Gracenote
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Gracenote, Inc.(グレースノート)は、オーディオCDの内容に関する情報によるデータベースを認可・保守する商用サービスを運営する企業である。日本法人はグレースノート株式会社(Gracenote K.K.)。前身はCDDB Inc.でありCDDBの商標・権利を保有する。
Apple iTunes Storeなどの音楽配信サービスや、ソニー、パイオニア、アルパインなどの自動車・家電製品、Samsung、Sony Ericssonなどの携帯音楽アプリケーションに技術を提供している。Gracenoteパートナー・プログラムに参加している企業は約3,000社(2010年9月現在)を超えている[1]。CDを再生することのできる多くのソフトウェアは、GracenoteのCDDB機能を利用している。
またGracenoteの有する技術の一つが自動コンテンツ認識 (ACR) である。スマートテレビ上でユーザーがどのようなコンテンツを視聴しているか、リアルタイムでデータ収集する仕組みである[2]。
本社はアメリカ合衆国カリフォルニア州エメリービルにある。2008年4月22日、ソニーのアメリカ子会社(ソニー・コーポレーション・オブ・アメリカ)が約2億6000万ドルで買収を発表[3]、同年6月2日に買収を完了した。ソニーの完全子会社となった後も、同社の事業はソニーからは独立して行われている。
2013年12月23日、トリビューン・カンパニーに売却を合意した[4]。
2017年1月、ニールセン・ホールディングスに売却された[5]。
脚注
[編集]- ^ [1]
- ^ “ニールセン、Gracenote Smart TVの視聴率データを活用した初のパーソンレベルTV DMPを発表”. Nielsen (2017年10月). 2024年12月11日閲覧。
- ^ ソニー、Gracenote買収を正式発表 - ITmedia News 2008年4月24日
- ^ “米ソニー、映像/音楽メタデータの「Gracenote」を売却”. (2013年12月24日) 2020年1月19日閲覧。
- ^ “ニールセンがグレースノートを買収。映像/音楽メタデータが行動分析に活用”. (2016年12月21日) 2020年1月19日閲覧。