振動数・円振動数 | ω | ラジアン毎秒 | rad/s | ||
波長 | λ | メートル | m | ||
波数 | λ | 毎メートル | m-1 | ||
角波数・波長定数・位相定数 | k | ラジアン毎メートル | rad/m | ||
位相速度 | c, v | メートル毎秒 | m/s | cは電磁波の位相速度に使用する | |
群速度 | cg, vg | ||||
場の量のレベル | LF | ベル | B | 10分の1のデシベル(dB)の形で用いられる。 | |
工率の量のレベル | LP | ネーパ | Np | ||
ベル | B | ||||
減衰係数 | δ | 毎秒 | s-1 | ||
ネーパ毎秒 | Np/s | ||||
対数減衰率 | ∧ | ネーパ | Np | ||
減衰定数 | α | 毎メートル | m-1 | ||
位相定数 | β | ||||
伝搬定数 | γ |
出典
[編集]外部リンク
[編集]- JIS Z 8202-2 (ISO 31-2)「量及び単位−第 2 部:周期現象及び関連現象」(KIKAKURUI.COM) - JIS Z 8202-2 は、ISO 31-2 を踏襲して策定されている。