INOMAT
表示
INOMAT(Intelligent & Innovative Mechanical Automatic Transmission イノマット)は、三菱ふそうトラック・バスが製造する機械式セミATである。1996年に三菱自動車工業(当時)が開発。自社製MTをベースに、コンピュータ制御で自動変速させるものである。主にトラックに搭載されるが、1984年発売の初代エアロスターに搭載されたバス用機械式AT「MMAT」(エムマット)の後継でもあり、バスにも搭載車種が存在する。シフトレバーは三菱製乗用車のINVECSシリーズのスポーツモードA/Tに似た外観だが、Pレンジは装備されていない。積載状況などに応じて1段飛ばしで変速する機能もある。
MMAT
[編集]1984年、初代エアロスターにオプションとして搭載(標準仕様は5速マニュアル)。
INOMAT
[編集]1996年登場。停車時にクラッチ操作が必要。
- 搭載車種
INOMAT-II
[編集]1997年に東京モーターショーで参考出品、路線バス車両の2代目エアロスター(ニューエアロスター)で市販化された。発進・停車時のクラッチ操作が不要。2ペダル式である。成田国際空港のターミナル循環バスとしても採用された。
- 搭載車種
- 5速
- エアロスター(2代目・ニューエアロスター)
- キャンター
- キャンターエコハイブリッド
- 6速
- キャンター
- ファイター
- 7速
- スーパーグレート
- 12速
- スーパーグレート
- 5速
同業他社の類似システム
[編集]→「セミオートマチックトランスミッション § バス」、および「セミオートマチックトランスミッション § トラック」も参照