HCディナモ・モスクワ
DYNAMO ДИНАМО | |
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呼称/略称 | ディナモ |
愛称 | ベラ・ガルビエ(白と青) |
チームロゴ | オオカミ |
所属リーグ | KHL |
カンファレンス | ウエスタン |
創設年 | 1946 |
チーム史 | |
本拠地 | モスクワ |
アリーナ | VTBアイスパレス |
収容人数 | 12,100 |
チームカラー | |
運営法人 | VTB BANK[1] |
代表者 | アンドレイ・サフロノフ |
ヘッドコーチ | ウラジーミル・ヴォロビヨフ |
優勝歴 |
11回 1947,1954,1990,1991, 1992,1993,1995,2000, 2005,2012,2013 |
ファイナル進出 |
12回 (1947,1952,1953,1954,1957, 1967,1969,1974,1976,1990,1992,2016) |
永久欠番 | 3, 11 |
公式サイト | http://www.dynamo.ru/ |
HCディナモ・モスクワ(ロシア語: Хоккейный клуб Динамо Москва, 英語:Hockey Club Dynamo Moscow)は、ロシア・モスクワを本拠地としているアイスホッケークラブ。現在はKHLのウェスタン・コンファレンスに所属する。2010年にHC MVDと合併された。 旧ソ連の時代を含め11回の優勝歴を持つ。2012年と2013年のガガーリン・カップ覇者。
ディナモ・モスクワはアイスホッケーの他、サッカー、バスケットボール、女子バレーボールも強豪となっている。 (※FCディナモ・モスクワはシーズン2015/16をロシアプレミアリーグ最下位で終了し、創設以来初めて2部に降格した。[2] )
沿革
[編集]アイスホッケークラブ・ディナモは1946年11月22日に創設された。 ディナモはソ連で最初のアイスホッケークラブでもある。 1946年12月22日、ディナモはクラブとして最初の公式戦を行い、ヴォドニク・アルハンゲリスクに5対1で勝利を収めた。 ソ連リーグの創設最初のシーズン1946/47にディナモはソ連で最初のチャンピオンになった。
ディナモが次にソ連チャンピオンとなったのは1953/54年のことで、この時の監督はディナモのレジェンド、アルカージー・チェルニショフであった。
3回目にリーグ優勝を果たしたのはソ連崩壊直前の1990年のことで、1954年以来36年ぶりの優勝となった。
ロシアスーパーリーグ
[編集]90年代はディナモの黄金期で、1990年から1993年まで4年連続でリーグ優勝を成し遂げる。 1995年にも優勝したが、この時はソ連リーグではなくIHL(インターナショナル・ホッケーリーグ)の優勝だった。
2000年にディナモは5年ぶりのリーグ優勝を達成。この時チームを率いていた監督はかつてディナモの選手だったジネトゥラ・ビリャレディノフであった。
シーズン2004/05は特別なシーズンとなった。NHLのロックアウトのために多くの海外の選手がロシアに渡航し、ロシアリーグに加入した。 デトロイト・レッドウィングスに所属するパーヴェル・ダツュクはディナモに入団し、活躍を見せた。また、この時のディナモにはNHLに移籍する前のアレクサンドル・オベチキンが在籍しており、リーグ優勝を果たす大きな原動力になった。
KHL
[編集]2008年にロシアスーパーリーグを母体としてKHLが発足すると、ディナモはそのままKHLに加入。ウエスタン・コンファレンスに所属し、リーグ全体の強豪としての地位を占める。
- 2010年4月30日、ディナモはホッケークラブHC MVDと合併。チーム名はディナモを引き継いだため、HC MVDは解散した。
- シーズン2011/12と2012/13にガガーリン・カップで2連覇を成し遂げた。
- シーズン2013/14は定期試合を首位で終了したが、プレーオフでは第1ラウンドでロコモティフ・ヤロスラブリに敗れた。
- シーズン2014/15から2016/17は、3期続けてプレーオフの第2ラウンドでSKAサンクトペテルブルクに敗れ、ファイナル進出を逃している。[3]
KHLの成績
[編集]Note: GP = Games played, W = Wins, L = Losses, T = Ties, OTL = Overtime/Shootout Losses, Pts = Points, GF = Goals for, GA = Goals against
シーズン | GP | W | L | OTL | Pts | GF | GA | ディヴィジョン順位 | トップスコアラー | プレーオフ |
2008/09 | 56 | 27 | 17 | 2 | 100 | 184 | 143 | チェルニショフ2位 | Dmitry Afanasenkov (35Pts: 19G, 16A; 56 GP) | 準決勝敗退, 2–4 (アクバルス・カザン) |
2009/10 | 56 | 28 | 16 | 3 | 101 | 166 | 151 | ボブロフ2位 | Mattias Weinhandl (60Pts: 26G, 34A; 56GP) | 準々決勝敗退, 1–3 (HCスパルタク・モスクワ) |
2010/11 | 54 | 28 | 16 | 4 | 96 | 149 | 131 | ボブロフ1位 | Konstantin Gorovikov (38Pts: 11G, 27A; 54GP) | 準々決勝敗退, 2–4 (ディナモ・リガ) |
2011/12 | 54 | 35 | 15 | 4 | 105 | 144 | 115 | ボブロフ2位 | Marek Kvapil (29Pts: 12G, 17A; 53 GP) | ガガーリン・カップ優勝, 4–3 (アヴァンギャルド・オムスク) |
2012/13 | 52 | 36 | 14 | 2 | 101 | 150 | 115 | ボブロフ2位 | アレクサンドル・オベチキン (40Pts: 19G, 21A; 31GP) | ガガーリン・カップ優勝, 4–2 (トラクトル・チェリャビンスク) |
2013/14 | 54 | 38 | 11 | 5 | 115 | 171 | 113 | タラソフ1位 | Maksim Karpov (34Pts: 11G, 23A; 48GP) Leo Komarov (34Pts: 12G, 22A; 54GP) |
準々決勝敗退, 3–4 (ロコモティフ・ヤロスラブリ) |
2014/15 | 60 | 41 | 13 | 6 | 123 | 172 | 120 | タラソフ2位 | Kaspars Daugavins(37Pts:22G,15A;56GP) | 準決勝敗退, 1–4 (SKAサンクトペテルブルク) |
2015/16 | 60 | 35 | 17 | 8 | 105 | 167 | 126 | タラソフ4位 | Tsvetkov Alexey (39Pts:7G,32A;58GP) | 準決勝敗退, 2–4 (SKAサンクトペテルブルク) |
2016–17 | 60 | 39 | 16 | 5 | 112 | 164 | 111 | タラソフ2位 | Martins Karsums (34 Pts: 16 G, 18 A; 52 GP) | コンファレンス準決勝敗退, 1–4 (SKAサンクトペテルブルク) |
ファームクラブ
[編集]ディナモにはKHL以外にも下記のファームクラブがある。
HC ディナモ・バラシハ
[編集]HC ディナモ・バラシハはKHLのマイナーリーグに当たるスプリーム・ホッケー・リーグ(SHL)に所属する、ディナモ・モスクワのファームクラブである。[4] バラシハはモスクワ州の東部にある町で、ディナモ・バラシハの本拠地は「アリーナ・バラシハ」である。 シーズン2015/16は定期試合を全26チーム中12位の成績で終了し、プレーオフにも進出した。[5] 2015年12月28日、ディナモ・モスクワの監督だったハリス・ヴィトリンスがシーズン半ばで解任され、ディナモ・バラシハの監督だったセルゲイ・オレーシキンがディナモ・モスクワの監督に就任した。[6]
HC MVD
[編集]HC MVDは20歳以下の選手がプレーするジュニア・ホッケー・リーグ(JHL (ロシア))に所属する、ディナモのファームクラブ。[7] 2010年にディナモと合併して解散したHC MVDと同じ名前だが別のクラブである。MVDとはMinisterstvo vnutrennikh del(内務省)のことであり、かつてディナモが内務省の支援を受けていたことに由来している。 SHLのディナモ・バラシハと同じくバラシハを本拠地とする。シーズン2015/16の成績は中の下といったところで、JHLのウエスタン・コンファレンス15チーム中10位の成績でシーズンを終了し、プレーオフには進めなかった。[8]
ホームアリーナ
[編集]- シーズン2014/15が終了するまではルジニキのスモール・アリーナがホームだった。
- 2015年の春にVTBアイスパレスが完成したため、シーズン2015/16からVTBアイスパレスでホームゲームを行っている。
- SHLとJHLのファームクラブはアリーナ・バラシハをホームにしている。[9] なお、2015年12月11日にKHLのディナモ・モスクワとラーダ・トリヤッティの試合が例外的にバラシハで行われた。[10]
タイトル
[編集]国内タイトル
[編集]- ガガーリン・カップ:2回
- 2012, 2013
- ロシアリーグ:4回
- 1993, 1995, 2000, 2005
- 旧ソ連リーグ:5回
- 1947, 1954, 1990, 1991, 1992
- 旧ソ連カップ:3回
- 1953, 1972, 1976
国際タイトル
[編集]- 欧州チャンピオンズ杯:1回 2006
- スペングラーカップ:3回 1983, 2008, 2009
脚注
[編集]- ^ http://www.vtb.com/social/
- ^ http://ria.ru/sport/20160521/1437448048.html
- ^ http://en.khl.ru/standings/
- ^ http://vhl.dynamo.ru/
- ^ http://www.vhlru.ru/en/standings/regular/
- ^ http://www.khl.ru/news/2015/12/30/240315.html
- ^ http://hcmvd.dynamo.ru/
- ^ http://mhl.khl.ru/en/standings/conference/331/
- ^ http://icebal.ru/nr/at/
- ^ http://en.khl.ru/game/309/46467/resume/