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Flower rhapsody

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『flower rhapsody』
さくらみこスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル cover corp.
チャート最高順位
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flower rhapsody』(フラワー・ラプソディ)は、日本バーチャルYouTuberさくらみこのアルバム。2024年9月25日にリリースされた。発売元は所属事務所ホロライブプロダクションを運営するcover corp.

概要

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さくらみこの1作目のアルバムであり、新曲含む12曲で構成されている。6年間の活動で見つけた「自分らしさ」と寄り添ってくれたファンへの想いがコンセプトとなっている[3]

ハイテンションで高密度なサウンドを舞台にして、ファニーなヴォーカルが次から次へと表情を変えるアルバムとなっている[4]

制作は発表の2年前から行われていたが、ソロライブと同時に発表したいという思いから、ライブが叶わなかった2023年は既存曲を中心にEPとして発表を行い、正式にソロライブを開催することができるようになった2024年まで完成楽曲を温存し、リリースに至った。一曲一曲にメッセージやテーマ性が込められている[5]

収録曲

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  • CDは数量限定盤・通常盤共通収録。
  1. SUNAO (5:54)
    「自分らしさがわからない自分」をコンセプトととした楽曲。さくらが学生時代に行ったカラオケ店で友人が歌っていたいきものがかりの「SAKURA」を好きになったことから配信でも度々歌うようになり、アルバム制作時に希望する作詞者として水野を挙げた。楽曲のコンセプトはさくら自ら企画書としているが、「素直」というテーマは水野がさくらの配信スタイルから感じ取ったものである。「SUNAO」とアルファベット表記としたのは、「SAKURA」などのいきものがかりの楽曲のファンであるというさくらとの繋がりを意識したものである[3]
    2024年10月26日有明アリーナで開催された初のソロライブのタイトル『flower fantasista!』もSUNAOの歌詞から採用したものである[3]
  2. DAI DAI DAI ファンタジスタ (3:47)
    • 作詞・作曲・編曲:じん
    さくらの「アイドルっぽい曲」という依頼を受けたじんが、配信を見ていて最大の魅力であると感じ取った、さくらの「プランがない」配信スタイル、「自然体で取り組んでいる印象」を盛り込んだ作品となっている。さくらは、結果として当初のイメージからは乖離したものの、「明るいのに泣ける曲」になったと感想を述べている[6]
  3. さくらんぼメッセージ (3:11)
    バーチャルYouTuberになる前の自分をテーマにした楽曲で、コンプレックスであった自分の声が褒められたことが現在の配信に繋がるきっかけとなったエピソードを歌い上げている[5]
  4. にゃっはろーわーるど!!! (3:21)
    • 作詞・作曲・編曲:カルロス袴田(サイゼP)
    チャンネル登録者数200万人達成を記念して制作された楽曲で、2024年4月9日の登録者数200万人耐久配信で、200万人突破と同時に公開された。これまでの配信活動で生み出した数々の名(迷)言やコールがふんだんに盛り込まれた電波ソングとなっている[7]
  5. Sakura Day's (5:16)
  6. 1135 (3:38)
    • 作詞・作曲・編曲:Medansy
    毎日11時35分(いいみこ)に35P(ファン)が自主的に「みこち大好き」とXに投稿する習慣をテーマにした曲[5]。「チュッて ギュッて チャーミング」というフレーズが印象的に使用されている。MVではアイドルグループ・iLiFE!や吉本興業所属のお笑い芸人のYouTubeチャンネルガーリィレコードのメンバー、さらにカバーCEOの谷郷元昭も登場する実写と3Dが融合した映像となっている[8]
  7. きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡ (3:43)
    2024年3月5日の「さくらみこ生誕祭」で発表された。さくらの特徴的な声質で歌い上げるサビが印象的な楽曲となっている。キノシタのさくらの楽曲への参加は「マイネームイズエリート」以来5年ぶりとなる[9]
  8. あーゆーれでぃ (2:44)
  9. イケ贄 (3:45)
    さくらみこの着ぐるみであり、さくらから離れて活動することもある「みこだにぇー」に捧げる歌となっている。活動6周年記念日である2024年8月1日に行われた企画配信『やっちゃえみこち!!すぺしゃる番組』にて発表された。やしきんは「"にぇ"(さくらの語尾「ね」が転訛した口癖)という言葉は”ニェ”という響きになり、それは頭の中から離れず残りに残り続け、いつしか"贄"となりこのような楽曲が生まれるに至りました」と述べている[10]
  10. ライクとヘイト (3:44)
    • 作詞・作曲・編曲:真島ゆろ
    明るいアップテンポな楽曲が多い本アルバムにおいて、配信者の悲哀を歌った歌詞となっている[11]。配信活動を行う上で避けることができない否定的な声を挙げる人へのメッセージ楽曲となっている[5]
  11. Re:flection (3:45)
    • 作詞・作曲・編曲:40mP
    「ライクとヘイト」とは対照的に、「自分らしさ」を教えてくれたファンに向けたメッセージを楽曲である[5]
  12. flower rhapsody (4:8)
    本作の表題曲。前述の通り全ての曲に別個のテーマやコンセプトが込められているが、本作はアルバム制作開始前にソロライブに向けて作成していた楽曲のため、テーマやコンセプトは設定されておらず、本作を骨格としてアルバムが制作された。過去の自分と向き合うと同時に「これから」についても歌い上げている[12]

外部リンク

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ミュージックビデオ

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脚註

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出典

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  1. ^ ORICON MUSIC RANKING Lab. - flower rhapsody”. ORICON MUSIC RANKING Lab.. 2024年11月17日閲覧。
  2. ^ mora 週間アニソンランキング(2024年09月23日~2024年09月29日)”. mora (2024年10月1日). 2024年11月17日閲覧。
  3. ^ a b c d 【ホロライブ】さくらみこ×水野良樹(いきものがかり/HIROBA)の対談がエモい。6年間の活動で“自分らしさ”を見つけたみこちを表現した楽曲『SUNAO』を深堀り【3連続インタビューVol.1】”. ファミ通.com (2024年10月15日). 2024年11月17日閲覧。
  4. ^ 澤田大輔 (2024年10月21日). “さくらみこ『flower rhapsody』ファニーな歌声が次から次へと表情を変えて転げ回る 水野良樹らが参加した初の全国流通盤”. Mikiki by Tower Records. 2024年11月17日閲覧。
  5. ^ a b c d e さくらみこ=ホロライブのエリート巫女アイドルVTuberが語る〈素直がいちばん〉な1stアルバム『flower rhapsody』”. Mikiki by Tower Records (2024年9月26日). 2024年11月17日閲覧。
  6. ^ 【ホロライブ】さくらみこ×じん対談。みこちの“いい意味でプランのないところ”を再現した曲『DAI DAI DAI ファンタジスタ』をがっつり語る【3連続インタビューVol.2】”. ファミ通.com (2024年10月20日). 2024年11月17日閲覧。
  7. ^ さくらみこ、登録者数200万人記念しカルロス袴田による新曲「にゃっはろーわーるど!!!」リリース”. リアルサウンド (2024年4月10日). 2024年11月17日閲覧。
  8. ^ ホロライブさくらみこ、新曲「1135」MV公開 カバー代表YAGOOらゲスト出演”. KAI-YOU (2024年10月29日). 2024年11月17日閲覧。
  9. ^ さくらみこ、ボカロP キノシタによる新曲「きゅんきゅんみこきゅんきゅん♡」配信 3カ月連続リリースも”. リアルサウンド (2024年3月6日). 2024年11月17日閲覧。
  10. ^ ホロライブのさくらみこ、新曲「イケ贄」は“みこだにぇーに捧げる唄””. ビルボード・ジャパン (2024年8月1日). 2024年11月17日閲覧。
  11. ^ 荻原梓 (2024年10月5日). “三枝明那・さくらみこ、VTuber音楽の勢いを象徴 チャート上位を賑わす個性溢れる楽曲の強み”. リアルサウンド. 2024年11月17日閲覧。
  12. ^ 【ホロライブ】さくらみこ×堀江晶太×神田ジョン対談。アルバム表題曲『flower rhapsody』はみこちの軌跡や“過去の自分に伝えたい言葉”をギュッと詰め込んだ曲【3連続インタビューVol.3】”. ファミ通.com (2024年10月25日). 2024年11月17日閲覧。