GUACO
GUACO(グアコ)は、ベネズエラのスリア州マラカイボ出身のラテン・バンド・グループ。
1960年結成以降、メンバーチェンジを繰り返し、ラテン音楽界の第一線で活躍し続ける。結成当初は、マラカイボ湖畔のスリア地方で生まれた伝統音楽「ガイタ」を伝統的なスタイルで演奏し人気を博した。70年代からは当時流行していたロックンロールやジャズ、サルサ、ファンク、ボサノヴァ、バジェナートなど様々な音楽要素を取り入れた前代未聞のポピュラーミュージックを生み出した。
概要
[編集]1960年、ベネズエラを代表する名門・スリア大学の学生たちが中心となって「ロス・グアコス」として活動開始。マラカイボの伝統音楽である「ガイタ」を演奏し人気を博す。結成当初は伝統的なスタイルに乗っ取ってタンボーラ、フーラ、クアトロ、チャラスカなどの楽器で演奏していた。
しかし、70年代に入るとサルサやファンク、ジャズ、ロックなど様々な音楽要素を取り入れ、前代未聞のポピュラー・ミュージックとして新境地を開拓。1976年に発表した「マリア・ラ・ボジェーラ」が注目を浴びマラカイボから首都のカラカスへ活動の幅を広げ、80年代に入るとバンド名を「GUACO」に変更。1984年発表のアルバム『グアコ・エス・グアコ』に収録された「ウン・シガリート・ウン・カフェ」が大ヒットを記録しグループの地位を不動のものとした。
2012年に発表したアルバム『エスクルトゥーラ』はルベン・ブラデス、ルイス・エンリケ、ヒルベルト・サンタ・ロサなどの豪華ゲストメンバーを迎え、国外で膨大なセールスを記録。
ラテン・グラミー賞の「トロピカル・コンテンポラリー・ベストアルバム部門」と「年間アルバム部門」に同時ノミネートされ、さらに同アルバムに収録された「ビボ」のビデオクリップはYouTubeで公開から400万ビュー以上を記録し、世界に「GUACO」の名を知らしめる快挙となった。
これまでにチャヤン、セリア・クルス、エル・グラン・コンボ、エルビス・クレスポ、オスカル・デ・レオンなどの名だたるスーパースターたちと共演。マイアミを筆頭にアメリカの各都市、プエルトリコで開催されるサルサの世界フェスティバル、さらにはフランス、ポルトガルなどヨーロッパでのイベントにも多数出演。
2015年のラテン・グラミー賞では「ベストアルバム部門」と「トロピカル・コンテンポラリー・ベストアルバム部門」の2部門でノミネートされ、2016年の第58回グラミー賞でも「ベスト・トロピカル・ラテンアルバム部門(en:Grammy Award for Best Tropical Latin Album)」で『Presente Continuo』がノミネートされた。(英語版en:58th Annual Grammy Awards参照。)
ディスコグラフィ
[編集]アルバム
[編集]- Navidad Zuliana (Conjunto gaitero los Guacos del Zulia) - 1964
- Maracaibo Cuatricentenario (Conjunto gaitero estudiantil los Guacos del Zulia) 1965
- Festiival Gaitero (Conjunto gaitero estudiantil los Guacos del Zulia) 1966
- El Obrero (Conunto Los Guacos del Zulia) - 1968
- Maracaibo Cuatricentenario - 1969
- Los Guacos - 1970
- Guaco - 1971
- Esta gaita si esta en algo (1972)
- Bubu guaco (1973)
- Gaita a todo color con los Guacos (1973)
- No diga que no los ha escuchado ni los ha visto (1974)
- Guaco 75 (1975)
- Guaco 76 (1976)
- Grupo Guaco 77 (1977)
- Criollo y sabroso (1978)
- Guaco 79 (1979)
- Guaco 80 (1980)
- Guaco 81 (1981)
- Guaco 82 (1982)
- Guaco 83 (1983)
- Guaco es Guaco (1984)
- Guaco 85 (1985)
- Tercera etapa (1986)
- Maduro... (1987)
- Dejando huella (1988)
- Betania (1989)
- Atraccion fatal (1990)
- Guaco 90 (1990)
- Guaco 91 (1991)
- Guaco clasico I (1992)
- Triceratops (1993)
- Guaco clasico II (1993)
- Guaco clasico III - Sabroso (1994)
- Archipielago (1995)
- Amazonas (1997)
- Como era y como es (1999)
- Equilibrio (2000)
- Galopando (2002)
- El sonido de Venezuela (2005)
- Equus (2006)
- Guajiro (2010)
- Escultura (2012)
- Presente continuo (2014)
外部リンク
[編集]- 公式ウェブサイト
- GUACO (OficialGuaco) - Facebook
- GUACO (@OficialGuaco) - X(旧Twitter)